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番外編 決意した鮮血公

番外編思いついたので書いてみました

若き日のフリードリクスは迷っていた



この国を腐敗から救うのは貴方しかいないと女神イリスに言われたのだ。


この国を守らないとたくさんのしあわせが失われる。


腹をくくろう。これからの冷酷な私を見せたくない。



付き合っている令嬢とも別れた。来世幸せになろう!



泣いた、3日間泣いた。



イリスは横で黙って見ててくれた。



さぁ、最後の迷いを断ち切ろう




「イリス様、名前を変えようと思います、フリードリクス・リーズベルトからフリードリクス・ブラッディロードに。」



「えっ」



「ですから名前を」



「そこはわかるわ、なんて名前?」



「ブラッディロード、血塗られた道。これからの私にピッタリてはありませんか!」



キラキラの目で話すフリードリクス




「えっ、厨二病?」



こわ!まじめな子やと思ったのに!



「ちゅうに??びょう?なんですかそれ??」



「悪いことは言わないわ、あなたのために言うけどやめときなさい。後で泣くことになるわ」



「泣く???え?なんで??」




かっこいいのに...



「言うことを聞きなさい!私が考えてあげる」



「女神様自ら命名!!!光栄です!」



キラキラした目で見てくるフリードリクス


「うーん、レインロード、語呂が悪いわね、ロードレインでどう?」





「ロードレイン...、いい!涙の道!悲しみを乗り越えて使命を果たす!そんな意味ですね!!」



こわ!なにこの子、特に意味なんてないわ!





ふと思う




こんなふわふわした日はもう来ないのだと思うと愛おしく思う




彼はこれから心をすり減らすだろう



沢山の人を救うだろう



沢山の人を殺す決断するだろう



たくさん感謝されるだろう



たくさん恨まれるだろう



顔は平常心を保ちつつ心は傷だらけになるだろう



そう思うと今の彼に付き合うのも悪くないと思った。



「ええそうよ!あなたはこれから苦しい道をあるいていくの!苦しくてどうしょうもなくなっても大丈夫!私やネクロフィリアが貴方の罪をかぶりましょう!」



そう言って二人で笑い転げた。









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