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再出発 研究所へ

牧人Side

「・・・・行こう。」

俺は美香に俺のシャツを被せ、しばらく落ち着いたあと、涙を拭いた。

「もう大丈夫なのか?焦らなくてもいいんだが・・・」

「いや、いい。もうこれ以上、被害を食らいたくない。」

美香の死を目の前で痛感し、俺の心は変わった。

この世界に対する、狂うほどの恨み。

「絶対に、この世界は終わらせない。」

俺は、手に持っていたハンドガンを握りしめた。

「たしかに、こんな世界になったけど、私たちが頑張るしかないわね。」

優が隣に立つ。

「俺の責任でもある。責任はしっかりとるつもりだ。」

大毅が優の隣に立った。

「なんだかんだこのメンバーは気に入ってるからな、仕方ねえ、付き合ってやるよ。」

加寿が俺たちの後ろでそういう。

「みんないい人だね。あたしもついていきたいかも!」

真奈美が加寿の隣でそういった。

「なら、これからもみんなで進むぞ。弱音はなしだ。」

その言葉にみんなが返事をした。

「わかった!」

そして俺たちは歩き始めた。

_________________________________

加寿Side

覚悟を決めて進むことを決意した俺たちは、雨の降るアーケードを再び歩き出した。

アーケードの中だから雨は入ってこないが、じめじめとして胸騒ぎがする。

「大毅さん、さっき美結さんと冬馬に会ったって話したよな?」

「ああ、話してたな。それがなにか?」

「なにか、胸騒ぎがするんだ。研究所で再会したとき、どうなるのか。」

俺がそういうと、大毅は大きな声で笑った。

「アハハ!加寿は考えすぎだ。いざという時は助け合いだろ?大丈夫だ。」

どんなときでも不安を感じさせないこの人は、社長の器にふさわしいと思った。

「優、この人がお父さんでよかったな。」

俺は優の隣まで歩き、そう言った。

「ええ、あたしの自慢のお父様だもの。本当にうれしいわ。」

大毅さんには聞こえないくらいの声で、俺にそう言った。

「なるほどな、いいことだよ。」

俺はしばらく感じていなかった幸せを感じることができた。

その余韻に浸っている間に、牧人が口を開く。

「アーケードを抜けるぞ。もう研究所が見えてきた。あれだ。」

俺たちがアーケードを抜けると、雷鳴とともに研究所が先に見えた。

まだ少し距離があるが、今日中に研究所にたどり着けそうだ。

「待て、感染者がいるかもしれない。迂回するか?」

大毅さんが問う。

迂回したほうが確実なのは確かだ。

しかし今は時間が残されていない。

あの二人が何をしでかすかわからないから、早めに研究所に到着する必要がある。

「迂回はしない。俺が感染者を倒しながら進む。援護をしてくれればそれでいい。」

俺はそう提案した。

異論があった人はいなかったようで、みんなが正面の道を進み始める。

「もう少しだ。この暴動を終わらせてやる。」

牧人が、そう呟いた。

To be continued.....................























次回予告

美香の死を乗り越え、再出発した主人公たち。

研究所へ向かう道の途中で、大きなトラブルに巻き込まれ・・・!?

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