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38 決意

すみません

今回少々少なめです。

勇者は、先日忍び込んで来た白銀の魔女の事を思い出していた。


彼女は、戦いを避ける為と言いながら

実の所、自分を懐柔する為に来たのだろうと思っていた。


それには、今までカイザスや自分の回りの人々達から聞いた白銀の魔女の悪行からそう思わずには、居られなかったからだ。


自分は、日本で一度、老衰で死んだ身、所が気が付けば今の身体になりこの世界で勇者として生きる事になった。


それは、勿論自分自身異論は、無かった。


勇者は、こちらの世界へ来る前の事を思い出していた。


僕は、此方に来る前、日本で過ごした若き頃

あの悪夢の様な戦火に巻き込まれ戦場に赴き戦った。


しかし戦争が終わって帰ってみれば自分の家族は、

僕だけを残し母と2人の妹が空襲に巻き込まれて亡くなっていた。


本来なら戦場に行った僕が先に死ぬ筈だったのに守ろうとした家族が先に逝ってしまった悲しみ喪失感。


たった一人になってしまった孤独

そんな思いをもう二度と他の人には、味合わせたく無かった。

だから勇者として生きる事を悩む事も無かった。


しかしあの白銀の魔女は、一体なんだ。

人の命を何とも思わず自分が敵わないと思えば平気で懐柔に来る

なんて卑怯な奴だ。


ただ一つ気になる事も有った。

彼女のあの癖、悩んだ時右耳を右手で揉む仕草


「雪江」


思わずあの空襲に巻き込まれ死んだ妹の名前を呼んだ。


あの優しかった妹と同じ癖を持つあの白銀の魔女に妹を冒涜された様で尚更許せない。

そんな事は、自分の身勝手と言われるだろうが

そう思う感情は、自分自身どうしようもなかった。


未だに耳に残る、彼を慕って『ナツにい』と彼を呼ぶ二度と聞く事の出来ない妹の明るい声。


それを思いだすと同じ癖を持つが故に

真逆の性格を持つ白銀の魔女を絶対に許せない。


その時勇者の心に固く刻まれた白銀の魔女への憎しみが顔に現れていた。


何時もの勇者ならしないであろう事も負の感情に凝り固まった今

白銀の魔女討伐の為なら何でもする事に偽りが無かった。


それが例え犠牲を伴う物だとしても。


そしてテントから出た勇者ナツトは、騎士団団長のオービエンを呼び


「白銀の魔女が居ると思われるマリアナスの森へ捜索隊を出して下さい。

そして騎士団だけでは無く冒険者ギルドにも依頼をとカイザスさんにも頼んでください。」


そうして白銀の魔女捜索隊が組まれ大規模な捜索が始まる事になった。


その頃シフォン達は、スターク達と別れ勇者との対決に備えていた。



「レイラ私の相手をしてもらえる?」


「これで良い?」


そう言って剣を指さす。


「うんそれで。」


最近レイラとこうして剣や魔法の相手をしてもらってる。


お陰で剣では、レイラに負ける事は、無かった。


ただ魔法の使い方では、やはりレイラの方が使い慣れてるせいか精密な攻撃などは、敵わない

でも、威力的には、俺の方が断然強いが精密さが難点となっていて強すぎたり範囲が広かったりと

結構雑だったりするんだよな。


例えばレイラの魔道具の弓にしたって大物を攻撃も出来るし逆に小さな鳥をも同じ光の矢で撃ち落とせる。


そしてアイススピアにしたって数本の氷の槍を出したり数百もの数の槍を出したり細かく変える事が出来るのに

それが俺だと数十本だったり千を超えたりと安定しない。


うーん頭が痛い・・・。


この辺りは、俺の元々の大雑把な性格が原因かも知れない。


それを今練習してる。


一匹のウサギを狩るのに十本以上のものアイススピアじゃ穴だらけになるしね~。


そして昨日のシトラルの言葉。


もう大事な人達を失なわない為に出来る限りの事をする。


勇者と戦わなければならないなら戦うと決めた。


もう『森の牙』の時の様な思いをしたく無い。


勇者には、悪いが全力で対峙する。


例えこのままシフォンの身体のままで居る事になろうとも。


驚きです。

月曜日初めてpvアクセス数が800を超えたと思ったら昨日は、1100超え!

そして今日も昨日と同じ位の伸び率なのですよ!

一体何が起こった!


しかもブックマや評価して下さる方も増えとても有難事に♪

読んで下さる皆様有難う御座います。


これからも楽しんでもらえる様更新して行きますので宜しくお願いします。

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