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不幸せな音楽隊  作者: 新規四季
7/7

最悪なる自己紹介

「ようこそって」

そんな事言われても困る。

いつの間にか囲まれて逃げ場もない。

「行く宛てもないんだろう?」

団長は優しい声音で尋ねてくる。

「そ、そうだけど」

急展開過ぎて取り繕う事も出来なかった。

「団長、選ぶのはアイツだろ?無理に勧誘することねぇーよ」

ガラの悪い女が私を睨みつけながら言う。

その視線は怖いものだったけど何故か見慣れた視線だと感じた。

「それに、何が出来んだよ」

「ちょっと待って、そもそもここはなんなの?」

矢継ぎ早に言われても追いつかないよ!

「それは言えない。皆のここで生きていく中でその答えを見つけてきた」

しかも団長は答えをはぐらかす。

訳わかんない、なんなの。

「ねね、私達はどうだった?」

何も言えなくなった私に6人組の女の子の内の1人が聞いてきた。ボブでちょっと緑がかった髪の女の子だ。

どうって、あの時のパフォーマンスは煌びやかで……

「楽しそうだった?」

私が言おうとした事を先に言われ頷くしか無かった。それで満足なのかニコニコと笑っている。

「そーでしょー!私は楽しかったの!」

「困ってるでしょ、全く。ごめんなさいね悪気は無いのよ。私はラミ」

ラミと名乗った女の子は黒髪に青い髪が目の横に目立つ。

「私はレミだよー!」

「私は、あれ?私は誰?」

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