表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不幸せな音楽隊  作者: 新規四季
2/7

ぼーっとして、彼らがいた……2

何か暗い所にいる気がする。光はなく、哀しみや憎しみといった負の感情ばかりが体の内側から溢れて今にも破裂しそうだ。

寒さすら感じる有様だ。頭が痛い、キーンとする。

ふと、この痛さから何故かアコーディオンの音楽が聞こえる。所々音を外していることに少しイラッとする。だが、この優しい音色は私には心地よくて、ずっと聞いていたくなる。


ゆっくりと意識が覚醒する。目の前にはどこかつまらなそうな髪の長い女と、ボサボサ頭の男と、やたらとガタイのいい大男がいた。

3人はそれぞれ別の楽器を持っていた。

つまらなそうな女はアコースティックギターを、ボサボサ男はサックス。そして、ガタイのいい大男がアコーディオンを持っていることからさっきの音色を奏でていた事になる。

「団長、またお節介?」

「俺らも団長のお節介に助けられたんだから文句言わねーの」

つまらなそうな女は心底面倒くさそうに私を見下す。それを見てボサボサの男が窘めるように言う。

コッチの男は常識人っぽい。女はやな感じだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ