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プロローグ

初めての作品です。誤字脱字多いかもしれませんが

少しでも楽しんでもらえれば嬉しいです。

そこは、とある屋敷の薄暗い一室

部屋の外では、剣の打ち合う激しい金属音

そして部屋の中まで響き渡る爆発音が連続して聞こえて来ていた。

その部屋に居たのは、

二人の30代半ばに見える男女二人

男は、長めの金髪にブルーの瞳に適度に鍛えられた身体

を持ち

女性の方は、時折輝いて見えるような白銀の美しく長い髪に

グリーンの瞳を持つ美女で二人とも怪我を負い息も荒く

少しでも気を抜くとそのまま倒れてしまうのではないかと思える程疲れ果てて居るように見えた。


男性は無理やりその体を動かし女性を庇うように

肩を抱きかかえながら顔を覗き込んだ。


「何故このタイミングで結界を破る事が出来たんだ!

まるで俺達の行動が全て見られてたかの様じゃないか!」


呟くその声は掠れともすれば聞き逃してしまう様な

ようやく声として出せた小さな声とだったが

女性は聞き逃す事無く男性の方に顔を向けた。


「何処からか情報が洩れてたのかしら?

この事は、秘密裏に進めていたし雇った冒険者達も魔法で悪意を持つ者が居ないのを確認済みだし

館内も盗聴魔法等の掛けられた物が無いのも確認して有るわ

だから誰も私達のしてた事など知る筈が無いのよ。

ロイ貴方何か心当たり無い?」



「俺の方も何も心当たりなど無いさ。

それよりももうこれ以上あれを奪われる訳には行かない。

メイリまだ魔力は、残っているか?」



「私の方は、まだ何とかなりそうよ。」



「俺の方は、もうどうにもならん

すまないがあれだけでも守ってくれないか?」



そう言って目の前に横たわる物を指さした。


「分かったわ」


女性は、そのまま傷付いた体を引き摺りながら

その物と一緒に何処かへ転移した。


ほぼそれと同時に数人の男達が雪崩込み

その男に覆い被さると一言も声を発する事なく

剣でその命を奪った。


転移した女性は、先ほどよりも狭く更に暗い場所に

一緒に転移して来た物の横で

息も絶え絶えになりながらも魔方陣を描き召喚魔術を行なった。

すると魔方陣が光輝きだし一人の少女が姿を現した。

その姿は薄っすら透けて見え黒髪に特徴的な赤い瞳の

人形の様な綺麗な顔を持った悪魔だった。


「私を呼んだのは、貴女ね。

それにしても随分と殺風景な場所に私を呼んだわね。」


その少女は、自分の事をレイラと名乗りメイリに対し契約内容を聞き出した。

女性は四つん這いに成りながらも声を絞り出す様に

契約内容を伝えた。


「頼みたいことは、まずこの子を守って

そしてこの子が目覚めたらこの子に仕えて欲しいの

契約期間は、10年。」


「私にとってたやすい事よ、してその代償は?」


「この部屋に有る全ての魔石そしてこの私の身体」


「魔石は、良いとして貴女の身体って随分壊れてるみたいだけど?」


「でも受肉するには人の身体は必要でしょ。」


「そうね。」


そう答えメイリを見ると何かに気付いたようにレイラは

女性の体を指差し


「貴女良い物持ってるじゃないそれで良いわ。」


「こっこれ・・・分かったわ」


「ええ、それを貰えれば魔石などいらないわ

これで契約成立ね、もう安心して旅立って良いわよ。」



「有難うレイラ、悪意を持つ人達からその子を・・・」


全てを語る前にメイリは、その場に崩れ落ちる様に倒れ込み

息を引き取った。

そしてレイラは遂に悪魔として受肉した。



レイラは受肉した体を眺めると納得した様に

一瞬微笑み結界魔法を展開しその場を守ると

素早くその部屋から出て

足音のする方へ音もなく駆け寄り剣を片手に取ると

嬉しそうな笑顔を見せた。

そしてそこから侵入者への蹂躙が始まった。




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― 新着の感想 ―
[気になる点] 全話で、句読点の位置がおかしい。 「、」がいらない時に付いていたり、逆に必要な所で付いてなかったり。 「。」に関しても、付いていないせいで、二つの文が一つになってしまっている箇所が散在…
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