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潰える日常と聖女を喰らう龍

3000年・天災級モンスター、フェニックス出現。

3010年・天災級モンスター、ベルゼブブ出現。楓が女王になる。

3011年・闇が生まれる。

3012年・蒼が生まれ、蘭が親代わりになる。

3016年・蘭が四天王になる。

3017年・天災級モンスター、バハムート出現。

3019年・闇が四天王になる。蒼が聖女になる。


今回は3017年、バハムート(龍)登場です。

その日は随分と平凡で当たり障りない朝だった、闇が7歳、蒼は6歳、エトナ火山の噴火後、天災級を迎え撃つため魔法使いたちはそれぞれが持ち場で待機していた。


蘭はハデス、悠と共に王都で待機、蒼は王都内の施設に預けられ、闇はヤエザクラ村で自宅待機、親は同じくヤエザクラ村、門付近で待機、この状態が13日続き、ついに14日目、天災級が姿を現した。


時刻は14時、昼ごはんも食べ終わり、今日も来ないなと思う闇の母、今頃闇はどう過ごしてるかな?なんて思っていた。

ふと空を見上げる。雲ひとつない空、不安なんて微塵も感じさせない空だった。そんな中、遠くの空に白い雲が出始める、あの方角はキョウチクトウ村がある方だ。

雲がどんどん縦に大きくなり、向こうは雨が降っているんじゃないか?と思えるほどの積乱雲になった。


ドドドン!


大きな雷の様な音が響いた、積乱雲が黄色く光る。と同時に、積乱雲が形を崩しはじめた。


「あれって……」


20分もすると、雲の中から、羽のようなものが姿を見せた、羽だけで150メートルはある。雲がゆっくりと散り散りになり、次第に全容が明らかになる。


二枚の大きな羽を広げ、頭には大きなツノが二本、尻尾がたれ、地面についている、全長は800メートル横幅は広げた羽を入れて500メートルに達した。絵に描いたような龍、そんな姿だった。空中に翼をはためかせることはなく、目を閉じ、空中で静止していた。


すぐに、伝達部隊が王都に向かい、闇の親を含める周辺の上級、特級の魔術師がキョウチクトウ村に集まった。

特級が5名、上級が15名。あまりの大きさ。天災級モンスターを初めて見る者も多く、勝てないと、本能が各々の心の中で語っていた。


すぐに住人の避難が始まる、普段ならそれぞれの街や村にあるシェルターに入るのだが、今回の龍は全く動く気配がないため、中級魔術師が中心になって飛行魔術などを駆使して近くの村に移動を開始した。


四天王が着くまでこのまま静かにいてくれと、この場にいる誰もが願ったが、その願いは儚く、雲が散り25分ほどで龍は目を開ける。


「ゲイギョアオゴアーー!」


龍は突然聞き取れない声を発する。すると龍はなにかを探すように目だけを動かし辺りを見回した後、遠くを見つめる。王都の方角


「イツエアゴォー!」


そう叫ぶと、翼を大きく一度羽ばたかせた、途端にものすごい風圧が村を襲う。建物は吹き飛び、辺りの木々は巨人に倒されたように裂けて倒れる。特級、上級魔術師達は、シールド魔法を展開し、身を守った。


風圧がおさまると、二本のツノが光り、バハムートの胸の前に3メートルほどの緑色の門が現れる。ゆっくり開くと中から子供が1人出てきた。この場にいる全員が知っている人物。王都で女王である楓から、時期聖女と発表された少女。


「蒼ちゃん!」


闇の母が名前を呼ぶ。蒼は竜の力で空中に静止していた、気を失っているようで動くことはない。

龍は目だけ動かし蒼を確認すると、蒼に向かって口を大きく開けた。


「大変、助けないと」


闇の母が言葉を口にすると、龍に圧倒され思考を止めていた魔術師達が動き出す。

蒼を助けることの意味はこの場にいるものは全員が理解していた、今の聖女である悠でも、腕がなくなった人の腕を元に戻すことはできない、つなげるのが精一杯だ。それと比べ蒼は無くなった腕を完璧に復元することができる。


蒼は今、6歳。これから先を思えば手足がなくなっても元に戻せるようになるのも時間の問題だった。もっと言えば、死んだ人ですら生き返らせれるかもしれない。

人類にとって蒼はとてつもなく希望を与える存在だった。


すぐに特級魔術師が大きく飛び上がる。バハムートは飛び上がる特級魔術師を確認すると、羽を少し動かす、羽に無数の魔法陣が現れ、細かく鋭い氷の結晶が雨のように降り注ぐ、闇の母と1人の魔術師が前に出てシールドをはる。

氷の雨を防ぐと、龍は蒼に向けていた口を 魔術師達に向けると大きな火の玉を勢いよく吐き出した。避けようと旋回する魔術師達、避け切る前に火の玉は爆発。

シールドを各自がはるものの、爆発時の風圧で体が宙に投げ出される。

それぞれが体制を立て直すと、今度は大きな氷柱ツララが羽の上から5本現れ1人につき一本ずつ高速で追尾する。避けるものの、方向を変え、向かってくる。

避けていては埒が明かないので、各々が氷柱を破壊するため、攻撃する。破壊された氷柱は氷のカケラとなり飛び散った。


特級魔術師たちがもう一度龍を視界に捉えると、龍のツノが再び光りだす。すると、5人それぞれの魔術師の周りを囲むように複数の門が現れる。門の中は緑色、にぶく発光しており、魔法陣が描かれていた。

左右上下前後、予測できない位置から氷の矢が高速で出現する。闇の両親はシールドを貼り防いだが、他の3人の特級魔術師は常にある程度の防御魔法を展開しているにも関わらず、矢が体を貫き、地面に落ちていく。上級魔術師3人がそれを受け止める、とはいえ、体を何箇所も貫かれ、もう、助からないだろうと思えた。


「あなた!合わせて!」

「わかった!」


闇の母が大きな盾を地面と水平に出現させると、闇の父はそれを踏みつける。トランポリンのようにしなり、空へと押し出した、一気に蒼がいる位置まで上昇する。

気を失っている蒼を抱えると龍が反応を見せるよりも先に一気に急降下した。


「ギザマァー!」


龍が叫ぶ、落雷を真横で聞いたほどの声量、明らかに怒り狂っていた。龍がなんでかはわからないが蒼を狙っていることは確信できた。


闇の両親は蒼を中級魔術師に渡すと、可能な限り村や町のない場所を通り、王都に向かうように指示する。それと同時に、四天王である茜が到着した。


「上級、特急魔術師は、私の指示に従ってくれ。それにしても、とんでもなくでかいな」


茜の声に魔術師たちが声を上げる。

目の前の怒り狂う龍を見上げると、この場にいる全員、生きた心地がしなかった。


小さく呟く闇の母


「闇、お母さん頑張るから、応援しててね、大好きよ、闇」


雲のとこ、音がなって光ったと書いてます、雷は光ってから音ですよね、これは雷が落ちたわけではなく、龍が出てきて、発行したからです。


戦闘描写は難しい。茜にもう少し出る幕をあげたかったな、デレキャラみたいな感じの予定だった。さよなら茜。


作者の最近、名古屋ライブ2日目アリーナ最前列、まじか〜!名古屋両日の感想、アイマス最KOOー!あ、DJKOOファンになりました。EZダンス好きだな。

フォースの力に目覚めました、銀河を救います。ポケモンチャンピオン、ガラル地方でなりました。大会のため厳選してるが、しんどすぎる。運び屋始めました、いつも赤ちゃんと一緒です、ゴーストと戦う時助かってます。デイズゴーンではバイクに赤ちゃん積んでます。ガチャ率ゴミゲーの最近アニメやってる、フェイ、なんだっけ、グランドオー、なんちゃらで、単発8回、星5装備狙いしたら、装備0で星5キャラ2体出ました。微妙な感情。

スケート行くことになりました、人生初、心配やわ〜。大阪ライブ両日決まりました。良いね。

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