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努力と鳶が鷹を産む

1・3000年・天災級モンスター、フェニックス出現。

2・3010年・天災級モンスター、ベルゼブブ出現。楓が女王になる。

3・3011年・闇が生まれる。

4・3012年・蒼が生まれ、蘭が親代わりになる。

5・3016年・蘭が四天王になる。

6・3017年・天災級モンスター、バハムート出現。

7・3019年・闇が四天王になる。蒼が聖女になる。


今回は3番、3011年からです

10年前、王都から馬でも5日はかかるほど遠いヤエザクラ村で、闇は産まれた。

親は父も母も四天王の次に強いとされる、全員で百人ほどしかいない特級魔法使いだった、が、父と母は天才ではなく、年に一度ある階級試験で特級になった時は、すでに30歳を超えていた。普通は、20歳前後で特級になるのが一般的、なった当初は努力の特急魔法使いと祭り上げられた。

同時に特級に認められた二人は、魔法大学からの同期で、20歳から交際を始め、30歳、特急になったときに結婚、32歳で第一子となる闇が生まれた。


闇が2歳の時


「闇ちゃん、ご飯の時間よ、おもちゃを片付けてお母さんと一緒に食べましょうね」


闇の手からおもちゃを取り上げようと母親が触ろうとした時

バキッ!

闇の持っているおもちゃが割れて、プラスチックの破片となって地面に散らばった。


「あれ?なんで急に割れたの?そんなことより、大変!怪我しちゃう」


母親が手を振ると破片は全て、宙にまい、ゴミ箱へと向かっていった。


「あ〜」


空中浮遊する破片を見ると、闇はつかもうと小さな手を握る。すると、母が空中浮遊させてる破片が地面に落ち、散らばった。


「え?今の闇ちゃんがやったの?」


いくら、杖を使わず集中してないとはいえ、魔法を発現させれるようになるのは8歳を超えてからが一般的、ましてや、他の術者の魔法を無効にするには、かかっている術、以上の魔法をかけるか、魔法陣を読み解き解読し解除しなければならない、ただ、解読できるのは聖女の素質を持った者だけ、今の母親が使った魔法でも、無効化するには少しは訓練を受けた生徒でないと無理なはず。

娘がやったことに驚く間も無く、母親は闇を抱き上げるとキラキラとした目で見つめた。


「闇ちゃんは天才!なんて賢い子なの、世界で一番可愛いし、もう、完璧!」


嫌がる闇に母親は頬ずりを繰り返した


闇は天才だった、物分かりも他の子より良く、魔力制限の腕輪も6歳になる頃には必要なくなり、無意識に魔法を使ってしまうことも無くなった。王都から、都心に移住を提案されたが、母も父もアウトドアが好きだったため、建物の並ぶ王都よりも、自然の多いヤエザクラ村に住む!と決めていた。

闇の6歳の日課は母の好きな釣りをするか・・・


「闇、釣りは楽しい?」

「うん、楽しいの、でも小さいお魚さんは逃すの」

「そうね、闇は優しい子ね」

「この、釣竿のハートマーク可愛いの」

「でしょ?闇のために作ってもらったのよ」

「ありがとうなの、大切にするの」


父と村の自衛のためのモンスター狩り・・・


「闇、怪我はないか?」

「大丈夫なの。このモンスターさんまだ生きてるの、なんか、かわいそうなの」

「そうだな、生き物を殺すというのは簡単じゃない、それがわかる闇は優しい子だ、でも、殺さなければ人が殺されてしまう、近所のおじいさんや、友達、お母さんも死んじゃうかもしれない」

「え、それは嫌なの」

「なんてな、ウソウソ、そうなってもお父さんとお母さんが戦うよ、こう見えてもお父さんとお母さんは強いんだぞ」

「お父さんの冗談、笑えないの」

「うぐぐ、すまん、母さんと似たようなこと言うようになったな」


家族でピクニックに行くなど・・・


「開けたところに出たわね、お昼ご飯を食べましょう、闇、あなた」

「お昼ご飯早く食べたい、お腹空いたの」

「今日は父さんも料理したんだ、ウインナーなんて、タコさんの形にしたんだぞ」

「焼くだけなら、私でもできるの」

「うぐっ」

「闇、お父さん朝から頑張ったのよ、褒めてあげなさい、じゃないと拗ねちゃう」

「お母さん、わかったの。お父さん、タコさんウインナーありがとなの」

「娘に気遣われるとは、複雑な気持ちだ」


このようにアウトドアが多かった。

のびのびと、幸せに、愛情をそそがれ、闇は育っていった


馬で5日かかる、という表現は、この世界では浮遊魔法を使えるのは訓練を受けた魔術師でも上位の者たちだけなので、一般人が使う馬で距離を表すことが多い。


闇の親について、名前を作るか迷ったのですが、名前をつけなくても大丈夫そうなので、つけずに行きます。その方がわかりやすいと思うので、あとは苗字とかが絡んでくるので。


魔法を無効化するには、1の力の魔法なら、2の力の魔法をぶつける必要がある、ということ。ただし、聖女の無効化魔法は力の強さに関係なく基本的に無効化することが可能。


この前、マジックショーするために、幼稚園に行ったんですが、実際の5歳を見て、6歳で闇ほどはっきり物言いするのかなと思った、が、闇は天才なので何も問題ないな、と自分の中で解決。


アウトドア、特に釣りは楽しいですね、餌をつけるのが苦手とか、釣った後外すのが苦手とか、よく聞きますが、作者的には、闇と同じで問題ないので好きです。ただ、餌を丸呑みして、たまに針が口じゃなくて、喉の奥の方に引っかかってしまってる魚が釣れる時があるんですが、あれはめんどくさい。

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