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リベレーター ~俺の力は最弱最凶?!  作者: レナン
1章 さよなら日常、こんにちわ異常
5/12

1-4 落とし穴それはオチの定番ですね

まず初めに、3つ言いたい事があるんだが聞いてくれ。

走って校門を抜けたあたりで大きな爆音が聞こえたんだ。

あれってあのバスが爆発したんだよな多分・・・・・・・・・・・・。

ふと思ったんだが、あのバスって俺乗れなくて正解だったんだな。

って言いたい事まだあるんだった。


2つめはだな、校門から校舎まで走って5分以上かかってるんだがこれどういうことだよ!!!!!

校門から校舎まですっごく長い道がまっすぐ続いてるんだ。

サイドにはなにがあるかって?

木が生い茂っててまるで、森の中を走ってる気分だったよ。

この学園に何処まで驚かせたら気がすむのやら・・・・・・・・。


3つめは、今昇降口の少し前あたりなんだが。昇降口前に人が立っていて此方を見ているんだよ。

どんな人かっていったら、女性で身長は高めだな170後半はあるんじゃないかな。

髪はすごく長い、あれ後ろ髪腰の高さより下までありそうだな。

服装はいかにも教師ですって感じだ。

そして腰に手をあてこちらを睨んでる。


いや、これには語弊があるな。

理由はサングラスをかけているから睨んでるかどうかはわからない。

でもそういう感情が滲み出ているような、そういう風に感じられる故に睨んでるように思えた。

いやまぁ、完全に睨んでるだろうなぁあれは。

結論、すっごく怖いです、はい。


「白影勇一!!」


そうこうしていると、その人物が大声で、俺の事を呼びましたよ。

物凄く、イイエ、ヒトチガイデス。

とでも言いたくなるが、素直にそうですと言っておこう。だって怖いし・・・・・


「入学式当日に遅刻とは大層なご身分ね。」

「すみません・・・・・・・。貴女は何方なんですか?」

「私か?私は、蛇岩翠へびいわみどり貴方の担任よ。」


あ、担任の先生だったのか怒るのも当たり前だな。

一応もう一度謝っておこう。


「本当にすみませんでした!」

「悪いと思っているみたいだから、今日は許してあげましょう。うさぎ跳びでグラウンド10週させようと思ったけどまぁいいわ。」


なんとか許してもらえたみたいだな。

それにしてもこの人最後にかなり酷い事考えてなかったか?

怒らせたらやばそうだ頭の中にメモしとくか・・・・・・


「そうそう貴方にこれを渡さないといけないのだったわ。」


先生はそういうと2枚のプリントを渡してきた。


「1枚目は校舎と学園内の地図よ。これがないと確実に迷うわ。2枚目の紙はさっさと記入して渡してちょうだい。貴方の所為で遅れているのよ。」


どうやら急ぎのようだな2枚目はなんだろうと思いみてみると。

そこに書いてあったのは。


    入部届け







   「         」



 氏名__________



えっと、俺部活何があるか知らないんだけど・・・・・・。

しかもここ男子生徒少ないはずだし余計に部活なんてわからねぇ。

と頭を悩ませていると。


「机がないと書けないとか思ってるんでしょ?そこにカフェがあるからそのテラスを使いなさい。」


なんともまぁ全然違うことで悩んでいると思われましたよ。

昇降口前にそんなカフェあるわけないだろう。

と思いつつ、先生が指差す方向をみてみると・・・・・・・

うん、あったよ結構立派なのが。

この学園常識じゃ計り知れないわ。

しかも、結構生徒が座ってお茶しながら、こっちをみているんですが。

あれですか、今までのやり取り全部見られてたってことだよなこれ。

恥ずかしすぎて死にたい。

でもまぁ書かないといけないみたいだし、ひとまずテラスに座ることにしよう。


俺がカフェに近づくと、俺を見ていた生徒は各々で会話しだした。

これは俺に気を使っているのか?それともばれないようにカモフラージュなのか?

もうどうでもいいや早いとこ書いてしまおう。


にしてもどうしよう、いっそ帰宅部とでも書くべきか?

ふざけて書いて怒られるより、名前だけ書いて部活のところは空白で怒られるほうが良いよな?タブン

とりあえず、名前だけ書いて4つ折りにして手渡すことにした。

なんで4つ折りかって?みられるまでの時間稼ぎだよ。


「先生書き終わりました。」

「それじゃあ、他の生徒みたいに自由に学園探索してきなさい。11時になったら教室に戻ってくるように。貴方は1−4ね。」

先生はそういって去っていった。恐らく職員室に戻るのだろう。

その場で確認されなくて良かったわ。

さて、確か11時に教室って言ってたが今何時だろう。

そう思い携帯をみてみる。9時40分

後1時間弱か、まぁ色々みて回れるだろう。

--------------------------------------------


時刻10時45分


1時間でみて回れると思った俺が馬鹿だった・・・・・・・・。

ダメだこの学園広すぎる!!!

俺は1時間みて回ったが、全部見に行くのを諦めて地図と睨めっこしている最中だ。


地図を見ながら話すが。

校舎には一般棟と特別教室棟がある。

一般棟には、1階に3年の教室と職員室、保健室、生徒会室、図書室があるあり、2階は2年の教室と図書室、3階は1年の教室とこれまた図書室。


何で図書室が3つもあるかと言うと1階から3階まで天井は吹き抜けになっており。図書館レベルに広かった。

それだけでも唖然となることなんだが、特別教室棟のほうが酷い。

一般棟と渡り廊下で特別教室棟は繋がっている。

何が酷いかって?それは、特別教室が全部3個づつあることだよ・・・・・・・・。

しかも、一階層に全種類の部屋が配置されてて、3階まで同じ配置。

恐らく3学年別々に使うためなのだろうとは思うが、正直こんなにいらないだろ。


他には部室棟があって、学生寮があるエリア(ここに色んな施設も建っている)、テニスコート、に屋内プールと屋外プール(もう複数あることにはつっこまない)、体育館が2つ、武道場が2つ、弓道場、茶道部屋、サッカーグラウンド、野球グラウンド、陸上グラウンド、ゴルフ場、スケートリンク場、人工スキー場、もうなんでもある。


因みに学生寮は外から見た感じ高級ホテルと勘違いする様な建物だったよ・・・・・・・・・・。

今更だが、特待生で学費0で本当に入って良いのか足が震えてくるな。


そんな時。


「1年4組の白影勇一、至急職員室まで来なさい。」


と蛇岩先生の声が校内放送で流れた。

あぁこれはバレたかと思って、重い足取りで俺は職員室に向うのだった・・・・・・。


------------------------------------------------


職員室前に着いた俺は、失礼しますと言い中に入ると。


「白影やっと来たのね、貴方のカードが出来たから渡すわ」


と言って蛇岩先生はクレカくらいの大きさのカードを手渡してきた。

このカードなんだろうと悩んでいると。


「生徒会メンバー用のカードよ、再発行は大変だから無くさないで頂戴ね。」

は?今なんていったこの人生徒会?何で俺が?


「あの先生、なんで俺生徒会に入ることになってるんですか?」

と尋ねてみたら、心底驚いた表情をしてこう答えてくれた。


「貴方入部届け空欄で出したでしょ?この学園では代々入部しないものは生徒会に入ることになっているの。」

「いやいや、部活の種類も分からないのに書けるわけ無いじゃないですか!」

「みんな書いてるわよ?それに、決まった事だし諦めて頂戴。それとこの後のHRにでなくて良いから生徒会室に行って頂戴。」


と話を切られ先生はどこかに行ってしまった。

え?まじで?俺生徒会に入れられたの?理不尽すぎる・・・・・・・・。

ひとまず行くしかないのでとぼとぼと生徒会室に向うのだった。


生徒会室は職員室からそんな離れていないのですぐに着いた。

扉を開けようとしても全然開かない、どうやら鍵がかかっている様だ。

扉の横を見ると何か変なくぼみがあるのに気付き。

まさかと思い、先ほど貰ったカードをそのくぼみに入れると。

ガチャっと音がして鍵が開きカードが出てきた。


「なんでこんな厳重なんだよ。」

思わず声に出てしまったくらいだ。

とりあえず、開いてしまったのなら入るしかない。


扉を開いたらそこには、

何もなかった、比喩表現でもなく本当に何も無いのだ。

一瞬部屋間違えたと思うくらい何も無い。

とりあえず中に入るとピシャっと音を立てて扉が自動で閉まったのだ。


「え?嘘だろ?閉じ込められた?!」


俺は大慌てしていると何処からもなく機械音声が流れてきた。

「カイインショウヲテイジシテクダサイ、カイインショウヲテイジシテクダサイ」


会員証?あぁさっきのカードかと思いつつ取り出すと。


「ニンショウチュウ、ニンショウチュウ・・・・・・・・・ニンショウカンリョウ、ヘヤノマンナカニイドウシテクダサイ」

とりあえず言うとおりにしたがってみる。


「イドウカクニン、イドウカクニン・・・・・・・・ソノママデオマチクダサイ」

と流れ終わったと同時にギギギと不安になるような音が響いていく。

正直驚きの連発でもう疲れた俺は、もう勝手にしてくれと思い、そのままぽけーっと立っていることにした。

そうこうしていると音が鳴りやむ。


終わったのかな?と思った直後。

足元がパカっと開き俺は落ちた・・・・・・・・・・。

ここまで読んで下さりありがとうございます。

感想や誤字脱字、意見なんかもありましたらバシバシお願いします。

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