表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/50

ピクニックと姉妹の絆

3000年・天災級モンスター、フェニックス出現。

3010年・天災級モンスター、ベルゼブブ出現。楓が女王になる。

3011年・闇が生まれる。

3012年・蒼が生まれ、蘭が親代わりになる。

3016年・蘭が四天王になる。

3017年・天災級モンスター、バハムート出現。

3019年・闇が四天王になる。蒼が聖女になる。


3017年、バハムート出現前です

その日はハデス、蘭、蒼(5歳)、闇(6歳)、闇の母の5人でヤエザクラ村の近くの山にピクニックに来ていた。


蒼は5歳にして、魔力のコントロールが安定して行えるようになり、回復能力については、やはり圧倒的な才能を見せ、手がなくなるぐらいなら完全に元に戻すほどだった、その力は王都中に知れ渡り、時期聖女として大きく期待された。


ハデスの紹介もあり、歳の近い娘を持つもの同士として、闇の母と蘭は知り合い、当然、闇と蒼はお互い一人っ子と言うこともあってか本当の姉妹のように仲良くなった。


天気は朝からとてもよく、絶好のピクニック日和びより


「いやー、闇のお母さん、今日は誘ってくれておおきにな」

「いえいえ、蒼ちゃんが闇と仲良くしてくれて助かってます、一人っ子だし、村には同い年の子もなかなかいないから」


そういう二人の目線の先に、仲良く遊んでる闇と蒼の姿が目に映った。


「闇お姉ちゃん、このお花見て」


蒼は闇のことを、闇お姉ちゃん、と呼んでいる。


「この黄色い花のことなの?」

「そう、綺麗なお花」

「確かに綺麗なの」


そう言うと、闇は花を摘み、葵の髪に上手く挟んだ。


「似合ってるの、蒼」

「ありがとう、闇お姉ちゃん、大好き」


蒼が闇に抱きつく、しばらくそうして遊んでいると、森の間からハデスがカゴを背負って戻ってくる。


「みんな、お昼ご飯にしよう!魚もキノコもイノシシも取ってきたよ」


カゴには、すでに処理されたイノシシの肉、川魚や茶色の食べれそうなキノコ、山菜、などの食材が入っていた。これに家から持ってきた野菜や肉を加えて、バーベキューの食材が揃う。


「助かります、ハデス」

「いやー、体力馬鹿も使いよう、ちゅうことやな、ほら、蒼も闇もお礼言うときや」

「ハデスおじさん、ありがとう」

「ハデス、ありがとうなの」

「うんうん、君たちのような強く優しい女性のためなら、なんだってするよ、ハハハ!」


蒼と闇にお礼を言われたのが嬉しいのか、ハデスはとても上機嫌だった。


「さあ、バーベキューをしよう、僕が焼くからね、みんなたくさん食べると良い」


その後、バーベキュー用の機械を設置し終わると、ハデスが焼き始め、出来上がったものから4人は食べ始めた


「こら、蒼、野菜も食べなさいって、いつも言うてるやろ」

「やだー、野菜嫌い」


蘭が蒼の皿に焼きあがったピーマンを乗せると、食べたくないと駄々をこね始めた。その様子を見た闇は自分の皿に今焼きあがったピーマンを乗せる。


「蒼、よく見てなの」


蒼の視線がこちらに向くと闇はピーマンを食べた。


「大丈夫、美味しいの」

「ほら、闇ちゃんは美味しい言うてるで」


蒼は闇の食べる様子を見ると、


「闇お姉ちゃんが食べるなら、蒼も食べる」


そう言うと、蒼はピーマンを口に入れた。飲み込んだ後


「ピーマン苦い」


と、一言。闇は蒼の頭をなでる


「えらいの、蒼」


闇に褒められ、気分をよくする蒼。


「いやー、闇ちゃんは大人やなぁ、6歳とは思えんわ、どう育てたらああなるのか、教えて欲しいわ、闇のお母さん」

「特に特別なことはしてないですよ、闇は元から賢いですから」

「うわ、子供自慢や」


蘭と闇の母は笑い合う、蒼と闇は仲良く横に座り食べている、そんな4人を見るハデス。


「良い家族だ」

「なんか言うたか?ハデス」

「見たままを思った言葉がこぼれただけさ」

「は?変なやつやな、ハデスが変なのは元々か」

「ひどいな、蘭」


本当の姉妹でない闇と蒼、しかし、そこには本当の姉妹のような絆がハデスの目には映った。


平和ですね、次回から地獄です、人が死んんで、闇が哭く


現在、このサイトの様々な小説を読んでおります。スペースの開け方、物語の進行速度、後書き、様々なところを見て、すごいなーと思ってます。ハロウィンは緑の帽子を被って掃除機を背負い、お化けを吸引してました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ