魔剣姫は師匠に捕獲される。
『師匠のお嫁さんになるの~。』
なんてちび幼児の時言わなければ
絶対に師匠が味方してくれたのに。
「ダナエル師匠、私、越郎さんのお嫁さんになりたいんですが…。」
私はなぜか師匠の膝の上にいます。
師匠の住処によびだされたんで
話付けようときたら。
魔法で動き封じられて乗せられたんです。
「私といる時に他の男の話など許しません。」
師匠が言った。
嫌だ、師匠がキスしようとしてる。
「師匠、やめてください。」
私は唯一動く首を曲げて避けた。
「ニー、いい度胸です。」
師匠が妖しく微笑んだ。
いやー、師匠だけはそう言う関係になりたくない。
「師匠、冷静になってください、私と子供作れますか?」
どうみても可愛い弟子でしょう?
「...ニー。」
師匠が私の頭を撫でた。
冷静になった?
「いくら、かっこいい男にみえても、私にはあなたは可愛い女性です、さっそく、作りましょうか 。」
師匠が私を抱き抱えた。
そっちにとったんかい。
『油断大敵よ。』
って母ちゃんに高笑いされちゃうよ。
というか貞操の危機です。
越郎さん、たーすーけーてー。
「いい加減にしろよ、ダナエル。」
あー、じいちゃんがきた。
「ラース、孫の婿に私は不満ですか?」
師匠が言った。
じいちゃんとラーガラース烈王国
創建に関わったんだよね。
年齢不詳だけど。
「当たり前だ、オレよりじじいに孫はやれん。」
じいちゃんが言った。
「肉体的にはあなたより若いですよ。」
師匠が笑った。
「オレは若い嫁がいるけどな。」
じいちゃんが対抗心を出した。
「だから、ニーを私の花嫁にします。」
師匠が言った。
嫌だからね。
「だから、御断りします。」
私は言った。
「自分から言ったから、ダメです。」
師匠が言った。
なんて頑固なんだ。
「オレの婚約者なので離して下さい。」
越郎さんも来てたんだ。
「...じゃ、実力を見せてもらいましょう。」
師匠が言った。
「ええ?私が戦うよ。」
越郎さん戦うイメージない。
「オレはそんなに頼りないか?」
越郎さんが微笑んだ。
「えーと。」
私は口ごもった。
「まあ、そうだけどな。」
越郎さんが自嘲気味に言った。
わー、ごめん、プライド傷つけたよね。
「なら、カータシキ魔法塔国と道をつなげる交渉してこい、孝政殿なら出来る。」
じいちゃんが提案した。
「そうですね、道を一本でもつなげたら考えましょう。」
師匠が言った。
「つなげて見せましょう。」
越郎さんが真剣な眼差しで言った。
越郎さん迷惑かけてごめんなさい。
でも、嬉しいよ。
師匠の嫁、絶対に回避したいんで。
頑張ってください。
越郎さんが一番好きなんです。




