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ダブルアシュラ  作者: 98(きゅうはち)
無料のネットサービスで稼げるか試してみた!ー実践編ー
2/3

第二話「とりあえず、1人1キャラ作るべし!」

そう言うと、カッペーはリズミカルに両の人差し指を、右、左と突き出した。

1人、で右。

1キャラ、で左。


「だから、わからんって言ってるのに、新たなわからん情報を重ねるな」


「なーにがわからんのだよ、テル君。キャラだよ、キャラクターだよ」


「【ユーチューバー】でキャラクターって・・・あの、ブイなんとかってアニメみたいなやつか?」


「あぁ、【ブイチューバー】ね。まぁ、選択肢としては面白いが、機材やら何やら、準備の費用がかさみそうだから現実的ではないな」


「違うのか」


「そんな面倒な話じゃなくて・・・例えば、テレビ見てたら本名じゃない名前で活動してる人らがいるだろ?」


「あぁ、【サンドウィッチマン】とか、かな?」


「そうそう、って違うわ、ありゃコンビだろ」


「でも本名じゃないだろ、【サンドウィッチマン】て」


「いや、だからアレはコンビ名だから。たしかに【キン肉マン】に出てくる超人の名前みたいだけど」


「スゲー弱そう」


「でも響き的には【ジャンクマン】みたいなイメージだし、以外と強いかもしれん」


「あぁ、挟むやつな。でも、挟むって言ってもパンだぜ?どう考えても弱いだろ」


「そこはホラ、【ゆでたまご】先生を信じろ。【ゆで理論】でどうにでもなる」


「たしかになぁ・・・って、何の話してんだよ」


「何って・・・【キン肉マン】の話だろ?」


「違うよ!キャラだか本名がどうとかって・・・」


「あぁ・・・そうだよ!大体オマエが【サンドウィッチマン】とか言うからだろ!」


「ゴメン!」


「別にいいけどさ、個人名みたいなコンビ名だからややこしくなった」


「そんなつもりなかったんだけどなぁ」


「だから・・・えっと、芸能人、タレント、まぁ有名人全般の話で、本名じゃない個人名、いるだろ」


「うーん、そう言われると思いつかない」


「例えば【伊集院 光】とか【鬼龍院 翔】とかな」


「あぁ、そういう感じか。っていうか似たような名前でまたややこしい」


「ちなみに【伊集院 光】の本名は田中建っていうんだぜ」


「ふーん、本名じゃなかったんだ」


「そう、本名じゃない芸能人の名前、つまり【芸名】だ」


「なるほどね」


「ちなみに、伊集院は婿養子だから、正式な今の苗字は篠岡らしい」


「詳しいな」


「そうでもないけど、それと伊集院の由来は【アストロ球団】の【伊集院 球三郎】なんだって」


「へぇ」


「デビュー当時はラジオがメインだから声だけで姿はわからないだろうって、あえてイケメンキャラの名前をつけたとかどうとか」


「ふぅん」


「で、【筋肉少女帯】の【大槻ケンヂ】いるじゃん?昔二人でラジオやった時に【光ケンヂのオールナイトニッポン】って言ってたしくて、勘違いしてブチ切れた【光GENJI】のファンから山のようにカミソリが送られてきたんだって。爆笑だよな」


「熱狂的なファンは時に攻撃的になるからなぁ」


「ちなみに、【光GENJI】の【STAR LIGHT】や【ガラスの十代】、【パラダイス銀河】といった名曲は主に【CHAGE&ASKA】の【飛鳥 涼】が手がけてる。彼も芸名を使ってるね」


「なるほど」


「後は【ピエール瀧】も芸名だな」


「そうなんだ」


「それに【のりピー】も芸名だな」


「いや、【のりピー】は愛称だろ、っていうか登場人物の選考に何かを感じるんだが」


「そうか?ところで飛鳥のアルバム【Too many people】は聴いたか?【と、いう話さ】とか糞カッコいいぞ、ファッキングッドってやつだ」


「いや、聞いてない」


「なに?しょうがないやつだな。後でカラオケに行こう。オレが歌ってやる」


「よーし、よくわかった。ひとまず、もう【鬼龍院 翔】の話はしなくていいから」


「あぁ、オレ【ゴデボバ】はよく知らないから、したくてもできない」


「【ゴールデンボンバー】を【ゴデボバ】っていうやつ、初めてみたよ」


「【ゴディバ】みたいだ」


「ホントだ」


「っていうか、ここまで、どうでもいい話しかしてないじゃないか、いい加減にしろ!」


「カッペーがいちいち話をわけのわからない方向に引き伸ばすからだろ!」


「スマン!」


「許す!だから話を先に進めてくれ」


「おう。で、だから、その・・・そうそう、要するに【芸名】で活動してる有名人がいるだろ?って話よ」


「まぁな、たしかに、言われてみれば、けっこう思いつくな」


「それで・・・あれ、なんでこの話してるんだっけ?」


「なんかキャラ作れとかどうとか言ってたけど」


「そうだよ、そうだよ、ソースだよ」


「?」


「美味い焼きそばソースだよ・・・って、知らないか?」


「なにそれ」


「なんか・・・昔のCMだよ」


「いつのやつだよそれ、聞いたことないが」


「じゃあ、この話はもうできん!」


「なんでそうなるかな、っていうか、オマエ本当にオレとタメか?中身はオッサンだろ」


「兄貴の影響だよ、歳の離れた兄弟がいると、趣味が似るって言うだろ」


「そういうもんか」


「そういうもんだ、じゃあ、話を進めてもいいかね?」


「そうしてもらいたい」


「よし。要するに、キャラを作るって言っても、アニメだゲームみたいなキャラを作れっていうんじゃなくて、芸名使って活動してる有名人みたいになれと、オレは言いたい」


「なるほどね、それでユーチューバーになれって言うのか」


「そういうことだ。まったく、ここまで辿り着くのにどれだけ時間が掛かるんだか。先が思いやられる」


「そりゃこっちのセリフだ、大体がオマエが原因だろうがよ」


「わっはっは、そう言うなテル君よ」


「っていうか、ユーチューバー?オレはイヤだなぁ」


「なんでだよ」


「だって、変顔したり馬鹿なことしたりしなきゃいけないんだろ?」


「そういうことしてる人たちもたしかにいるが、別に同じことをしなきゃいけないわけじゃないよ」


「でもなぁ、なんか恥ずかしい気がする」


「でも、人気が出たらモテるぞ?」


「うーん、人気が出たら、の話だろ?」


「まぁな」


「別になぁ、オレが何をやったって人気が出るような気がしないんだが」


「それに関しちゃ『やってみなけりゃわからない』と言っておこう。テル君を評価するのはテル君じゃなくて、見てくれる人たちだよ」


「そう言われりゃそうなんだろうけど・・・それに、オレは動画の作り方とかよくわからないんだが、カッペーは詳しいの?そういうの」


「まぁ、人気のユーチューバーみたいに凝った動画を作るのは難しいけど、簡単な編集とか字幕つけたり音声を入れたりすることくらいはできるよ」


「へぇ、凄いな」


「それに、さっきも言ったけど、別に同じことしなくたっていいんだ」


「と言うと?」


「動画って言っても、字幕だけの動画とかあるだろ?」


「あぁ、たまに見るね。画像の上でテロップみたいに字が流れるやつ」


「そうそう、あれも動画だからね」


「でも、ああいうのって嘘とか大げさなことを書いてるのが多くない?正直、オレは見たいと思わないんだけど」


「やり方次第だと思うね。読んでみて『タメになる』とか『再生してよかった』って思わせる内容なら誰も文句ないだろ」


「たしかに」


「それに、オレはわかりやすいからユーチューバーを例に挙げたけど、動画にこだわる理由も無い」


「そうなの?」


「あぁ、収入を得るための仕組みは基本的に同じだからね」


「その辺がよくわからない」


「少し前に言ったんだ、【アカウント】作って【サイト】作って【広告】を貼って【アクセス】を稼ぐって」


「あぁ、そんなことを言ってたっけな」


「要するに【アカウント】ってのが芸名だな。【サイト】はユーチューバーで言えば【Youtube】になるけどそこは飛ばす、後で説明するから」


「うん」


「で、ユーチューバーは自分の動画に【広告】を掲載して収入を得ている。【アクセス】ってのは再生数だな。再生数が多ければ多いほど、収入が増えるって寸法よ」


「ふーん、わかったようなわからないような。それで、動画じゃなくてもいいってのは?」


「それが後で説明するって言った話さ。動画じゃなくて【サイト】を作って、そこに【広告】を掲載しておいて、その【サイト】に【アクセス】を集める、要するに読者を増やせば収入になるってことだ」


「へぇ、そんなことができるんだ」


「現に、ネット上のサイトってどこでも広告が貼られてるだろ?アレはつまり、そういうことなんだ」


「そんなこと考えたことなかったよ」


「たいていの人はそうだと思う。意識して広告を見てる人の方が少ないよ、たぶん」


「じゃあ、なんだ、まずオレはアカウント?っていうのを作ればいいのか?」


「うーん、まぁそうなんだけど、その前に決めておいた方がいいと思うんだ」


「何を?」


「何って、テル君。キャラだよ、キャラクターだよ」


「おい、話が最初に戻ってないか?」


二人の会話は、まだ始まったばかりだ。


ほとんどセリフになりました。戯曲?いや、そんな高尚なものじゃないです。これでいいと思って書いてるので、これでいいと思って読んでもらえると幸甚です。


2019/06/17 追記

久しぶりに読み直しましたが酷いですね。話の中身が無さすぎ。地獄ですわ。戒めのために残しておきます。それとむやみに実在する方の名称を書くのは控えます。

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