Outbreak_出発
二週間後・・・・・・・
高橋Side
俺たちは限られた二週間の間で準備を進めた。
「最終チェックだ。食料一ヶ月分、非常時用の武器、着替え、水だな。あと・・・」
そう言ってマスターはひときわ大きなカバンのファスナーを開ける。
「こいつだな。政宗。」
武器屋の承認に渡された刀を持ち上げた。
「刀と武器は俺が持つ。高橋はそっちの水の荷物を頼むよ。」
「わかった。」
準備が終わり、俺たちはシェルターを出た。
外に出て少し歩くと、坂橋に遭遇した。
「おはよう。準備は大丈夫か?」
「ああ、完璧だ。そっちは?」
俺が坂橋に聞くと、彼は荷物が詰まったリュックサックを見せた。
「さっき感染者に噛まれた生存者がいてな。仕方ないから追い返したんだが、そいつがリュックサックを渡してきてな。俺が遠征に行くことを知ってるから俺にこのリュックを渡してきたんだ。」
そう言って坂橋がリュックを開ける。
「すげぇ・・・これだけあれば困らないな。」
そこにあったのは、ハンドガンからアサルトライフルまで、これ以上はいらないくらいの量の銃が入っていた。
「で、銃弾はこっちだな。」
そう言って別の手提げバッグを開ける。
「なるほど・・・一ヶ月は持ちそうだな。」
そこにはさっきあった銃に対応したマガジンが詰まっていた。
「大荷物になるがこれくらいないと研究所の調査に乗り込めないからな。ここもいつまでも安全な保障はない。」
「たしかにな。それで、研究所までのルートは決まってるんだよな。」
「もちろんだ。これを見てくれ。」
そういって坂橋が地図を広げる。
地図には始点と終点に赤い丸が囲ってあり、それをつなげるように赤い線が引いてあった。
その間に、一つだけ小さく丸が囲ってあった。
「まず、ここが現在地点だ。それで、この線の通りに進んでいくんだが、途中でここに寄る。」
そう言って坂橋がペンで途中の小さな丸を指す。
そこに書いてあったのは・・・・
「岡見高校?高校に何の用が?」
「途中で休むところも必要だろ?休むついでに生存者がいれば助けるぞ。」
言われてみれば一日で研究所に行けるような距離ではなかった。
「なるほどな・・・。車でどれくらいの所だったんだ?」
車で行くことは不可能でも、何となく聞いてしまった。
「そうだな・・・俺たちが車で研究所から逃げたときは1時間かかったな。まだ近道を使えたからな。ここを見つけられたのも奇跡みたいなもんだ。」
「そうなんだな・・・」
そう話しているうちに、腕時計のアラームが鳴った。
「アラームか?」
「あぁ、出発の目安になるかと思ってな。」
「いい案だな。話は終わりだ。じゃあ、行くぞ。」
「あぁ、行こう。」
俺たちは、安全地帯の門を開け、感染地帯に再び足を運んだ。
Out Break season1 end




