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勇者くんと女戦士さん+α  作者: えむえむ
第1章〜世界の平和のために〜
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第1話〜いたずらっ子が勇者になる〜

  ここはアルエ城の王の間。


  そしてアルエ王と話しているのはこれから旅立つ勇者ギル。


「それでは無事、魔王を倒して来るがよい!

  勇者ギルよ!」


 唐突に言い渡されたギルは元気よく答える


「分かったよ! アルエ王! 魔王を倒して来るよ!」


 と言い、早速ギルは城下町へと走っていった。


「アルエ王、あんな子供に魔王退治をお願いしてよろしいのですか?まだ10歳だというのに⋯⋯」


 兵士たちが心配するのも無理はない。ギルは悪戯好きの普通の子供と何も変わらないのだから。


「心配はいらん、ちゃんと勇者の為に強い戦士を呼んでおいた、今頃酒場で話をしているだろう。」


「なら良いのですが⋯⋯」


 その女戦士の事も知っている兵士たちは余計ギルの事を心配するのだった



 〜酒場にて〜



「お?あいつが勇者か! なんだかえらくちっこい勇者だな!」

「そりゃそうだよ、ただの悪戯っ子が急に勇者だ!なんて言われたからな。勇者の血は流れてるらしいがよ」


  周りでは酒を飲んでる大人たちが沢山居た

 昼間だというのによほど酒が好きなのだろう


  そして今、目の前に居るのが王様が呼んだ女戦士アリシアだ。髪色は紫色で顔の頰には戦ったために出来た古い傷があったがすごく綺麗な女性だ


 しかし──


「へぇー、てめぇが勇者ギルか! こんなちっこい奴と一緒に旅させられるのか! まぁ、せいぜい足は引っ張るなよ!」


 悪態をつきながら、でかい声で喋るアリシア


  この人はとにかく気が強い、戦士として育てられたが故なのか。せっかくの顔も台無しだ


「そ、そんなこと言わないでくださいよ、僕だって急に勇者なんて言われても戦ったことなんて一度もなかったですから⋯⋯」


  いくら、悪戯好きなギルでも初対面の人には礼儀をわきまえる


「だろうな、そんな装備着てるから尚更心配になるぜ!」


 馬鹿にするような物言いで煽る


  勇者の服は最初に装備してる一般的な服だが、一方アリシアの装備はビキニアーマーと呼ばれる女性用の鎧を纏っている

 

  アリシアのビキニアーマーも同じように肩、胸、腰横、膝だけに防具を付けている、下着は赤色のビキニだ、何故か胸には下着を着けないらしい


「じゃあ、とりあえず一緒に冒険するということで早速、次の街に──」


 早速旅に出ようとすると、アリシアはこんな提案をする


「ダメだ、まずはこの近くの洞窟にいる魔物を倒しに行くぞ」


「どうしてです?」


 アリシアの言葉に意味を尋ねるとアリシアのかわりにバーテンダーが答える


「そこの壁にクエスト表って言う、張り紙が貼ってあるんだ。それをクリアして依頼主か私に報告すると報酬が貰えるわけさ」


 そして、またアリシアは煽るように


「その報酬ついでに、お前の力量を見させてもらう為でもあるが、ほとんど俺一人で済みそうだけどな!」


 と、馬鹿にしてくる

 アリシアの発言にムッとしつつも気持ちを我慢する


「じゃあ、とりあえず準備をするか。マスター!

 勇者が代わりに払うからな」


「はい!?」


「そうか、ボウズ800Gだ」


  そう言われて渋々とアルエ王から貰った軍資金1000G払う


「ほらお釣りだ、200G。ボウズも気をつけろよ?あの姉ちゃん怒らせると怖えぞ?まだ20歳とは思えないぐらいの怪力だから」


  バーテンダーと話をしていると準備を終えたアリシアが戻ってきた


「行くぞ、ちっこいの! さっさと行かねえと誰かに先を越されちまうかも知んねぇからよ!」


「は、はいー!」


  こうして勇者ギルと女戦士アリシアの冒険は始まったのである──

自分が好きだった『女神の肛門を穿て』を見て書くに至った訳ですがこれからちゃんと完結させられるか心配ですw

途中で投げ出さないように頑張ります!

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