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東方 夢幻界郷  作者: 聖海龍・ラギアクルス
一章.出会う二人と動き出す運命~紡ぐ絆と縁~
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002話 壁抜けと聖人達の不死計画

幻月達と出会ってから半年近く経ちました。

改まって私達の事を紹介しましょう。

…ほんと、誰に向かって話しているんだろ…。

解らないけど、取り敢えず私達の見た目を知らない人に向かって話していると仮定しよう。

まず、私本人の事からね。

私の名前は古明地さとり。誰が名付けたかは定かではないけど『私』の意識が生まれたときからそう記憶が残っている。生まれ変わりとか意味する転生とかこの身体を乗っ取った形の憑依転生とかが該当すると思うけどあくまで予想。私の記憶が今日ここまでどうなっているのかが抜け落ちているのだから。

解っていることと言えば、この世界はまだ幻想郷というものが無く、命名決闘法すらも無いので殺傷の類いが生きてあるのだ。

要は下手をすれば、私の命も危ういって意味ね。

次は私の見た目についてね。

髪は鮮やかなピンク色で所々コードのような線が私の回りにあってそれら全て血管なの。頭にはヘアピンみたいなハートの形をした物があるだろうけど、実はそれも血管みたいな物なの。…ん?どこに繋がっているって?それは勿論私の胸元にあるこの大きな目。

みんなが俗に言うサードアイ。日本語訳すると第三の目ってなるけど、そんな事はどうでも良いわね。この目で相手の心を読んだりするの。

次に服装だけど基本的には、同じ服装ですね。

ゴシックな服で配色は鮮やかな青と白がベースになっていますね。…はい。言わずもながらの子供服です。

次に私の身の回りの事。友人の『幻月』についてです。

幻月の髪は金色で長髪。原作を知っている人は判りますがかなりの違いが見てとれますね。大体長髪では無くてショートヘアー……要は短髪なんですよね。

後ろ髪には赤いリボンが一つ結ばれています。

背中にはしろいつばさが生えていて、見た目からすれば種族は天使かと誤解されますけど実際は悪魔。

珍しいタイプの種族だとか。服装は薄いピンクのワンピースを来ていて翼は物理法則を無視して服から貫通するように飛び出ているけど、脱いでみるとどこも破けていないようだからこれまた不思議。

次が最後になりますが猫のことです。

と言ってもただの猫じゃなく火車とかいう妖怪猫です。名前は『火焔描燐』とつけましたけど危うく幻月さんが飼い主に認定される所でしたけどね。

色は赤と黒の二色で構成されている猫でして尻尾の数は二本。

その尻尾の先端には蝋燭が燃える様に怪しく揺らめく炎の玉が二本在りますね。心が読めるからこそい意志疎通出来るわけでして。基本的に私と幻月さんしか聞き取れない様ですね。最近の趣味は死体を漁りにいく事らしくてその度に悉く住職さんから追いかけ回されているとか……。

ということで、改めて私達の事を知れたでしょうか?では、本編へと参りましょうか。



「………。」

「………。」


どうしてこうなったんでしょう。

私は今ある部屋へと拉致監禁されており、とある尋問を受けております。

「…まぁ、貴方の事は存じ上げております。何でも人里に降りては人間達と交流をしておられるのでしょう?」

「え、えぇ。はい。まぁ、忍ぶ程度には…」

目の前の女性が身を乗り出して此方へと寄り、口を開ける。

「ならば、話は早いです!!どうか、私達の計画に力添え頂けないでしょうか!!」

「……う~ん。」

私は首を縦には振るにも振れないのだ。

なんでこんな状況になったのかというと…。



時は数刻前に遡る……。




「じゃ、後は宜しくね?」

「えぇ。私の方も情報収集の為に人里へと出向きますので、魔界に何か進展があったら教えてくださいね?」

「うん。判ったよ。」


私達はある程度の月日を過ごして大分経った。それはもう私の方では有意義な時間を過ごしましたとも。

ある程度の地形把握と幻月と二人きりで野宿する時間もありました。その際に双方が記憶に残っている彼方の世界の情報をどのくらい持っているのかを共有する良い機会でも有りました。お陰で幻月の知識や私が持っている記憶の断片にも説明がつきましたし。

…そして、流石にずっと野宿する訳にもいかなくなりましたし……主に季節が関係して命にも関わってくるので個人的な住む場所も重要だという事も…それで、二人で自分達の家を共通目的が生まれました。

一、二ヶ月かかりようやく作れたのが、大きな木材のログハウスの様な家ですね。

キッチンとか台所、石畳の様な人間が靴を脱いで入る玄関等、出来る限り『彼方の世界の今』の人間達の生活面風景を模倣して作りましたね。

…大分手の込んだ家にはなりましたが、冬の寒さや生活で不自由な事が何一つもない様になったのは驚きました。きっと私一人では作ることもままならず誰かの家にひっそりと居候したり、木の幹にある穴をそのままつかって寝るところにしたりしたでしょうがね。







話は戻しますが私は何時も通り、妖怪である事を隠しながら人里の方に寄りました。

まぁ、いつもならそのまま生活必需品とか、なにやらを買いつつも今の里の様子を見る事をしていた所なのです。

今日に限っていつもとは違う雰囲気でありまして、その中でも挙動不審に回りを見渡しながらこっそりとある部屋へと入る人物がいまして…




「後を追ってみますか…」



私は、その人物の後を追いました。



其処では、幻想郷では宗派争いの一つとも呼ばれる偉人が一人。


聖と対する『和をもって尊しと為す』という諺を作ったとされる聖徳太子。名をば神子と呼ばれる聖人。


その偉人が一人隠れて何かの儀式をしていたのだった。


其処に先程壁をすり抜けた人物が後ろから見られていたのだ。


出会ってそうそう。


「なにもしませんので、とりあえず、神子様に気付かれる前に来てくださいな。貴女も色々と問題は起こしたくはないのでしょう?」


「すみません。よろしくお願いします。」



…そうして、冒頭に至ります。






話に聞かされた大体の内容を絞って挙げるとするのならば、神子様は不死になるための儀式をしたい。

でも、そうはさせんと先月から神子の行方を探している連中がちらほら見られた。

だから、見つかる前に儀式を無事に終わらせたい。


しかし、ながら未だに準備に手間取っている様。

其処で出てくるのごこの私。


計画を成功させる為と言わないばかりにたまたま見た神子の事で、問題を起こす前に私の事を先に此方側へと引き込んで置けば後々楽なのでは?……と思った青蛾さん…。


あ、青蛾さんと言うのは、簡単に言って壁をすり抜けて来た人物の事です。


靃青娥…と書いて、かくせいがと読むらしいです。



とまぁ、こんな感じで冒頭に至る経緯は判った筈です。


それにしても…困りました。

うーん。


まぁ、この状況ではどうしようもないですし、断ったところで此処からだしてくれる雰囲気でも無いですから。




「……はぁ。仕方ありません。どうせ、断ろうとしたのなら、…『力ずくでも』……と貴方は思っていたようですしね…それも力ずくで従わなかったら…『…口封じとして殺すしか…』……という訳なようでしたし。」



そう私が言うと青娥さんは


「…えぇ。私の心を読むとは…巷では噂の心を読める占い師のさとりと呼ばれているですね。…いえ、さとりさん。その、無理矢理な形だとはいえ、快く承諾してくださり、ありがとうございます。…詳細は後日話させて頂きますね。」



「はい。では、私はこれで、私の親友が家で待っていますので。」



私は漸く身柄を解放されて家に帰る事が出来た。


幻月はというと、少し魔界で色々とあったようですが、その話はまた後日。



私はと言うと、帰りが少し遅い位で説教し始めた幻月。


お燐はというと、

『また、やらかしたのかい??仕方無いなぁ…私も聞いてやるから、幻月?…説教の時間は半分にしておくれ』


と交渉を持ちかける。


それに応じて溜め息付き

「いいよ。」


と一つ返事。


その代わり、かなり厳しめの説教が私達を襲うのであった……。

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