同素体と同位体
次は、よく間違えやすい単語あたりでもしとかないとな。
これも、よく出てくるぞ。
初めは同素体と同位体の違いから。
よく、同素体とか同位体とか聞くと思うけど、これらは、全く別物なんだ。
まずは、同素体。
同素というのは、同じ元素で、性質が異なっている物質のことを言う。例をあげるなら、炭素だな。全部Cという記号であらわせれるけど、ダイヤモンド、鉛筆の芯、消臭剤の炭なんか、全部見た目が違うだろ。こういうのを、同素体というんだ。
じゃあ、同位体はというと、こっちは見た目じゃなくて、中身が問題となるんだ。
たとえて言うなら、そうだな、さっきも炭素で例出したから、そのまま炭素で行くか。炭素というのは、陽子が6の原子核をもつ原子のことを言うんだ。そして、これからが重要なんだが、陽子の数は固定であっても、中性子の数はちがう。その同じ元素で中性子が違うもののことを同位体というんだ。炭素で言えば、基準となる炭素12、全炭素の約1.1%の炭素13、そして半減期5730年で放射性炭素年代測定に使われる炭素14だ。このように、質量数が異なる同一の元素のことを同位体というんだ。
見た目の同素、中性子の同位って俺は覚えたな。まあ、覚え方は人それぞれだから、一概にこれがいいとは限らないけどな。