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生活モニュメント[8]

作者: 袋小路 めいろ

僕は星を見て

泣いてしまうのです

過去の光は

僕を自分自身の過去へ

還してしまうから



あの時の笑顔

手を繋いだ事

幸せな時間

阿吽の呼吸

抱き合った事

優しさの唇

太陽みたいに

今でも

光 輝いて

僕はどんどん影に

なっていくのです



夜空に叫んでも

何も返ってこない

そんな事はわかっていますが

貰ったものが

嬉し過ぎて

幸せ過ぎて

ヨコシマな奇跡を

望んでしまうのです



想いは届く

出会った事は奇跡

そんな内容の

ラブソングの意味を

貴女は

教えてくれました

笑い合うことで

隣に居ることで

今までの僕は

ラブソングの意味を

実感して

いなかったのですね



夜空に叫んでも

何も返ってこない

そんな事はわかっていますが

貰ったものが

嬉し過ぎて

幸せ過ぎて

ヨコシマな奇跡を

望んでしまうのです



踏みとどまるべき想い

光はか細く

見えない

一からの

やり直し

持て余した時間

力無き毎日



それでも それでも



人は愛し合ってこそ

強くなれるのです

貴女が教えてくれたモノ

大切に 大切に

しまっているだけじゃなく

何処か誰かとの

未来の為に使います

それなら

貴女も笑ってくれる

そうだと信じられる

そんな貴女だから

好きになったのです



僕は星を見て

泣いてしまうのです

過去の光は

僕を自分自身の過去へ

還してしまうから

そんな日があっても

良いと思うのです

逆らえない時間

いつもの一人の生活

寂しさだけで

終わる人生じゃないでしょう

貴女にそう言われてる

必ず言ったでしょう

わかってしまうね

それが最後の贈り物



だから だから



少しづつ戻る力に

僕は安堵しています

こんな風に

汚い気持ちに揺らぐなんて

思いもしませんでした

綺麗に人を愛することは

難しい事ですね

貴女が笑っているなら

僕も少しづつ

あの時のように

笑えるようにしたいです

全ての

巡り合わせに

奇跡みたいなモノに

笑顔で

ありがとう

言えるように











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