表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

サマーBBQ!

作者: ミスター

またわけわからん作品を…。


自覚しております。


しかしまぁ、暇つぶしに書いたのでどうぞ!


バーベキューのお話です。


後書きで頑張ります。

「明日は河原に集合な!肉買ってこいよ肉!」


そうSNSで仲間に投げかけたのが昨日。


さて、翌日。


「バーベキューだ!ヒャラッハー!」


仲間たちが集まった。


夏恒例、バーベキュー大会開催である!


夏の河原は争奪戦。


朝早くから行かなければならない。


というわけで、朝8時と言う頭の悪い時間に始まった。


「みんなー!肉買ってきたかー!?」


「おー!」


クソ暑い中で火を起こし、俺は持ってきた牛タンを焼いた。


「おっ!牛タンいいねー!俺が持ってきたのこれだよ」


そういって、そいつはクーラーボックスから肉を取り出す。


それを見て、俺はこの炎天下に凍りついた。


「ほら!ローストビーフ!美味しそうだから買っちゃった!」


「なんでローストビーフなんだよ!」


「ポークが良かった?」


「そうじゃなくて!なんで焼き肉やろうぜっていってんのにもう焼いてある肉持ってきちゃうんだよ!焼く楽しみどうしたんだよ!」


「え~…」


凄い不満そうな目をしながらローストビーフをしまった。


何?悪いの俺なの?


「全く、ローストビーフ持ってくるとかバカなの?俺はこれを持ってきたぜ!」


そういって、そいつが取り出したのは…。


「じゃじゃーん!お魚のソーセージ!」


…。


「なんで!?ねぇ!バーベキューで魚肉ソーセージ!?肉持って来いって言ったけどさ、魚肉ソーセージはねーべ!?」


「なっだよ!文句ばっか言いやがって!」


「そりゃ言うわ!」


そいつは腹立たしげに魚肉ソーセージをかじっていた。


「ふっふ~!やはり私がいないとダメなようね!」


自信満々で彼女が突き出したのは…。


「馬刺しよ!」


「はぁ~…」


「何よ!文句ある!?」


「文句しかねぇよ…」


ここまで焼いて食う物は無し。


持参した牛タンしか焼いてねぇ。


「あたしサラダもってきたよぉ~」


「だから!」


「ふぇぇぇぇ!怒られたぁ~…」


なんかもう…炭の意味…。


「しょうがないメスどもだな。ここは僕が持ってきたこのクサヤを…」


「開けるな!」


サラダの方がまだいい。


「おいら肉持ってきたぜ!」


「おお!」


もう肉と言うだけで嬉しい。


「ほら、小間切肉!安かったんだ!」


「…細かくて網じゃ焼けねぇ」


がっかりな結末だった。


「隊長!俺、銛と猟銃持ってきました!」


「あぶねぇから置いてこい!俺は隊長じゃねぇ!」


こいつ…食材狩る気だったのか?


「はっはー!吾輩はちゃんと焼き肉用の肉を買ってきたぞ!」


「おおおおお!!!!」


なんか、程度の低い感動を覚えた気がする。


「A5ランクのブランド牛だ!」


「!!!?????」


マジで!?なんでそんなもの買ってきちゃったの!?


「よーし!じゃあそれを焼こう!」


「いいぞ!ただし、先着5名だな。5キレしかないから。いや、吾輩が食べるから4名か」


そこからは戦場だった…。





さて、気を取り直して。


「焼きそばだー!」


〆の焼きそば。


あ、さっきの肉が食えたかって?


…聞くなよ。


焼きそばもソース味か塩味かでさんざん揉めた結果、紆余曲折あってあんかけ焼きそば風になった。


なんかみんなが持ってきたものを全部入れたらこのざまだよ。


こうして夏のバーベキュー大会は閉幕した。


毎年やって後悔するのだが、なぜかやってしまうのはなぜだろう。


みんなが集まるからかな。


…また来年もやろうかな。

キャラ紹介



ローストビーフ持ってきた奴


佐久間さくま ひろし

好物はサンマ。趣味は映画観賞。

基本的に休日に家から外に出ることは無く、レンタルしたDVDを観て過ごす。

主人公とは中学からの友達。

好きな動物はサイ。

ローストビーフを持ってきたことに関しては「反省はしている。だがしかし反省はしていない」とコメントしている。



魚肉ソーセージ持ってきた奴


高梨たかなし 一輝かずき

好きな食べ物はチータラ。でも酒は飲めない。

趣味は昼寝。授業中は基本寝て過ごすが、成績がいいため恨まれる。

イケメンではあるが、本人は二次元にしか興味がない残念系。

猫と犬なら犬派。ただし小型犬に限る。

魚肉ソーセージも持ってきたことに関しては「まさか…獣肉だったとは…」と驚きを隠せない様子だった。



馬刺し持ってきた奴


桜場さくらば 歌留多かるた

茶髪ロングヘアのビッグアイで愛嬌たっぷり小動物系の可愛さがある。見た目は。

しかし性格は自分勝手かつワガママで、文句を言われることが嫌い。

小学校のとき、学級委員長を名乗り出たが、その性格故学期半ばで降ろされた経験がある貴重な人物。

馬刺しを持ってきたことに関しては「なんなわけ!?なんで文句言われなきゃなんないの!?」と逆ギレしていた。



サラダ持ってきた奴


観月みずき 春菜はるな

ニックネームはみずな。

年齢に会わない低身長と童顔で、周囲からは実は後輩疑惑をもたれている。

常識に欠ける部分が多く、ありえないことも悪気なく平気でやってのける。

思いついたら後先考えずにすぐに行動し、大抵ミスる。

ろくなことをしない人の代表だが、悪気がないため周りも文句を言えない。

ある意味一番面倒で関わりたくない人物。

一個上の先輩から告白されたが、告白されたと思わずに厄介な奴に絡まれたのだと勘違いしてダッシュで逃げたのは先週の出来事。

サラダを持ってきたことに関しては「なんで~?せっかくお野菜食べようと思ったのに…」と少々落ち込んでいた。



クサヤ持ってきた奴


加藤かとう 宇宙こすも

飛びぬけてキラキラ輝くネームを持つ痛い奴。

善意で行うことが必ず裏目にでる可哀想な奴。

正確はナルシスト。俺っていいやつ!って思っているが、いいやつアピールのための行動は全て…裏目にでる。

いろんな意味でざまぁみろ。

クサヤを持ってきたことに関しては「せっかくお土産買ってきたのに…」と、伊豆大島土産のクサヤを残念そうに握りしめていた。



小間切れ肉買ってきた奴


小倉おぐら しょう

デブ。その割にはやることすべてがみみっちい。

細かいことを気にするが、基本は気にするだけで全て妥協。

だからカロリーも気にはするが、食べちゃったらそれはそれで仕方ないと思っている。

しかしこれ以上は太りたくないので、黒烏龍茶を飲んでいる。運動だけは絶対にしない。

一生寝て過ごすのが夢のグータラ野郎。

小間切れ肉持ってきたことに関しては「安かった。コストカットだよね!」とわけのわからないことを言っていた。



銛と猟銃持ってきた奴


須藤すどう 浩二こうじ

ワイルド。体に熊と戦ったときについたかすり傷がある。

熊にも勝てると豪語するが、猟銃を使った一方的な戦いのため特に自慢になるかは微妙なところ。

山にこもって修行をする生活をしていたが、最近携帯電話をもって、電波の通じない山が不便で嫌になりかけている。

銛を持ってきたはいいが、実は使ったことが無い。

猟銃は意味もなく連射する危険人物。

単発式なのにガトリング並みの連射で弾幕を張る姿にはさすがの熊もビビった様子。

銛と猟銃を持ってきたことに関しては「まさか…河原で子供が遊んでいるなんて…。猟ができないではないか!」と衝撃の真実に打ちのめされていた。



A5ランクの肉持ってきた奴


西丸にしまる 裕也ゆうや

金持ちの息子。

世間の荒波を知らないおぼっちゃま。

無駄に質にこだわりを持つ。

好きな食べ物はハンバーガー。

金持ちが食べる物が常においしいものだと思うなよ!がみんなに言いたいこと。

目下の悩みは相続税。

因みに家ではジャージで過ごしているが、これは絶対秘密である。

A5ランクの肉を持ってきたことに関しては「そりゃ量より質でしょ」と言ってはいたが、食べる物が無くてちょっと後悔した。



主人公


遠山とおやま まこと

親からの呼ばれ方は「マコちゃん」。

友達からの呼ばれ方は「遠吠え」だったのだが、最近それから転じて「負け犬」になり始めていて不満。

今回のBBQを企画した張本人。

みんなで集まるのは好き。でも計画立てたりとかは嫌い。

そのせいで今回の体たらくを生んだ、ある意味一番の容疑者。

牛タンという普通のチョイスをしただけ一般的で面白みのない男である。



以上、絶対にいらないキャラ設定でした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ