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リベレーター ~俺の力は最弱最凶?!  作者: レナン
1章 さよなら日常、こんにちわ異常
9/12

1-8 真祖の力

あれから何事も無く家に帰ってきた俺は、用意されていた晩飯を食べて、風呂に入り現在自室にいるの。

兎に角今日は色々ありすぎて流石に疲れた。

むしろ疲れない人はいないと思う。

直ぐにでも寝てしまいたいのだが、ロードに色々と説明してもらわないと寝れないな。


(なんだ盟友何が聞きたいのだ?)

「ロード、何で考えている事が分かったんだ?」

(ん?あぁ我は盟友の一部見たいなものだから考えている事くらい筒抜けだ)

明かされる新事実俺にはプライバシーというものが無いのが発覚しました。

(まぁ極力我も聞かないようには努力しよう)

「そうしてくれるとありがたい。」

(それで盟友よ。色々説明して欲しいのだったな。ならば面と向ったほうが話しやすかろう)


面と向う?俺が疑問に思っていると、急に目の前にそれは現れた。

黒いマントを羽織ったいかにも貴族って感じの雰囲気を出している男がいてたのだ。

ただし、2頭身のデフォルメされた見た目のだ。所謂ちびキャラだな。


「ロードなのか?」

「如何にも我がロードだ盟友よ。」


本人でしたか、いやー姿があると聞いたからてっきり人間サイズだと思っていたが、まさかちびキャラとは・・・・・・・。

「悪かったなこのサイズで盟友よ。」

「だから考えている事に答えるなって!!それに最初から姿だしとけば驚かずにすんだだろ!」

「あぁすまない。それは、相手に見られたら力がばれてしまうではないか、そうなると不利であろう。だから、安全なとこでしか姿は出さないこれ化身の常識だぞ?それで、何を説明すればよいのだ?」


そんな常識しらねぇよ。そうだった、結構色々衝撃的で忘れるとこだったわ。

「俺達のこの力が真祖っていうのは分かっているのだが、ヴァンパイアとどう違うんだ?」

「呆れたぞ盟友。それなのに公園で俺はヴァンパイアじゃなくて真祖だ!とか言っていたのか?」

あぁそういえばそんな事言ったような・・・・・・。


「あれは、ほらその場のノリってやつで・・・・・。」

「はぁ・・・・。まぁよい、我等真祖とただのヴァンパイアとの違いは大きな違いはあるが殆どは同じなのだ。共通の力から話すとしよう。」

「お願いします。」

「うむ。まず身体能力の向上がある。と言っても、普通の人間より高くなるってだけで、他の力の持ち主に比べると格段に低い。」


それは先の戦いで重々理解できた。あの狼男と比べるとスピードもパワーも全然違った。

「次に自然治癒力の大幅強化がある。少々の傷なら直ぐに、骨や内蔵をやられてもある程度時間がたてば完全に治る。だが、盟友の回復力は少し異常レベルだがまぁそれに特化しているのだろう。」


俺の回復力異常だったのか・・・・・・。でもまぁこれのお陰で死なずにすんだのだから良いだろう。

「そして最後に、吸血することによって他人を眷属のヴァンパイアにすることが出来る。これは伝承とかと同じだ。だが真祖の場合違う部分がある。それは、吸血と同時に相手の力を奪い自分のものに出来る。但し、最後まで吸い切らなければいけない。」


そう俺が最後に狼男の血を吸ったときあいつが力が無くなっていき消えたのは、この力を使ったからだ。

気付いた人もいると思うが、俺には今あの狼男の力も備わっている。

「やっぱりこの力弱くないんじゃないのか?」

「それだけを見たら弱くはない。寧ろ凶悪すぎるだろう。だが、吸い殺せるかが問題なのだ。それ以外はヴァンパイアと変わらん。普通ならば吸おうとする前に殺されるだろうな。ヴァンパイア程度の身体能力では勝てないだろう。今回は運が良かっただけだ。」

「あの影縛りが使えたら!」


そうあの時勝てたのはあいつの影を縛ったのだ。それにより動けなくして吸血したのだが、あれには弱点がある。

ただの影ではなく、月明かりで出来た影を、身体の一部何処かで触れていなければならないと言うものだ。

あの時丁度月が出ていなければあのまま殺されたのは確実だ。

「断言するが、盟友以外使える者はいない。何故使えるのかも我にもわからん。ヴァンパイアも真祖もあんな力使えるなんて聞いたことが無い。」

「それは本当なのか?」

「此処で嘘を言う必要はなかろう。ヴァンパイアは最弱の力だと言うのも本当だ。故に真祖は最弱で最凶と言われている。」


それにしても影縛りが特別な力だったとは・・・・・。無かったら俺今生きてないなうん。

「だが盟友よ、我等は運が良い。身体能力はあの狼の力で少しはましになるであろう。今後また戦うような事があれば今日よりかは、生きれる確立は上がったのだから喜ぶのだ。だが、過信はするな。奪い取った力はそれ以上鍛える事は出来ないからな。真祖の力を鍛えない限りこれ以上強くはなれないということだ。」

「あぁわかっている。これから先また戦うことがあるのならば、俺は強くならないとな。そうしないと、10年前の事が分からないまま死ぬのは勘弁だ。」

「ならば今日はもう休むのだ。寝なければ疲れも取れないからな。」


ロードの言うとおりだな。寝ないと明日朝から会長に呼ばれているし・・・・・・・

「あ、朝日を浴びたら消滅するとかないよな?」

「そんな事か。あれはただの伝承であろう。少々朝に弱いくらいで別に出歩いても問題ない。十字架やにんにくも効果は無いぞ?」


なら安心だ。

そしておれは眠りにつくのだった・・・・・・・・。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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