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楓の采配と上位種

3000年・天災級モンスター、フェニックス出現。

3010年・天災級モンスター、ベルゼブブ出現。楓が女王になる。

3011年・闇が生まれる。

3012年・蒼が生まれ、蘭が親代わりになる。

3016年・蘭が四天王になる。

3017年・天災級モンスター、バハムート出現。

3019年・闇が四天王になる。蒼が聖女になる。


3017年、冬ぐらい。一気に進めます

その後闇は悠と暮らすことに同意。悠が聖女を降りることも、ハデスの助言もあって、女王である楓が承認した。

悠は、多くの国民からとても慕われており、その優しさから、まさに平和の象徴であったが故に、反対者は多かった、悠が辞めることを承認したために、圧倒的な人気を誇る楓を支持する者が半減するほどだ、だが、楓のことだ、うまくやるだろうと、楓を知る誰もが思った。


また、悠の望み通り、モンスターが少なく、人が住んでいない辺境の土地をもらい、大きな家、ある程度のモンスターを近づかないようにする魔道具の配備、これから完成されるであろう王都とつなぐワープゲート、農作ができるように整備された畑。数年後に雌牛、羊、鶏を数羽欲しいと言ったので、それも承諾された。

それらを国から授与され、多額の私金も与えられたが


「私に渡すぐらいなら、困ってる人や国のために使ってください」


と、悠はお金の受け取りを断った。5年に及ぶ任期、その栄光たる働きと比べれば、土地と家と畑と警備機械、ワープゲート、数頭の家畜、だけと言うのは、報酬としてあまりに少なかった。そのため、楓の計らいで、当面の生活補助や現聖女並みの発言力保持、なども授与された。


そして心の傷が完全に癒えないまま三ヶ月が過ぎようとした頃、事件は起こった。


グルルルル


悠と闇が一緒に野菜を収穫しようとした日、畑に向かう途中、それは森から突然現れた。


10メートルほどの大きさ、見た目は基本ブラックウルフだったが、鋭く長い爪、背中には波の形をした背びれがある、尾は3本生えていた。明らかにブラックウルフの上位種だった。

常に発動している、防護装置は、中級までなら防ぐため、上級低位以上の強さと断定できる。


「闇、あそこにある門のスイッチを入れてこれる?」


指差したものは家から100メートルほど離れた位置にあるワープゲート。


「わかったの、悠は大丈夫?」

「大丈夫、これでも元聖女だから、さあ、早く行って」


闇が走り出すと、上位種は口から氷の大きな塊を作り出し打ち出した。悠がそれを手に浮き上がった魔法陣で受け止める、直径50センチはある魔法陣に当たると、氷の塊は水になり地面に染み込んだ。

上位種は標的を闇から悠に移す、尻尾を地面に突き刺すとまた、氷の塊を口から打ち出した、難なく受け止め、水に返すが、悠の足元から3本のツララがものすごい勢いで生える。2本はギリギリかわしたが、1本が悠の左腕を貫いた。


「ぐっ」


すぐに、無効化を行いツララを水に変えると、傷口を塞ぐ、が、腕がちぎれなかったことが幸運に思えるほど穴は大きく、完治させることができない、左腕にビリビリと麻痺したような感覚が残る。上位種は尻尾を地面から引き抜く、先ほどのツララは尻尾を使った技だなと理解した。


聖女は、回復と無効化しか行えない、攻撃手段がない、そのため押され気味だった。蘭に護身用に渡された強力な魔法アイテムもあるが、家に置いてきてしまった。

と、そんな時、何かが飛んできて上位種に当たった。


ドガーーン!

グガァァァァッ!


叩きつけられた轟音と、上位種の叫び声が聞こえる。飛んできたのはハデスだった。


「大丈夫かい!悠!」


すぐに、ハデスは悠の方に向かうと、穴の空いた腕を確認し、抱きかかえた。上位種はハデスの一撃で体に大きな穴が空き絶命している。


「すぐに、蒼ちゃんの所に連れて行こう」


そのままハデスはワープゲートをくぐり、王都に向かった。


次で過去編終わり、本当に長かった、過去編はきっちり出すより、ストーリーをもっと進めて、キャラの背景がなんとなくわかる様になってから簡潔に書くべきだと思いました。正直、この小説、過去編を新しい小説として書いた方が量的に良いんじゃないかと思ったほど。裏付けの様な事をし過ぎてもダメですね。


せっかく蘭に作ってもらった道具、家に置いてきたんかい!と思うかもなんですが、本当はこの三ヶ月間の話を描き、平和ボケの様な雰囲気を作るつもりだったんですが、なくてもいけるなと思い省略。


ブラックウルフは最初主人公を食ったやつ、今回出たのはそれの亜種って感じ

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