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自己紹介とアスパラガスの花言葉

「じゃあ次は凛ね」


悠に促されると、箸を置き、気まずい空気の中、凛は自己紹介を始める、でも、どこまで言っていいものだろう?地球や日本なんて話したら不審がられてなにされるかわかったものじゃない。


「なにをドブネズミの微々たる脳みそで考えているのかわからないですの、悠がいるの、なに言ったって、私も灯も食ってかかったりしないですの、ただ、嘘をついたらただじゃ置かないですの」


闇なりの気遣いだったりするのかな?と思いながら、いろいろ考えていたわだかまりがなくなったのを感じる。


「名前は凛、18歳です、日本から来ました、これからお世話になります、好きなものは可愛い女の子、花。嫌いなものはいっぱいあるけど、一つあげるなら黒い狼。魔力もないし、武器も持てません!でも普通の人と比べて運はいいです、どうかこれからよろしくお願いします!」


頭を下げた後顔を上げると、にっこりしている悠とは対照的に闇と灯は明らかに冷めた、いや、極寒の視線を送っていた。


「なんですの、こいつ、にほん?にぼんの間違いですの?言葉もまともに話せないなんて、予想以上のド低脳ですの、しかも性癖暴露しやがったですの、可愛い女の子が好き?それは、悠のことですの?もしそうならやっぱり、害虫ですの。花が好き?それは良かったですわね、あなたの頭の中はお花畑がありそうですの」

「黒い狼?それって、このあたりに住むブラックウルフのことか?あんなの俺一人で何体でもやれるぜ、魔力がないのはわかったが、武器も持てない?なに甘いこと言ってんだ、お前、明日からこの家のこと手伝ってもらうのに、使い物になるのか?私らと同じ18歳にしては弱そうだな」


いやいや、聞いたところ、あなたたちが最強すぎるだけでしょ、と口に出さずつっこむ。


「使い物になるわけありませんの、運のいいドブネズミができることと言えば、普通のドブネズミより汚く汚すことぐらいですの」

「知ってたか、闇、ドブネズミって意外と顎の力強いんだぜ」

「あら、そうでしたの、違う呼び方を考えなきゃですの」

「もう!二人ともひどいよ、凛に謝って」


間に割って入ってくれる悠、優しいな、闇と灯からはひどい言われようだな、泣きたくなる気持ちを抑えながら、アスパラガスの味のするアスハラカスを噛み締め、アスパラガスの花言葉って無敵とか勝利だったような、この三人にお似合いの花言葉だ、最弱を選んだ私には似合わないなと考えた。

ドブネズミは汚す動物ではない、元々水分を多く取らないといけない生態であり、動物性タンパク質などを好む肉食でもあるため、必然的に下水道など汚れている人間のゴミが集まる場所を好みやすいだけである、また、手に入れた虫などを迅速に食べるため顎の筋肉が非常に発達している


ブラックウルフ➡︎この世界では、危険度なし、下級、中級、上級、厄災、天災、と上がる階級の中では中級に位置する動物である。大きさは、最大で4メートルほど。肉食である。


アスパラガスの花は5〜7月ごろに咲く、基本的によく見かける緑のアスパラガスは緑色の花を咲かせる、よく知られるグリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスは同じ品種であり、栽培方法が異なるだけ。

アスパラガスの花言葉はとても多い、無変化、耐える恋、無敵、勝利、など一律していない多彩な言葉がある。ちなみに5月25日の誕生花

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