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不幸せな音楽隊  作者: 新規四季
6/7

リハ終わり

いつの間にか曲は変り、緊張感が漂う。

私はこれから起こることに固唾を呑んで見つめていた。目が離せなかった。

ブランコが漕がれ、片方の棒の上には男の人、下には女の人。もう片方はその逆。

ふたつのブランコが近づいたタイミングで、女の人がブランコから手を離した。そして空中で一瞬彼女は空を飛び、男の人がキャッチする。

そこから先は曖昧だ。

気づけば終わり魅入られ、私は立ち上がり拍手をしていた。

静かになったステージに空虚に響くパチパチという音にキャストが全員こっちに注目する。

複数の視線がいっぺんに集まり恐縮してしまう。

固まった私に団長が深く礼をすると、キャスト全員揃って礼をした。

「ようこそ、不幸せな音楽隊へ」

「へ?」

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