第27話〜パワーアップと欠点〜
森から出たギル達はただ真っ直ぐと伸びる道を歩いていた
勿論周りは草原しかなく寄り道したくなりそうなものも特になかった
そんな真っ直ぐな道を歩いているとぼんやりと神殿の様なものが見えてくる
地図を見ても神殿らしき物はなく、今神殿のある所を南に向かうと山に囲まれた街がある事が分かった
「なんだろう、あの神殿」
そう思いながら近づくとまるで煙のように神殿が消えてしまった
特に気にも止めずここから南にある街『ロドガロの街』
を目指すことにする
しばらく歩くと山に囲まれた街を発見する
そこは山に囲まれ、石炭や金銀を発掘する極めて栄えている街だった
〜ロドガロの街〜
装備を見るために店内に入っても金で作られた剣や防具
いかにも大男が使いそうな馬鹿でかい武器なども並んでおり、街中ではそんな大男達がゾロゾロと歩いている
「そういえばギル、この島で俺たちが見て回ってない街ってもうないのか?」
先程の地図を確認する
最初にこの島に来てからの経路を辿って今に至る所をみると他に街は無さそうだ
「この街が最後みたい」
『ふむ、この島はハズレであったか』
『だけどひとつ気がかりな事があるの』
フィーナの言う通り自分達の見たさっきの神殿が気になるらしい
『もう、他に行く当てもないし行ってみる?』
「また消えるかもよ?」
そもそも本当にあの神殿は存在していたのか、と言う疑問を持ちながらも来た道を引き返す
来た道を戻り歩いていると先程見た時よりも神々しくそこに元々あったかのように建っている神殿があった
ギル達は大きな扉を開け中に入る
すると、中には『創世神アルバレート』に伝言を伝えた
『幻想神ユフィール』が居た
始めにあった時と同じ格好をしていたからすぐにわかった
『やぁ、待ってたよ。さっきはついうっかり存在を露わにして神殿を出してしまったけどね』
さっきということは森を出てすぐの時のことだろう
『さっそくだけどギルとアリシア、私についてきてくれ』
ルビスとフィーナはギルとアリシアが戻ってくるのを待つことにする
〜一方ギル達は〜
『久しぶりだねギル、アリシア』
奥の部屋には『創世神アルバレート』が待っていた
アルバレートのすぐ横になにやらカプセル型の装置があった
『さっそくだけど君達を強化したいと思う』
何故に?と思ってしまったが理由を聞くと、どうやら天界でこの世界で魔物達を操っているものが判明したという
その正体は『破壊神ベルモール』
ただの破壊の神だから死神的な感じで死期を迎えた生き物の命を破壊する役目だったりする
が、最近鬱状態らしく何もかも破壊しようとしているようだ。
「「はっ?」」
理由の後の説明で何故、鬱状態だから世界を破壊させようと至ったのか不思議でならない、とばっちりじゃないか!と思う
『だから、そんな君らをパワーアップさせようと思う』
ユフィールとアルバレートはギルとアリシアの背中を押し、半ば強引に2つあるカプセルに入れる
「魔法じゃなくて、機械チックなんだね」
アルバレートは『細かいことは気にしないで』と言っていた
『それではスイッチオン!』ガチャン
ギュイーーーン
スイッチを入れた後アルバレートが『強くなるけどたまに欠点が生まれるから〜』と叫んだが聞こえなかった
プシュー
煙が立ち込める中ギルとアリシアはカプセルから出てくる
この時ギルはカンチョーの威力が上がり、代わりに欠点として"女性の大きな尻"を見ると無防備の尻に指を突き刺す性格になった勿論、悪気はない
アリシアはスピードやパワーなどステータス的な何かで表すと全体的に強化されたが何故かバストアップ、ヒップアップしてさらに大きくなっていた
「はっ!」
ギルはアリシアの尻を見るとすかさずカンチョーをする
ズブシャアッ!
「ッッッッ!?」
目を白目にし、倒れる
体は小刻みに震え痙攣している
『あちゃー、ギルは成功してるけど欠点が目立っちゃったね、性格が元に戻るには結構かかるかも』
アリシアを抱えルビス達が待っている入り口に向かう
アリシアが気絶している理由を話すとルビスの気迫が変わった、油断も隙もない波動がヒシヒシと伝わってくる
『じゃあこの島にはもう用はないから次の島へ行こう!』
ギル達はアルバレートに触れ、ワープする
天界でフィーナは『私はあの島だけやるって言ったんだから帰るわね』と帰っていった
ルビスは少し元の世界に帰り、街の復興や自分の信頼を高めたいと帰っていった
『はい!じゃあ最後の島『オヴェンド島』にレッツゴー!』
別れた時とあまり変わらないポンコツ女神
回復していたアリシアはイライラしてしまった──
パワーアップ系には何かしら欠点があるといい感じになるかな?ってなりました




