17 レイラとシトラル
有難うございます♪有難うございます♪
先日始めて感想頂きました。
いや~~嬉しいですね~。
これを読んでるだけでご飯3杯は、いけます。
何千と有る中からここを選んで頂きしかも感想まで。
私は、幸せ者です。
何でも構いませんちょっと思った事。
おかしいと思った事でも書いていただければ。
それで一週間は、いけます。
そこで序でにポチッと評価でも押して頂ければもう天にまで上る・・かも知れません。
どうか宜しくお願いします。
今回は、ちょっとお笑い要素が入ってます。
こういうのは、楽しいですね。
ちょっとでも楽しんでもらえれば幸いです♪
翌日の朝エルカーミで朝食を食べていると何故か目の前の席でニコニコしながら
一緒に朝食を食べてるシトラルが居る。
夕べの内に泊まってる宿を引き払いエルカーミに移ったのだ。
うん。
確かに一緒に居て様子を見るとは言ったけれどこれで良いのか?
「ねえシトラル確かに昨日近くで貴方を見て決めると言ったけどこれで良いのかしら?ちょっと違うような気がするんだけれど。」
「私は、これで良いと思うけれど何か問題でも?」
「いえ。これだと既に仲間になってる様な感じゃないかしら。」
「いや、私は、シフォンに見てもらう為にここに居るだけで別にそんな事は、無いと思うけど。」
何かうまく乗せられてる様な感じがするけど本当にこれで良いのか?
う~~ん何か違う気がする。
「しかしシフォン昨日も思ったけどその仮面結構便利な機能付いてるんだね。。」
そう今シフォンが着けてる仮面は、食事の時など口の部分が無くなる様になって仮面を外さなくても飲食が出来る様になっている。
レイラが持っている弓と良い結構細かい所まで気配りされてる物を作ってるあの
『俺の店』のカイド、只者じゃない。
本当良いお店に出会えて良かった。
名前は、あれだけど。
「でしょう。だからこれを着けたまま何でも出来るの。」
ん?
もしかして話を逸らされた?
食後は、一人でギルドに行く気にもなれず。
ジョイにばったり会うのもちょっと怖いし。
ちょっと散歩をしながら王都を当ても無く歩いてみる。
勿論直ぐ後ろを振り向けばシトラルが居る。
う~んヤッパなんか違う気がする。
「そうだシトラル私竜人の本当の姿って見た事無いんだけど、どんな姿してるの?」
「見てみる?」
「ここで良いの?」
「ああそうだねここじゃちょっと迷惑掛かるからそこの路地に入ろうか」
路地に入る?
ちょっと怪しい気もしないでも無いけど人が行き交ってる直ぐ脇だから大丈夫か。
その路地に入るとこちらを振り向き。
「じゃ行くよ。」
すると一瞬シトラルの姿が歪んだように見えたと思うと
直ぐにドラゴンの姿をしたシトラルがそこに現れた。
後ろから
「おお~」
と言うちょっと驚いた声がしたがそれ以上騒ぐ様子が見られないのでシトラルの云う通り
人と龍人との間が縮まってるんだろうね。
しかしその姿は、確かにドラゴン。
グリーンの輝く鱗に覆われ立った姿は、
身長2メートル位予想より遥かに小さいけれど、
実際に見ると確かに迫力有る姿だ。
「本当だ凄い。」
「ハハ、ずっと人化したままだったからこの姿になるとちょっと照れくさいな。」
「でもカッコいいよ。」
「そうかな、でもこのままだと街中では、生活し辛いからね。」
そう言って又人化して人の姿に戻った。
そこから竜人族の事やら自分達の身の回りの事等話しながら歩いてると後ろから声が掛かった。
「シフォン」
後ろを振り向くとレイラが後ろから嬉しそうに手を振って近寄って来る所だった。
「レイラ。良く私の居る場所分ったね。」
「私に掛かればシフォンの居場所なんて直ぐ分かるわよ。」
「あっそうそう此方シトラル昨日知り合って」
そう俺が言葉を続けようとするとその言葉を遮り。
シトラルを見たレイラの表情が急に険しくなり。
「シフォン何このトカゲ?」
「レイラこのシトラルは、竜人族の」
「知ってるわよトカゲ族ね。」
レイラ知ってて言ってる?
もしかして~。
「シフォンこちらもしかして悪魔の・・・」
「シトラル何故分かったの?」
「いや、私達の目からすればその位直ぐ分かるよ。」
「トカゲがなに生意気に私のシフォンに話しかけてるのよ。ちょっとおかしいんじゃない?」
「トカゲ、トカゲと随分失礼じゃ無いか?幾らシフォンの友達だからと言ってそれは無いんじゃないか。」
「トカゲだからトカゲと言ってるだけじゃないそれ以外一体何と言えば良いの。」
「私には、シトラルと言うちゃんとした名前がある。」
あ~~~。
思い出した、確かロイが・・・
悪魔と竜人族は、相性が悪いとか何とか言ってたような。
すっかり忘れてた。
「あの~レイラ、シトラル。」
「「何?」」
ゲッ!
ちょとその顔怖い。
「ねえレイラは、何故私の側に居るの?」
「そんなの決まってるじゃない今更何よ。 シフォンを守りシフォンの為に動く為じゃない。」
「じゃーシトラルは?」
「私だって同じさ。シフォンを守りたい。そしてキミの目的を達成する為自分の力を役立てたい。」
「それじゃ二人とも私の為にここに居る分けだよね。」
「「勿論。」」
「じゃ~2人とも仲良くして貰えないかな?私の為に。」
「私は、良いけどこのトカゲは、何というか。」
「トカゲじゃない。シトラルだ。私も問題ない。シフォンの為なら常に側に居てキミの助けになろう。」
「何生意気な事言ってるのよ常にシフォンの側に居るのは、わ・た・し。トカゲじゃないの。」
「ムムム。」
「「シフォン」」
「兎に角仲良くして、2人とも私の大事な仲間なんだから」
あっ!
今何かまずい事言ってしまった様な気がする・・・
「シフォン認めてくれたんだね。私は、シフォンの為なら何でもする。絶対だ。」
「トカゲ~~。」
やっぱレイラ怒ってる?
「レイラ、これからシトラルを宜しくね。」
「シフォンがそう言うなら分かったわ。トカゲ、私の邪魔しない様にね。」
「シトラルだ。私は、元よりシフォンの為なら何でも協力する。
そこの小娘には、負ける事は、無いから。」
「ちょっと2人とも、仲良くして!」
「「うっ分かった。わ。」」
「じゃ仲直りの握手。」
「「エッ!」」
「あ~く~しゅ。」
「分かったわよ。」
「うむ。」
何か2人ともピクピクしながら握手してるけどまあ何とかなるかな?
う~ん今後ちょっと心配そう思うと思わず右耳タブを揉んでいる自分がそこにあった。
兎に角これで竜人族のシトラルが仲間に入り仲さえ良ければ凄いパーティが組めそう。
そう仲が良ければね。
そしてその日の夕方ギルドから呼び出しを受けた。
最近呼び出されると怒られてる事しか思い浮かばない。
行くのやだな~。




