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ワープとよぎる過去

3000年・天災級モンスター、フェニックス出現。

3010年・天災級モンスター、ベルゼブブ出現。楓が女王になる。

3011年・闇が生まれる。

3012年・蒼が生まれ、蘭が親代わりになる。

3016年・蘭が四天王になる。

3017年・天災級モンスター、バハムート出現。

3019年・闇が四天王になる。蒼が聖女になる。


3017年、バハムートが現れたあたりに少しだけ時間が遡ります

少し時間は遡り、蘭とハデス、悠は王宮で待機していた、しばらくすると蘭に見覚えのある女性が叫びながら走ってくる。


「蘭様!蘭様!」


自分の名前を叫ぶ女性、蒼を預けた保育所の園長だった。


「どないしたんや?そんな、血相変えて」

「蘭様!蒼様が消えました、突然です。扉が、緑の扉が、蒼様だけを吸い込んで、それで」


遠目に聞いていたハデスと悠も蒼の名前が上がり、反応を見せる。


「とりあえず、落ち着いてーな、蒼がどないしたって?」

「園内に突然緑の門が現れ、蒼様を吸い込みました、引き止めようとしたのですが、なにかの力で近寄ることができず」


蒼が何者かに連れ去られたと理解した蘭は平常心を失った。


「どう言うことや?誰が連れ去ったんや?園長、あんたは引き止めるってなにをした!?緑の門ってなんや、ワープ魔法なんて成功させた魔術師誰もおらんで!?」


園長の胸ぐらを掴み上げる蘭、その腕を悠が抑える。


「落ち着いてください蘭さん」

「落ち着いてくれ、蘭」

「落ち着いていられるか!蒼がどっかいってしもうた、ハデス、悠、うちはいったん天災級の警備から外れる、保育所に現場確認しに行ってくる!」

「まて、蘭、その門が本当に蒼をどこかへワープさせたのなら、人間の仕業とは思えない、君も知ってるだろう、ワープ魔法は夢のまた夢、仮説でしかない魔法だ」

「つまりなにが言いたいんやハデス!蒼を諦めろっちゅうことか?見損なったで!」

「違う、つまり、その門は、もしかすると天災級が発生させたものではないのか?と、言っているんだ」


蘭の目が赤くなる、天災級、もしそうなら、また前と同じように娘を奪われる。そんな言葉が頭をよぎる。


「すぐに戦いに行かな!」

「待て、蘭!天災級の位置はわからない、伝達があるまで待ってくれ」

「待てるか、アホ!」

「大丈夫だ、蒼の価値は今や全国民が知っている!わざわざ階級を持つ魔術師に蒼を見せ、覚えさせるために、楓の計らいで祭典も開いた、近くにいる魔術師がなんとかしのぐはず」

「その話は本当か?ハデス、信じてええんか?」


葵のことを思い出し、涙目になる蘭の背中を悠がさする。


「今度こそは大丈夫だ」


ハデスはイェスの意味の返事をする、が、内心気が気でなかった、蘭はまだ天災級を実際目で見たことはないはず、あの圧倒的な力の前で四天王でない者がどこまでやれるか不安だった。

そうしているうちに、伝令部隊が王都に到着する。


「伝令!キョウチクトウ村にて、巨大な龍のモンスターを確認、天災級の可能性が高いと思われます!」


位置を聞くとすぐに3人は杖の力を解放し、キョウチクトウ村へと飛び立った。


ワープ魔法は、リアルで言うところのタイムマシンぐらい、夢の魔法。


保育所の園長の名前は智絵ちえさん


キョウチクトウ村➡︎バハムートが現れ、交戦開始した場所

ヤエザクラ村➡︎闇の住んでる村、キョウチクトウ村と近い

今更だけど、漢字にすると、夾竹桃村、八重桜村。となる、漢字が読むの難しいかなと思ったけどこっちの方が見やすいよね

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