『オペレーション・ムーンライト』
小説でもあるが、シナリオシステムという観点で、お読みいただきたい。
シュガート>「マクナイト少尉!無線です。」
マクナイト少尉>「マクナイトです。」
大統領>「マクナイト少尉!ターゲットは、生死に関わらず、無力化することは、もちろんだが、
作戦行動中は、全てにおいて、諸君らチームの生命を優先してもらいたい。」
マクナイト少尉>「サー、イエッ、サー。感謝します、大統領。」
大統領>「神のご加護を。以上だ。」
マクナイト少尉>「この日を待ち望んでいました。最善をつくします。サー、大統領。」
ハートネット中佐>「全て予定通りだ、マクナイト少尉。以上!アウト!」
・・・・・・・
マクナイト少尉>「グライムズ!」
グライムズ軍曹>「あと2分です。目標が、見えてきました。」
マクナイト少尉>「ローディング!全員!・・・いいか!突入した後は、
各自の判断になる。ブリーフィングの通りだ。予定に従え!」
グライムズ軍曹>「ロープ!グリーンライト!敵の反撃無し!」
マクナイト少尉>「GO!GO!グリーンライト!」
・・・・・・・
漆黒の闇に、複数の巨大な機影が、浮かぶ。
そのうちの一機は、20m上空で、ホバリングし、周囲の警戒にあたっている。
数メートルもあるロープから、特殊部隊シールチームが、降下していく。
背に背負ったライフル・バレルの影が、まるで、忍者のようだ。
マクナイト少尉の機は、すでに、部隊全員が、展開。
大きな扉を前に集合した。いよいよ、突入だ。
そして、それは、わずか、数十秒のことだった。
「イーグル・ブラボー・・・報告。タンゴ、アルファ。ランディング成功。敵の抵抗ありません。」
一瞬の閃光・・・ボム!ボム!
フラッシュバンを、二発炸裂させると、一気に、十数名が、建物の中に消えた。
・・・・・・・
マクナイト少尉>「チーム・ヤンキー、二階に向かう。」
ブライリー>「クリア!いくぞ!」
複数の交信が、飛び交う。
ネルソン>「ツー、ダウン。繰り返す。ツー、ダウン。キル。」
デュラント>「地下、クリア!抵抗無し。」
ハーディー軍曹>「抵抗無し。クリア。」
・・・・・・・
マクナイト少尉>「ツー、ダウン。ツー、ダウン。目標と思われる。」
ハートネット中佐>「目標か?」
マクナイト少尉>「男性、一名、息がありません。女性、一名、まだ、息があります。男は、目標と思われます。」
ハートネット中佐>「チーム!全員!確認!抵抗はあるか?」
マクナイト少尉>「確認します。」
・・・・・・・
マクナイト少尉>「チーム!状況報告!」
・・・・・・・
グライムズ軍曹>「抵抗ありません。」
・・・・・・・
ハーディー軍曹>「抵抗ありません。静かです。」
マクナイト少尉>「チーム、集合!確認作業に移る。」
・・・・・・・
マクナイト少尉>「グライムズ軍曹!ピックアップの指示をしてくれ。」
グライムズ軍曹>「了解です。」
グライムズ軍曹>「タイソン!ホーガン!死体袋!」
・・・・・・・
ウィーバー作戦中将>「報告してくれ。」
ハートネット中佐>「マクナイト少尉と話しますか?」
ウィーバー作戦中将>「大統領。直接、お話しますか?」
大統領>「今は、いいよ。うまくいったようだね。君から、労っておいてくれ。」
どよめきと、歓声、ざわめくモニタールーム。
各方面に、電話をかける官邸スタッフ。
感想自由