ゆめ
本当はアイドルになりたかった
専門学校に行きたかったし
養成所に入りたかったし
歌って踊っていたかった
簡単な道じゃないのはわかってる
反対する人の気持ちも
進学させたい気持ちも
何もかも理解できると思う
冗談ってことにされて流されて
全部忘れてさようなら
わたしはひとりたっている
そんなの、勿体ない
そんなわけない
じゃあ、馬鹿なら応援してくれますか?
なまじ頭が良かったから
手を抜いても
手を抜いても
馬鹿になれなくて
手の届かない未来は消えて
残ったのはオーディションの検索履歴
夢なんて、ない方がいいんだ