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東方 夢幻界郷  作者: 聖海龍・ラギアクルス
二章.新たな記録と歴史
27/35

001話~0023話までの簡単な物語の概要~

これまでの物語をダイジェストで描いています。

また、感想を本人達二人に行って貰いました。

それに読んでない人も読みたくなるように、読んだって人も思い返せるようにしておりますので是非思い出して下さい。


一話. 目覚めるさとりは頼もしい相方を持つ。

さとり語り


目覚めたばかりの私の近くには幻月と言う名前の少女がいた。

『私の名前は幻月だよ』


その娘と意気投合し道なりに進んたんたけど、途中で妖力が切れて一歩も歩けぬ状態に。

『見誤ったわ…まさか、妖怪でも空腹になるなんて……』


…でも、其処に偶然通りかかった妖怪猫と出会って、妖力補充の為に人間の里へ行ったわ。

『お腹空いたなぁ~其処にいるお姉さん達に食べ物を別けて貰えたりしないかなぁ…』


取りあえず、挨拶代わりの一発を人間の里で歩いている一般人にお見舞いしたわ。

『…食らいやがれ!疑似スペカ!…単純(たんじゅん)飛鳥文化竜脚(あすかぶんかりゅうきゃく)』ッ!!!』

『何をやってんだいっ!??』

『はぁっ?!さとり、馬鹿なのぉっ!?』


妖力の補充とその仕方を独学で学んでその日を無事に終える事が出来たわ。




二話.壁抜けと聖人達の不死計画

幻月語り


さとりが調子に乗っていた時期だね。


話としては人間の里で神子と言う後に聖徳太子と呼ばれる有名な存在達と出会う所から始まるんだ。

『私の名前は神子だ。またの名を聖徳太子。その本人だ』

『私は太子様に仕える物部と申すものだ』

『私は蘇我。太子様に遣えるモノだ』


ただね…其処で事故があった。

壁抜けの邪仙、霍青娥(かくせいが)に見つかってしまう。

『あら?此処で何をしているんです?』


色々とあってさとりは無事に解放されるんだけど…その時発覚した出来事があってね?

『うぅ……頭がぁ…痛ぃ~……』


さとりはお酒に非常に弱かったらしくさ、たった一口飲んだだけで酔い潰れてしまったんだとか。

『さとり…大丈夫?』

『お前さん、相当やらかしたみたいじゃないか…』


…私もその時のさとりをみてみたかったかなぁ…なんてね。

…そうそう、そのときにさとりの第三の目も潰れたんだってさ。その時からお酒は飲まないって決めたみたいだよ。

『(うわぁ…見事に私のサードアイが潰れちゃってます…。あの時にお酒を飲んだからでしょうか…何がどうやってこうなったか…記憶にありませんけど…。今後絶対にお酒は飲まないわよ…こうなるのが目に見えているんだから)』




三話.姉の幻月に生み出された妹はドジッ娘説

幻月語り


私の夢が現実になった話だね。


私は原作……現在、旧作って呼ばれている東方プロジェクトの作品に出てくる姉妹の姉なんだ。

因みにメインじゃなくてイーエックスと言うステージにて登場するボスだよ。


旧作って言うのはね?

Windows版に入る前の第一作目から第五作目の事をまとめて旧作って言うんだってさ。



話を戻すよ。

その旧作に出てくる私には妹が居て、名前は夢月。

突然と夢に出てきて、その後夢から覚めると当然の如く側にいた。

『おはようございます。姉さん』


其処からはもうてんやわんやの状態で、朝食作るといって作り出すも何故かドジって焦がす寸前になったり…なにもない所で滑って転んだり…その日は色々と疲れる日だったと覚えているよ。





四話.一迅の豪風を巻き起こす山の支配後継者


さとり語り


初めて犬走君と話した日でしたね。


当時、かなり警戒されて部下の白狼天狗達を連れていたのを覚えています。

『私は妖怪の山を警備し、管理している一注。その家系の一つの白狼天狗の有力者、名を犬走颯(いぬばしりかえで)です。今回の無礼、本当に申し訳ありません。…しかし、貴女の隣にいる者の存在を確かめたかったのは事実。…失礼を致しますが、女神とされる者の隣にいる人物は…何方様(どなたさま)なのか…?』


こうなる前に温泉に浸かって私と一緒にお酒を楽しんでいたのでしょうけど、白狼天狗達の邪魔が入って途中から不機嫌だったわ。

『…私達に判らないか様に影からこそこそと…!……意図は解り兼ねるけど、折角の美味しいお酒が不味くなるわ。…いるんでしょ??天狗達っ?!』


そこから姿を表して私達に妖怪の山の傘下に入るかどうかを聞いていたけど、私は断ったわ。入ったら色々と面倒だと思ったから。

『良い誘いだとは思いますが、すみません。私達は組織に入るつもりはないです。…でもって、私達の監視をしても大丈夫ですし…。貴女には上司がいるのでしょう?…なら、其処へ行って報告しても大丈夫ですよ?』

『…最悪、追い出されるとしてもか?』

『やむを得ませんしね。その場合は大人しく違う所へ移り住みますから、私達の事は気にしないで結構ですから』

『そうか。…要件は以上だ』


楓君は根は真面目ですが、ちゃんと最善を尽くそうと努力をしてくれる好いヒトでしたよ。




五話.山を支配する者達との会合


幻月語り


あ~。確か私達が初めて妖怪の山を支配している人物と出会う話だったけな…。


最初、家前に居たんだけど、その日の前日に私が威嚇したせいで余計に警戒されてしまって…護衛が七人いる状態で迎えられたんだよ。

『…犬走だ。全く。…突然で済まないがついて来い』


当時、私はかなりふざけまくったから楓は不機嫌極まりない状態だったかもしれないね。


到着そうそう、楓は逃げるように立ち去っていった。

説明を求める様に私が言い出そうとすると、その横でその本人が答えたのだった。

『説明なら…代わりにこの私がしてやる事もないぞ?』


現時点で妖怪の山を支配している鬼の統領、伊吹童子の伊吹萃香であった。

うっかり口を滑らせてしまったさとりに代わって言い訳しようとしたけど、無駄みたい。なんだけど、その事については見逃して貰えたんだ。

『伊吹萃香さんの名前を教えたの私ですよ。…私、こう見えても情報通何です。妖怪の山と言えば山の四天王がいるとされる名所ですから』

『…へぇ。…まぁ、本当なら『そのような理由』で嘘を付く真似を私は許さないんだけど…今回はその『里の女神様』の言い分に免じて見逃してやる…けどね?…次やったら、例え里や村の女神様と謳われる奴でも容赦なく殺すからね?』


その後、何故か戦えって言われてさ、取りあえずは断ったんだけど戦えばいくらかは見返りがあるとか言われたから仕方無く了承した感じかな。


『…そうだな。先程の無礼は私と一戦してくれたら不問にしてやるぞ?お前さんたちのサポートも天狗達にさせるし、何かあった時の後ろ盾に私達もなってやる。それにお前さんが私を満足させてくれたのなら、更に良待遇としてこれからも付き合ってやる。…悪くない提案だろ?』




六話.最恐VS最凶 ぶつかる死線と両者の本気


さとり語り



この話は思い出したくは無いですが、判らない人の為に取りあえずは説明をしますね。


この話は山の支配者の萃香と里の女神様の幻月が戦う話ですね。

かなりの描写がされていて言葉にするのも躊躇われるので、簡単に。


激しい戦いの中で今の世界には無い筈のスペルカードを使用したり、幻月の切り札で分身したり等々色々とカオスな展開を迎えまして。

二人とも大技を放つ直前に華扇さんが止めてくれた所でこの話はおしまいになりますね。



七話.常闇の晩餐と八百万の秋の姉妹


さとり語り


この話は初めて妖怪のルーミアさんと秋姉妹と言う、八百万の秋の神様と知り合った話ですね。


最初に出くわしたのは、お腹を空かせたルーミアさんでした。

『お前、食べても良いのか~??』


私の腕を食べられそうになったのですが、私の家で食べるものを提供してくれると知った直後ちゃんと言うことを聞いてくれました。


その後秋姉妹と出会うのですけど、その出会い方がまさかの秋の旬を採ろうとして無いのに気付いた所から始まりましたね。


『私は秋稔子。人間の間では有名な秋の神様よ?さぁ皆、私に平服しなさいっ!!…な~んちゃってね?』

『私は秋静葉。秋の色を彩る神様よ?…私は稔子とは違って影が薄いけど知ってくれている貴方達が居てくれるだけで本当に助かっているわ!』



その日は飲めや歌えやの大騒ぎでしたよ。

で、結局私もお酒を飲んでしまい。

…結果はまぁ、判るでしょうね。

ご想像におまかせします。




八話.戦闘(うたげ)の開催 さとりと鬼と信用と


幻月語り


もう八話?早いねぇ~。

じゃ、取り敢えず話の内容をまとめよっか。


話の初めは私達二人が昨日の飲み会で二日酔いした所から始まるよ。


二日酔いのせいで色々とあったんだけど、その時にまた妖怪の山に呼び出されたみたいでさ。


取り敢えず行ってみると伊吹萃香が居てね?今度はさとりと戦いたいんだって。


仕方無くさとりが直接戦って結局はさとりは負けちゃうんだけどさ。…数の暴力って怖いって皆思うよね?





九話.さとり物語 妖怪と月の姫との密談


さとり語り


いよいよ、大きな事が始まる一歩手前まで来たようです。


私達は、この時代に起こるだろうあの出来事の中心人物と初めて出会うんですね。


始まりはその屋敷を探す所からでした。

収穫が無い日々を暮らしていたんですが、とうとうその屋敷を知っている人が通りすぎまして、その人の後を追って術により隠されている屋敷に辿り着きました。



あるゲームの主人公の様に隠密で屋敷を探索し、その人物とついに会えたんですが……

『お邪魔しまー……』

『…もうやだー!求婚してこないで!やりたくない遊びたい!魔法少女みたいに魔法でパパ〜っとしたい!キラリーンッ☆みたいに!』


……あ。




まあそんな訳、でとてつもなくタイミングの悪い時に姿を見せてしまい、最初の空気は最悪でした。



…ですが、私達の持つ前世知識を次々に御披露目していく内に、お姫様と打ち解けていきました。



結論を言えば、私達は月のお姫様を守る事を約束してその場を後にして家へと帰った感じですかね。



…ですけど、その時に有名人物の一人、藤原不比等(ふじわらのふひと)が私達を出迎え、強制連行。結局、私達の家へは帰れませんでしたが。





十話.さとり物語 決死防衛~始~


幻月語り



月のお姫様を守る事を約束したその日、私達の家へと帰ろうとしたんだけど、不比等(ふひと)っていう人から念入りに泊まっていけと言われてね?仕方無く泊まる事にしたんだよ。

でも、私もそうだけどさとりも同じ風に家の事が心配で眠れなかったんだよね。

で、結論はその家を抜け出したんだよ。

家に向かう道中で思い出したのは、私に忠誠を誓っているエリスって言う存在だね。

『幻月様。…ですけど、幻月様達が帰ってきたのにも、意味あったんですよ。…心配しない様に置き手紙するんでしょう?…私ではそう筆字を真似るとかだけは誤魔化せませんので…』


最初からこうでは無くてね…出会った当初なんかは疲れに疲れたよ…

『無礼を承知でお訊きしますけど…貴女が好きになりました!付き合ってください!!』


今となっては取り敢えず常識人になったけど、人目がつかない場所と知ると人が変わったかのようになるんだよね…どういう原理なんだか…。


んで、その後月のお姫様を守るためにあのときのメンツ…私とさとりを除いて、夢月、お燐、エリス、ルーミアの六人は来るべき月の軍勢の為に協力してくれたんだよね。





十一話.さとり物語 決死防衛 ~終~


幻月語り



この話は遂に月の軍勢と戦う話だったね。


最初月の軍勢が降りてきて月のお姫様を連れていこうとしたその瞬間に裏で繋がっていた人物の一人が離反して辺りを凪ぎ払う弓矢で攻撃を仕掛けた。

其処から開戦の狼煙が上がり、月の軍勢は地上へ攻撃を仕掛け、地上は妖怪達と結託し迎え撃つと言う正直言って滅茶苦茶な戦場になったよ。


私達は月の軍勢とは極力戦わず、お姫様を逃がす所へ注力した。




十二話.さとり物語の終わりと幻想少女


さとり語り


この話は確か月の軍勢との戦いの続きですね。


私達は月の軍勢と交戦。


そうしている内に遂に月を裏切った内通者と接触しました。

名前は地上での呼び名で呼ばれている八意永琳と呼ばれる月の頭脳です。

『私は永琳。…あくまでもこの土地、この地上での名前ね。フルネームが、八意永琳。苗字が八の意見の意。で八意と書いてやごころ。名前が永遠の永に光琳の琳と書いてえいりん。…そして、私の苗字名前共にこの地上では発言できない言葉で名乗っていたの』


非常に頭がよくて蓬莱の薬と言う不老不死の薬を作ったのも彼女でありお姫様に忠誠を誓う従者ですね。


最初は敵意剥き出しでしたがお姫様の一言で丸く収まりました。


地上へ逃げられ暫く経ち、月の軍勢は諦めて帰るその前に置き土産として地上を焼き払う原子爆弾に比例する破壊力を持つ爆弾を投下したんです。


その時、ルーミアさんは目を覚ましておらず…致命傷覚悟で必死にルーミアを守りました。


結論を言うと、幻月も一緒に守ったお陰で大事には至りませんでしたがそれでもかなりの重傷を負いましたが。

そして、その時に不比等さんも発見しました。

…助かる見込みすらない致命傷を負って…。

仕方無く心を読み、楽にして上げたのですがその時、偶然その場に居合わせた妹紅(もこう)さんが私が不比等さんに止めを刺す所を目撃。有耶無耶な思いのまま妹紅(もこう)さんは何処かへ去っていきました。


そんな気持ちの中、これも偶然なのか必然なのか…。

その道中にて名前も知らない娘が居ました。


その娘は私達が妖怪が持つ禁忌を犯してでも生きたいとその思いから私の使えない片腕を切り落としまして、その娘に食べさせました。


みるみる内に傷が塞がっていき私と同じ種族のさとり妖怪と人間の二つの種族を持つ、半人半妖となった…感じで終わりました。







十三話.平和な日々と新たな生活


さとり語り



私達がボロボロで帰って来たその日、永琳達を私達の家へと一時匿う事になりました。


その時に私の眷族となったあの娘も一緒に帰って来ましたよ。


永琳は頭が良い為、医者もやってくれました。

私は安静にしろと忠告されましたよ。


一方、私の眷族の娘はと言うと大事無いようで、寝ていればいずれ目を覚ますと言われてホッとしました。



気がつけば時間が過ぎており、永琳達は私達に内緒で何処かへと消えていたんです。今でも思うんですが、少し位、声を聞かせてから去ってほしかったのですけど…?



そうして、それから時間が経つのですが、ようやくその娘が目を覚ましましたよ。

『私の名前はこいし!!名乗って無かった!ゴメンね!!』




十四話.祝いと祝福と関係と…


幻月語り


この話は、ここで新しい仲間が加わるんだっけな。

名前は神綺とカナ。

『初めまして~♪私は神綺。幻月ちゃんに誘われて、ここ地上に遊びに来たわ~♪…魔界って場所に住んでいて、いずれ神様…になる予定よ?宜しくね?』

『幻月に誘われたから遊びにきたの。私はカナ。カナ・アナベラル。騒霊なんだけど、こんな私でも一緒に遊んでくれる幻月とはお友達なのっ♪』


神綺は旧作では魔界の神様でカナは騒霊、別の呼び方でポルターガイストって呼ばれる種族で主に博麗神社って言う場所に憑いている地縛霊なんだよね。


この二人に私が接触した事で二人には旧作には無い筈の能力が手に入った話はまた今度するよ。





十五話.《人間》達の宴会


幻月語り





この話で新たにスターサファイアと言う三妖精の一人が出てくるんだけど、その時皆で自己紹介をしたんだよ。

『フフッ。初めまして…よね?…私はスターサファイア。妖精なの。神綺さんに誘われてきちゃいましたっ♪』


完全に二次会みたいなノリで。


これ以上語る事はこの話には無かったかなって思うよ。




十六話.新たに吹く風


さとり語り


この話は…確か初めて地獄の人と邂逅した話になりますね。


最初はこいし…私が眷族にした娘ですけど、その娘と一緒に出掛けたんです。


その帰り道に偶然出会ったのがお気楽な火車の炎鼎桜って言う人物でした。

『…おぉっと、忘れていたよ。私の名前は炎鼎桜(えんていさくら)。地獄と言う場所に住んでいて毎日地上へと遊びに来ているお気楽な妖怪なのさ』





十七話.酒と肴と力の奔流


さとり語り


この話は、初めて星熊勇義さんと私が戦った話になりますね。

『アハハッ!!アイツも来ているのかい。…こりゃ、肴を楽しむ前に面白い戦いも出来そうだね。…そう言えば、お前さん。…確か、都に行ったそうじゃないか?なんか酒の席で楽しめそうな話とか聞かせてくれよ』


語るには表現が多すぎるので纏めます。


結果は私が降参して負けたんですけど…好印象を持ってくれたようでした。






十八話.さとり達の平穏


さとり語り


この話は初めて楓君が付き合っているのを明かした上に文と言う娘と繋がりを持った日でしたね。


ある日、楓君が私の家を訪ねて来てその時に明かされたのは楓君が付き合ったと報告された事ですね。

また、楓君と付き合いが長い紋と呼ばれる人物の娘が私の家へと取材しにきた感じですかね。

『おーい!何も応答が無いなら入るぞ~!』

『その通りです!!私のお母さんは実に素晴らしい新聞を作るプロでして。万に一つ、烏天狗新聞勝負で負けたことが一切無いんです。ホント自慢のお母さんなんですよ!』





十九話.暑い夏と日常


幻月語り


この話は、そうだね。初めて文のお母さんと話をしたり、映姫さんがまだ閻魔になる前の地蔵を綺麗にした後に縁を持ったその後の話になるのかな。

『これを言えば解るかしら?…どうも~♪清く正しい射命丸でぇすっ♪』

『前々から思っていましたけど食事量と一日の消費量が釣り合ってないんじゃないですか?』







二十話.酒場と新たな出会い


幻月語り


この話で、萃香さんの悩みを聞いたり、そして初めてそのお店で会う看板娘の奥田野美宵(おくだのみよい)と会ったんだよね。

『さっき萃香さんに紹介された通り、私がこのお店の店主で店員の奥田野美宵です。と言っても最近構えたばっかりの未熟者ですけど…。…でも、まあ私は座敷わらしですからヒトをもてなしたり、笑顔にするのが趣味ですし…』

『…方法は無いもんかねえ…このままだと他の鬼も人間に不信感を抱いちゃってシャレにならない事態になりそうだよ……』



二十一話.人間と妖怪の境界 上


幻月語り


この話は妖怪の山が襲撃される上に私達まで被害が出てしまう…飛んでもない争いの話の始まりだったかなぁ…思い出したくもないよ。

『俺が聴いた感じだと、妖怪なら問答無用らしい。それだけじゃなく妖怪と共存している人間すら…場合によっては……』




二十二話.人間と妖怪の境界 下


幻月語り


この話は妖怪の山で起きた事件の続きだね。

ほんとあの巫女達には苦労させられたよ!もぅ!

『次から次へと……クズが…!此方は忙しいんだよっ!早く逝きなぁっ!!!』

『お前が張った結界を大人しく解除すれば、少なくとも命だけは助けてやろう。…そう言ったらお前はどうする?』




二十三話.人間と妖怪の境界 後


さとり語り


この話は私がさとり妖怪とばれた当日の話ですね。


これは仕方ない事です。元より覚悟を決めておりましたので。

『おいおい、気をつけなよ?こんなところでおかしくなっちゃあ、助けられたこっちが浮かばれねえよ…』

『…その、やっぱり、他の人たちが怖いの?』

『えぇ、怖いです。そして、大嫌いですよ』


そうして、私達の物語は急激に色々と変わっていくのだった…




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