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勇者くんと女戦士さん+α  作者: えむえむ
第2章〜まだ続くギルの冒険〜
18/36

第18話〜アルエ山のゴブリン集落〜

〜アルエ山 麓〜



「うわー、やっぱり小さいね」


小さいといっても山は山だ。

それなりの高さはある、がこの世界では1番高くない山に認定されている


「それで? 早速ここからでも見える位置に集落っぽいところがあるが」


麓からでも見える少々高めの場所に石で囲まれた場所がある


『ふむ、ゴブリン達が山の一部を平たくさせ、そこに集落を作ったのか。彼らにできるとは思えんが』


「行ってみないと分からないよ、ここから行けそうだね」


近くの洞窟から中へ入る

だが、洞窟の中は意外にも整備されていた

魔物なども現れず、洞窟と言うよりかは登山道に近かった


「以外に洞窟中はちゃんとしてるんだな」


『ゴブリン達では、ここまで出来ないはずだ。となるとオークも一緒だな』


オーク:ゴブリンと一緒に行動することが多い大きな魔

ゴブリンが考え、それを実行するオーク

今回の集落はこの二つの種族が協力したと思わ

れる

武器は丸太


「出口だ!」


『どのような性格のやつらが居るかは分からん、少し離れた場所から様子を見るぞ』


ギル達は洞窟から出て、集落が見え、身を隠せそうな岩の陰に隠れる


「どうだ? 集落の様子は?」


『見た限りでは、悪さをしそうな様子はない。むしろ皆楽しく生活を楽しんでいる』


ルビスの言う通り、集落内は物騒と言うより普通の暮らしをしている魔物も居るし、たまに人間の行商人も来たりして物を売りに来ることもあった


「正面からでも入れそうだね、ルビス行こ?」


『あぁ、これなら安心して入れそうだな』


「俺は、別の場所から行く。敵の本拠地かもしれない所に正面から堂々と行く奴がいるか?」


王直属の女戦士が何を言ってんだ、とギルは思った


「俺はあそこの壁穴から侵入する」


「じゃあ、僕たちは正面から入れたらこの集落の村長らしきゴブリンを探してみるよ」


「分かった、あとで俺も合流する。危なくなったらルビスに任せれば良いか」


『案ずるな、ギルに指一本触れさせまい』



〜アルエ山 集落〜



「なんも気にすることなく入れたね」


『やはり、この集落にはゴブリンやオーク達が居るな。しかも我らを見ても殺意を出さない、ここの魔物共はただここで暮らしているだけらしいな』


「それなら、村長がどこか聞けるね!

あの〜、この集落で1番偉い人ってどこに居るか分かる?」


ギルは近くにいたゴブリンに話を聞く


「ナンダ?オマエら、村長ならアノ家だゾ?」


「ありがとう!だってさ、ルビス」


『お前は打ち解けるのが早いな』



〜村長の家〜



「して、何用かな?元勇者に魔王様」


村長もやはりゴブリンだった

魔物だが人間の言葉を流暢に喋り、長生きなのは見て分かる


『単刀直入に言おう、お前達はアルエ城に危害を加えたりしているか?』


「いえ、そのような物騒な事は我らゴブリンとオークはしたことがありませんぞ?」


『ふむ、なら此処はハズレだったか』


「何か訳がありそうですな、私で良ければ話してくだされ」


カクカクシカジカ


「ふむ、アルエ城で危害を加えているゴブリン種が居ると、さすれば我らの亜種族である『ホフゴブリン』か『ホブゴブリン』ですな」


なんで微妙に間違えそうな種族名にしたのか

軽く風評被害に合いそうだな


「ホブゴブリンは森を好み、そこで集落を作り、ホフゴブリンは水辺の近くに集落を作ります。危害を加えるのはそのどちらかでしょう」


『ありがとう村長、役立つ情報に感謝する』


〜一方、その頃アリシアは〜


「ナンダコイツ!コンナトコロデツッカエテヤンノ!」


「ホントダ!ダイジョウブ?クルシクナイ?」


「オイ!反対側ニキテミロヨ!オモシレェゾ!」


ゴブリンの子供達に囲まれていた

やはりアリシア自分の尻の大きさを理解してないのか、大抵の場合つっかえてしまい動けなくなる


「ウワァ、ナンダコノデカイケツ!」ペシペシ


「おい!コラ、クソガキゴブリン共!変なことしたらタダじゃあかねぇぞ!」


「ウルセェ!コレデモクラエ!」指を構える


ズブ!ズシュ!ズン!


「んにゃああああああ!?」


その後、アリシアの悲鳴で駆けつけたギルとルビスにより、無事救出され赤っ恥をかくアリシアであった──

ゴブリンって仲間になれば頭いいし、素早いから盗賊みたいなポジションになるよね、イタズラするけど

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