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東方 夢幻界郷  作者: 聖海龍・ラギアクルス
開幕 物語の始まりと歴史
2/34

000話 ~平穏な日常と紡ぐ未来の先へ~

ハーメルンというサイトにも投稿しております。

気紛れに投稿する予定なのでよろしくお願いします。

ちなみにこの話はまだ物語では有りません。

次の話から物語が始まります。

ここは、幻想郷。忘れられたモノがここへと訪れ、異変を起こし、それをこの幻想郷を管理する巫女が全てを解決する世界。

幻想郷の中心に住んでおり、その住人全てに好かれる天才肌を持つ巫女。

その巫女の腐れ縁でライバルの白黒の魔法使い。

紅白の巫女を途中まで育てあげた義理の母親の妖怪、今では異変解決者の一員となった地底世界の主。

白黒の魔法使いの義理の親となり、独り立ちするまで育て上げ、今でもその魔法使いの師匠兼母親として地底世界の主と友好的な関係を築いている可愛い大悪魔。

その四人が筆頭としてこの世界に起きた数々の異変を解決に導いていった。


その内の二人、現在の紅白の巫女と白黒の魔法使いが出会う少し前、紅白の巫女と大悪魔に地底の主の三人で二つの異変を解決したのだった。


異変解決の初陣として挙げられるのは

『地獄と魔界の両板挟んでの幻想郷へと侵攻が始まる【魔獄境界異変】』からである。

(【魔獄境界異変】=【冥剣怨呪異変】&【魔天廻郷異変】)

其処から始まって・・・・・・


『亡霊の再復讐【怨霊複念異変】』

『夢幻館から幻想郷への実害的な嫌がらせ【幻妖執夢異変】』

『夢幻空間の夢幻姉妹との再会【夢幻邂逅異変】』

『直接的な魔界からの干渉【創魔神略異変】』

『幻想郷中に願いが必ず叶うと言われる遺跡の伝説が広まる【夢幻遺跡伝説】』

『空が紅い霧に包まれる【紅霧異変】』

『幻想郷から《春》その物が奪われる【春雪異変】』

『同じ日が続きその毎日を繰り返す【萃夢異変】』

『永遠に夜が続き本物の月を隠される【永夜異変】』

『幻想郷全てに多種多様の季節折々の花々が咲き乱れる【映花異変】』

『妖怪の山を外の世界から来た神々に乗っ取られる【神風異変】』

『博麗神社から突如温泉と怨霊が湧き地底へと足を運ぶ事になる【地霊異変】』

『博麗神社を半壊させ幻想郷中に喧嘩を売った名を貫く天人の端くれ【天壊異変】』

『突然と幻想郷に現れた巨人の真相を掴むべく調査に乗り出す【巨人異変】』

『空飛ぶ宝船の噂の真相を掴むべく、探しだして乗り込む【星船異変】』

『神霊が急に騒ぎだし長きに眠っていた聖人が目覚める【神霊異変】』

『人々の感情が失われ皆が祭りを盛り上げ里の皆に、感情を取り戻さんとする【情失異変】』

『物達に意志が宿り付喪神化し、人々に襲い掛かる正真正銘、弱者の下克上【針姫異変】』

『四季の季節が狂いだし幻想郷各地でそれぞれの季節が訪れる【天章異変】』

『突然と始まった幻想郷各地で他人に体を強制支配される【憑花異変】』

『月面に復讐者が現れやむなく幻想郷に都を移す計画が実行されかける【月伝異変】』

『幻想郷に畜生達が現れ、同時に畜生界でも造形神が支配しようと企んだ【獣造異変】』

『幻想郷各地に黒い水が近い深くから溢れかえって止まらなくなる【血油異変】』

『幻想郷に住んでいる力有る者達の能力を無断でコピーされて売られる【虹龍異変】』

『土地の所有者が皆無になり欲溢れる者達が幻想郷各地で取り合いする【売狽獄夢】』



…と色々と普段の日常から考える事が出来ない位、様々な妖怪との戦いが合ったのだ。




私の名前は古明地さとり。なんの変哲もないただの妖怪です。

ですけど、この幻想郷の世界線での私の存在が余りにも異様に過ごしていたらしいと判ったのはつい最近改めて気付いた事だ。

親友で旧友である幻月は、幾つかの異世界へ旅に出た事があるらしくその際に幾つかの世界の霊夢や魔理沙、さとりとこいしの存在にも遭遇したと言う。

そしてその存在はこちらの辿った歴史とは大きくかけ離れている点がいくつもあるだ。それも…私がこうして博麗神社に泊まっていることも異常らしいが、それよりももっと違うのが…


「はぁ……悉く平和ね…」

と博麗神社に住んでる巫女である博麗霊夢は境内でため息混じりに呟く。

そう、博麗の巫女は本当なら私みたいな妖怪と暮らすなんて言語道断ではあります。

……でも。

「それは良いじゃ無いですか?霊夢?」

「お義母さん?うん。それは解るわよ。でも、ほら。張り合いが無いじゃない。今日は皆色々と忙しいみたいでさ?」

こんな感じで私はこの娘の母親をした事がありまして、そのお陰でこうして博麗霊夢にお義母さん呼びで慕われている訳ですが…

「いいじゃん♪最近のお姉ちゃんは働きづめで忙しかったじゃん!たまにはこうしてゆっくりしなきゃ!」

私の隣で力説たてているのは古明地こいし。

私の妹であって血の繋がった妹ではない。

ただ私は致命傷を負った少女を同族にした人物であり実際の彼女は半人半妖であり記憶も同族にした事によって薄れてはいるが微かに残ってはいるようだ。

…こうもまぁ、親しくされて二、三年位はこう呼ばれているけど、別に恥ずかしくはない。

…私が一番恥ずかしいのは、血の繋がってはおらず霊夢を事情があったとはいえ最後まで育てた義理の母親だった私を今でも霊夢からお義母さん呼びをされる事だけである。

「さとりは相変わらず無愛想なこと」

「茶化さないでくれます?」

「はいはい。ゴメンねゴメンね~♪…フフッ♪」

「反省する気一ミリも感じ取れませんけど?」

「うん。そんな気もないし実際さとりもなんとも思ってないよね?」

「えぇ。言ってみただけですがね」

私に毒舌を吐いている娘は、幻月。私の意識が目覚めた時から一緒にいる心から信用に値する友人である。彼女から生まれたもう一人の幻月もいるのだが、今回は来ていないらしい。もう一人の幻月の姿は片翼を失っており、見るに耐えない姿だと言う。本人から『幻月だけだとどちらがどっちだと見分けがつかないから片翼の私の事は影月と読んでほしい。その方が良いわ。でも、こっちの幻月がいないときは普通に幻月と読んでほしいかな?』と言っていた筈。

要は、幻想郷が滅びかけている絶望の世界の幻月。

有り得たかもしれない幻想郷の人物。もう一つの世界から単独で此方へと来たと言う。

「…誰が、来ていないと?」

「ありゃりゃ?当の本人ご登場ですかぁ…」

「…そうですね。申し訳ありません。貴方の事ですから、幻月の後ろから密かについてきていると察すれば良かったですね。」

「…良いわよ。もう。取り敢えず私もいることが伝わればそれでいいの。」

先程から拗ねている幻月と似ているこの娘は、先の説明であったもう一つの世界から来た幻月である。

性格はここの幻月に似ているが、根本的な性格が真逆である。静かな上強気にでない。相槌も打たないで静観し、事と次第では話を最後まで聞いてから問答無用でぶちのめす狂人であるのだ。ただし、その様な暴挙に至る事は無く、あくまでも自分に利益になるかどうかで判断しているらしくそれ以外の事では手は出さない様だ。

「幻月様ぁ~っ♪」

「はぁ…エリスちゃんが追い付いてきたよ…面倒だなぁ…ただでさえファン対応しているし…◯◯ちゃんラブってこういうことを言うんだなぁ…って。」

「…同感。懐かれて困るものとはこのことだね…立場は対等って私、何回も言った筈なんだけど…何にも変わってないし…」


幻月の事を追いかけ回しているのは、悪魔の中でも随一実力がある悪魔娘のエリスである。

元々は魔界に住んでいたのだが、ある時を境に幻月を見つけて以来一目惚れしてしまう。幻月は少しの間だけ魔界で待っていてと言い残し留守番を任される。

暫くだった弾もある時期にていつの間にか幻月の隣にて寝ていたという事案にて発覚するという。

兎に角お姉さん気質を持ち打つも思考は子供染みているので、扱いに困るのは問題であるものの実力は確かなようで幻月の得意な極太レーザーをいとも容易く身に付ける辺りで幻月から信頼をおける人物と見なされている様だ。


「そんな事よりも、何で皆ここに集まっている訳何です?何かイベントとか有るんですか?」

「え?なんでって、そりゃ、さとりに呼ばれたからだよ。」

「私達も同じだぜ。幻月義母さんから聞いたからついでによっただけなんだけどな…面白そうな話が聞けるとな」

幻月。貴女は…まぁ、良いでしょう。せっかくの機会です。此処まで至るにあたる経緯を振り返りましょうか。


「…そうですね。…では、語りましょうか。私達が歩んだ長い長い歴史をその戦いを…」


この幻想郷が出来るずっとすっと前の昔の話。時は私と幻月が出会った日に遡る。


……私達とその紡がれた歴史達を振り返りましょうか。





☆東方夢幻界郷~紡がれたもうひとつの物語~☆


~始まりの幻想歌 ~開幕~



★序幕★ ~終~

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