表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者くんと女戦士さん+α  作者: えむえむ
第2章〜まだ続くギルの冒険〜
21/36

第21話〜まさかの牢屋送り!?〜

『着いた〜!結構大きな城下町ねー』


長い間同じ場所をうろうろしていた

原因は彼女フィーナである

まさか広い草原をグルグルと回る事になるなんて

誰も思わなかったからだ


「お前のせいで無駄な時間歩かされたんだ!」


「それよりもう休もう?ずっと歩かされてもうヘトヘトだよ」


『それも良いな。宿屋を探そう、明日に備えなくてはな』


宿屋に入り、受付を終え部屋に向かう

受付や宿で泊まっている客に変な目で見られた

なんだか不気味だ


「なんかこっち見てるよ?」


『我々を物珍しく見ているのだろう、しかし魔物がはびこる世の中で旅人など珍しいものでも無いが』


部屋に入りそれぞれ自分の時間を過ごす

夜中に話し声の様なものが聞こえてきたりもするが

無視して寝る


朝になりアリシア、ギルは眼を覚ます

なにやら外が騒がしい

部屋を出ると同時にルビスとフィーナも出てきた


『なんか外で『魔王を出せ』って騒いでるけど!?』


『何故我が呼ばれる筋合いがあるのだ』


「この島の人達って、ルビスが魔物を操ってないこと知らないのかな?」


「話を聞いてみるしかなさそうだな」


ひとまずルビスとフィーナを宿屋に残し、外へ出る

町の人達が武器になりそうなもの持ち、入り口で群がっていた


「おい!そこの女戦士!この宿屋に魔王が泊まったって聞いたんだがよ、本当か!?」ワナワナ


「魔王がこんな町でなにしようとしてるんだい!?アンタ何かわからんのかい!?」ヒヤヒヤ


「早く何かしでかさない内に俺たちで殺してしまおう!」アセアセ


聞く耳を持ちそうになかった

こちらから話をしようにも会話が住人達の雑音で遮られ

声が届かなかった


そんな中、空気を読まず外に出てくるルビス

釣られて後からやってくるフィーナ


「「「ま、魔王だぁ!!!」」」


突然の魔王襲来に戸惑い慌てる住人達


どこからか駆けつけた兵士に囲まれるギル


「「「動くな!貴様!魔王とその手下だな!」」」


「そんな!僕たちはムグッ!」


反論しようとするがルビスに口を塞がれる

そしてルビスが口を開く


『あぁ、その通りだ。貴様らの言った通り魔王とその手下だ』


「ならばこい!牢屋にぶち込んでやる!」


犯罪者にされてしまった

住人達は魔王が拘束されて感極まっている

腕を縛られて歩いている時に


「何故言い返さなかったの!?」


と聞いた


『反論しても奴らは聞く耳を持たなかっただろう、それに危害はなるべく加えたくない。大人しくしていたらもしかしたら住人達も分かってくれると思ってな』


って返ってきた

魔王が捕まって感極まってる時点で住人達は分かっちゃくれないと思うのだが



〜城内 牢屋〜


ガララララ ガシャン!


「三日後に判決を言い渡す、それまでこの生活を楽しんでおくことだな」


──なんでこんな事になった


『なんでこんな事になったのよ!魔王は人間と共存しようって言ったんじゃないの!?』


「そりゃ俺たちが前居た島なら分かってくれたと思うがこの島まで情報が来てなかったから仕方ないだろう!」


『大人しく待つしかない、きっと奇跡は起こる!」


「何故わかる」


『魔王の感だ』


それから二日後の夜


「ん?なんだ?尻がスースーするな」


そんな格好で今更ですか?とツッコミしようとした瞬間


『エイヤー!』


ズドム


「ぐあぁぁぁぁ!!」


突然アリシアが尻を抑え、高く跳ね上がる


アリシアが座っていた網目状の蓋が開く

中からは男の子が顔をひょっこりと出す


「女戦士のお姉ちゃんごめんね?蓋のところで座ってて邪魔だったからカンチョーしてどかしちゃって」


「もっと違うどかし方があっただろう!」


「まぁ、さておき。にいちゃん達勇者一行だよね!」


ギルは縦に顔を振る


「おっけー!なら話は後、僕についてきて!」


出てきた穴の中に再度入っていく少年

後を追うためアリシアを起こし、順番に狭い穴の中を進む

たびたびアリシアのケツが石の出っ張りに引っかかるためカンチョーをして進んでいく


進んでいくと広い下水道内に出る

周りを確認するとそこら中に配管が通っている


「へっへへー、凄いだろ?この下水道、色んなところに繋がってるんだよ」


話を聞くに少年はこの下水道を使い町の中を自由に行き来している様だ


「お姉ちゃん達、本物の勇者一行でしょ?後ろにいるのは仲間の魔王さんだよね?」


『あぁ、その通りだ。主は小さいのにやりおるな』


「そう? あっ、ここから地上に出れば城下町を抜け出せるよ」


1人ずつ梯子を登る

梯子を上った先は井戸の外に出た

城より少し離れた井戸に出た


「あの町の人達はよそ者や元々すっごい悪な人とかに敏感なんだよ。しかも偏見が強いからあんな感じで自分達が少しでもこの人悪い人だ!って思うとみんなで騒ぎを起こすんだ」


いわゆる集団心理である

集団で行動すると周りの空気に合わせいつのまにか同じ事をしてしまう人間の悪い部分のようだ


「そうか、他の町は大丈夫なのか?」


「うん、このまま行くんだったら

カルタナの町に行きなよ!そこなら色んな種族が住んでるから安心だよ」


脱出を図り先導した少年に言われた通りカルタナの町を目指す事にする、元いた町の方ではなにやら物騒な事になっているらしく当分は立ち寄らないと思う──


最近僕が住んでいる地域でもちらほらと雪が降ってきました、体を強く持ち健康にこの冬を乗り越えましょう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ