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5 特訓  その3


特訓が始まって約一か月剣技は、苦労したが

魔法は、メイリが感心する位上達した。


日本での勉強がこちらで役に立つとは、思って無かったよ。

魔法は、イメージ物理化学の先生有難う~♪


そこで今日は、レイラ相手に魔法剣技同時使用での卒業試験。


「シフォン、レイラ準備は、良いか。」


ロイが俺達に確認する。


「シフォン、この試合でレイラの背中を地面に着かせたら勝ちよ

そんなに難しく無い様に思えるけどレイラ強いわよ。レイラ手加減しなくても良いからね。」


そうメイリからの言葉に二人して


「「了解。」」



「良し始め。」


ロイの言葉で試合が始まった。


俺は、最初から強化し全速でレイラの後ろへ回りレイピアを下から上へ振り上げる


レイラは、初めから知ってたかの様に軽々と飛び上がって攻撃を避け

そのまま俺の後ろに回り横一文字に剣を振るう。


それをレイピアで受けその二人の顔が近づく

レイラの顔が何だか嬉しそうだ。


俺も負けずにニヤッっと笑い返す。

何だか楽しくなって来た。

直ぐに二人とも後ろへ飛び一度距離をとる。


今度は、レイラから走り寄り魔法ウォータースペアで攻撃して来るのを

魔力を纏わらせたレイピアで薙ぎ払う

そこを狙ったかの様に俺の右側からレイラの剣が振り下ろされる

左側に飛びそれを避け体勢を整える隙を与えず直ぐにレイラの蹴りが追いかけて来る。


俺も蹴りでそれを受ける。

レイラやっぱ強い。

そう思うと何故か顔が又にやけて来る。


暫く一進一退の試合が続いた。


そしてその時は、来た。


又レイラの剣をレイピアで受けた時一瞬俺がワザと視線を逸らす。


それに釣られてレイラもそちらを一瞬見た瞬間俺が蹴りを入れた。

レイラが体勢を少し崩した所を力押しで押し込む。


力では、俺の方が強いのですよレイラ君等と心の中で呟いてみる。


更に崩れた体勢を立て直そうと身体を捻るレイラ

そこへ俺の間髪を入れずパンチを入れる。


それを剣から離した片手で受けるレイラ。


それじゃーとばかりに思いっきり頭突きを入れる。


意表を突かれまともに受けて仰け反るレイラ。


そしてそこを上から馬乗りになり押し倒しレイラの首にレイピアを押し付ける。



「そこまで」


ロイの声が飛んだ。


直ぐにレイラから


「シフォン狡いあんなの無いよ、やり直し!」


怒った声が聞こえるがさらっと無視。


ニヤつきながら近寄って来たロイが


「シフォン面白い事思いつくな。」


とあはっははと笑ってた。


俺も赤くしたおでこを撫でながらへへへと笑って居ると

レイラが怖い顔をして俺を睨んで来た。


「コラ!シフォン無視するな!」


あっこれ以上怒らしたらまずいかも?


「でも勝ちは、勝ちだよね。もし実践だったら・・・」


とっちょこっとすまなそうに笑う。


「クーーーもう。」


地団太を踏んで悔しがってたけど勝ちには、間違いないもんね。



「今日は、ここまでだシフォン、レイラ良くやった。シャワーでも浴びて休んでくれ数日後には、

王都に行って貰う事になるそれまでは、身体を休めて今後に備えてくれ。」


「有難う。じゃシャワー浴びて来る。」


そう言って俺は、屋敷へ戻って行った。

『フフフ、シャワーで流す位なら余裕なのですよ。

この雪弥一皮むけたのです。』


そしてレイラもまだ悔しそうだったけれどブツブツ言いながらついて来る。



俺達の姿が消えた頃。

ずっと俺達の後姿を見ていたロイにメイリが、近寄り


「ロイ何ニヤニヤしてるのだらしない顔になってるわよ。」


笑顔で聞くメイリ。


「何言ってるんだ。そんな事無い。」


そう言いながらブルブル顔を振り続けて。


「所でシフォンのアニマに女性の習慣等と言いながら色々付与してたけどシフォンに必要以上負担掛かってないか?」


「大丈夫よ。シフォンのアニマ凄く強いもの、それに あの子の大股で歩く姿や大きな声で男言葉を話す姿見たくないでしょ。」


可愛らしい笑顔でメイリが言うと


「まぁ そうだな・・・」


そう言うとロイ達も屋敷の方へ戻って行った。



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