表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/68

トラブル発生 思わぬアクシデント

大毅Side

アーケードを抜け、正面の近道を進むことになった俺たちは、警戒しながら進んでいた。

「ここも、火事になってたんだな。」

俺はそう呟いた。

「そうっぽいな。この燃えた跡は火事があったんだろうな。」

ところどころに黒くなったところがあった。

その跡が、事態の重さを俺に訴えてきているような気がして、胸が痛くなった。

そんな俺の状態を見てか、優が近づいてくる。

「お父様。今回のことはお父様は関係ないのよ。気にしなくていいのよ。」

そう言って俺の肩をポンと叩いた。

「あ・・・ああ。ありがとう。いち早く事態の収縮をしないとな・・・」

俺は絶望した。

もう、どうしようもできないことに、取り返しのつかないことに、絶望していた。

「大丈夫よ・・・お父様・・・」

俺は無言になって歩いてしまった。

________________

加寿Side

明らかに大毅さんが落ち込んでいた。

俺はかける言葉が見つからない。

いくら大毅さんのせいではないといえ、それじゃ世間は許すわけない。

「悩んでられるのも感染者のいない今のうちだな。」

俺はボソッと、そう言った。

「ああ、わかってるよ。すぐ切り替えるさ。」

そして大毅さんが気持ちを切り替えた後、目の前に驚く状況が起きていた。

「助けて・・・助けて・・・」

目の前で生存者が鎖につながれて生きていた。

どうやらまだ噛まれていない様子だ。

「なぜここに縛り付けられてるんだ?」

俺は距離をとりながらその生存者に聞いた。

「罠にはめられたの!安全なところに連れて行ってもらえるって聞いたから!それで、目隠しされて、目隠しが取れたらここにいたの!お願い!信じて!」

そう言って生存者は俺たちの所に来ようとする。

しかし鎖がそれを許さず、アスファルトに頭をぶつける。

「痛い・・・!」

「あまり大きな声を出すな、感染者が来るぞ。」

俺はいまだにぶつけた頭を押さえている生存者にそう言った。

「感染者?あのゾンビのことですか?」

「ゾンビ・・・か。あながち間違ってないな。」

俺はこの生存者の鎖を外すべきか悩んだ。

「鎖外してあげよう?罠だったとしても大丈夫だよ。」

「なら・・・俺が責任をとる。」

そう言って俺がポールに巻き付いてる鎖を外す。

すると生存者は身軽になり、ジャンプをする。

「バカ・・・!騒ぐな!」

「えっ・・・?」

次の瞬間、防犯ブザーの音が響き渡った。

「クソッ・・・遅かったか。」

「いつ気づいたの!」

生存者が驚いて聞く。

「鎖を外す時点で何となく察したんだ。」

「そうなんだね。それじゃ、さようなら。」

そう言って生存者が自分の首にナイフをあてがう。

「やめろ!」

止めようとしたときには、生存者は首の奥深くを切っていて、血が噴き出る。

「っ・・・・!」

俺はその血をもろに食らってしまい、臭いがついてしまった。

その匂いに引き付けられるように感染者が集まってきた。

「してやられたな!」

大毅さんが銃を構え、優がナイフを取り出す。

「こうなったらやるしかないわよ。」

そして牧人がハンドガンを構え、真奈美は優の後ろに隠れている。

「さぁ、ここから踏ん張るぞ!頑張れ!」

そして俺は、拳を構えた。

感染者が俺につかみかかろうとしてくる。

「遅い!」

俺はそれを避け、後頭部にストレートを食らわせる。

その瞬間、後頭部がえぐれ、感染者は力尽きた。

そしてすぐに次の感染者が目の前に現れる。

少し後ろに下がろうとすると、後ろにもいた。

「囲まれたか・・・仕方ねえ!」

後ろから噛みつこうとしてきたヤツの頭をつかみ、ひねる。

するとヤツの首は曲がり、倒れた。

そして前にいる感染者を蹴り飛ばし、牧人のいる感染者の軍団に巻き込ませた。

「牧人、しゃがめ!」

俺は牧人にそう言い、軍団の中にいた牧人がしゃがんだ。

その後、俺が蹴った感染者が軍団に命中し、かなりの数の感染者が倒れた。

「まだ来るぞ!」

大毅さんがそう言った。

「まだいけるぞ!」

俺は再び拳を握りしめた。

_______________

牧人Side

罠に引っ掛かり、感染者に囲まれてしまった。

俺は、前に迫ってくる感染者をハンドガンでさばいていた。

「優さん!危ない!」

俺は優さんの後ろから噛みつこうとしてきている感染者の頭を撃ちぬき、倒した。

優さんの髪の毛に血がかかるが、気にしている余裕はないようだ。

正面にいる感染者の喉元に、ナイフを突き刺している。

その光景を見ながら、俺は腰にしまっていたもう一つのハンドガンを取り出した。

「これでいい。行くぞ。」

俺は二丁拳銃で感染者の群れに走り出した。

まずは手前の二体の頭を打ち、その後に足元に滑り込んだ。

スライディングの勢いがなくなったころ、俺は群れの中から二丁拳銃を乱射した。

「うおおおおおお!!」

俺が撃った適当な弾が足止めになり、感染者は寄ってこない。

「牧人、しゃがめ!」

そう聞こえたのですぐにしゃがんだ瞬間、感染者が飛んで来た。

そして近くにいた感染者はみんな倒れていた。

「まだまだ!」

再び銃を構え、向かってくる感染者の頭に命中させていく。

「このままだとキリがないわ!こっちについてきて!」

ナイフを構えながら、優さんと真奈美さんが前に進む。

「行こう!」

加寿が目の前の感染者を吹き飛ばし、優さんについていく。

俺もそれに続くように走った!

「大毅さんも!急いで!」

アサルトライフルを撃っている大毅さんが、こっちを向く。

「先に行け!俺は必ず行くから!研究所まで走れ!」

「そんな!みんなで・・」

「良いから行け!」

大毅さんのあまりの剣幕に驚き、黙り込んでしまった。

そこで、加寿が口を開く。

「わかった。必ずな!」

「あぁ!待ってろ!」

そうして俺たちは、大毅さんを置いて路地裏に走った。

_________________

大毅Side

「よし、行ったか。」

俺はみんなが路地裏に逃げた後、感染者と交戦していた。

「くっ・・・!弾切れ!」

俺は持っていたアサルトライフルを捨て、腰につけていたハンドガンを持つ。

「何だこの数は・・・」

俺は完全に感染者に囲まれ、逃げることはできなくなった。

とりあえず一番近くにいた感染者にハンドガンを撃つ。

すると頭に命中し、倒れた。

しかしこんなことをしていたら間に合わない。

「終わりなのか・・・」

俺は、構えていた銃を下ろす。

その瞬間、声が聞こえた。

「そこに生存者がいるならしゃがんでくれ!」

俺はその言葉通りその場にしゃがんだ。

「さっきも同じような・・・」

おれがしゃがんでしばらくすると、アサルトライフルの銃弾が俺の耳に聞こえてきた。

「マスター!」

「ああ!」

あらかた感染者が倒れると、一人の男が刀を持って飛び込んできた。

「おらっ!」

そして男が刀を振り、近くにいた感染者の頭が取れた。

「大丈夫か?立てるよな?」

「あ、あぁ。立てるよ。ありがとう。」

俺は男の手を借り、立ち上がった。

「危ない!」

俺は男の後ろにいた感染者に銃を撃ち、倒した。

「間一髪だな。俺は神田忍かんだしのぶだ。バーのマスターをやってたからマスターって言われてる。」

「なるほど。じゃあ俺もマスターって呼ぶ。俺は井上大毅だ。よろしく。」

二人で会話していると、さっきアサルトライフルを撃っていた私服の男と、その横にいる男が近づいてきた。

「よろしく井上さん。俺は自衛隊の坂橋学人だ。今は私服だけどな。」

「ああ。坂橋だな。」

「すごい射撃の腕だったぜ。俺は高橋翔馬たかはししょうまだ。よろしくな。」

お互いに自己紹介を済ませ、一息ついた後、俺はこれから向かう場所を伝えた。

「俺はこれから研究所に向かう。仲間を待たせてるんだ。」

「奇遇だな。俺たちもこれから研究所に向かうところだったんだ。」

偶然が重なったようで、俺は提案をする。

「ここからの近道は俺が知ってる。だから俺たちでとりあえず行動しないか?」

すると、みんなは頷いてくれた。

「こんな状況じゃ、助け合いが大事だからな。ここもまた感染者が来る可能性がある。急いで移動しよう。」

そうして俺たちは研究所に足を運んだ。

To Be continued.......................



次回予告

チームで行動していた加寿たちが分裂し、それぞれが研究所に向かうことになった。

研究所につき、お互いが再会するとまさか・・・・!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=160432594&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ