out_break 封鎖
遅くなりました。
内容は・・・どこかと被ってる?
高橋Side
マスター、武田、俺で車に乗り込み、街を走っていた。
「どうしてこうなったんだろうな。なぜ製薬会社がそんな企みをしていたのか・・・」
「そんなこと俺たちも知りたい。とりあえず本社に行くべきだ。」
「本社?」
「インバの本部だ。そこに行けば何かわかるかもしれないな。」
しかし、俺たち三人じゃ本社に太刀打ちできるはずがない。
「さっき行かないって話じゃなかったのかマスター・・・」
「そうだ。まだ生存者はいるはずだ。この辺を少し回ったほうが・・・」
「わかった。もう少し先の道で止まろう。準備をしておけ」
「了解だ。」
・・・・・・
車を降りて、周囲を探索することにした。
「なんだここ・・・本格銃専門店、遊び半分で来ないでください・・・だって・・・」
「本物の銃が置いてあるんじゃないのか?見てみよう。」
しかし、ひとつ気になることがあった。
「なぁ、ほかの建物は惑われてたりドアが壊れてたりしてるのに、ここだけ板が打ち付けられてたり、ドアが修理された跡があるぞ。」
「中に人がいるのかもしれない。この状況だ、あまり刺激はしないようにしよう。」
俺たちは武器を構え、店のドアを開けた。
・・・・・・
店のドアにはベルがついていて、開けると音がするようになっていた。
「誰じゃ・・・」
店の奥から出てきたのは、無精髭を伸ばしに伸ばした翁だった。
その小さな体とは裏腹に、その威圧感は俺たちを圧倒させた。
「近くに頼りがいのある店があったもんで、少し寄ってみようかと思ったんだが・・・」
「わしらはもう年じゃ。いつ死んでもおかしくない。ここにある好きな銃を持っていけ。ただな・・・」
そこまで言うと翁は店の奥に消えた。
「先に銃を集めておくか?」
「待て、条件があるだろう。」
「待たせたな。条件として、これを守り抜いてくれ。」
そう言って翁が持ってきたのは、一つの刀だった。
「刀?」
「そうだ。本庄政宗といってな・・・徳川家で一番価値のある刀だ。行方は不明だったのだが、今はなき息子がとってきてな・・・形見なのだ。」
「なるほど・・・」
「この刀は危なくなったときに真価を発揮する。大事にしてくれ・・・頼むぞ・・・」
「わかった。この刀は俺たちが大事に使わせてもらう。」
「頼むぞ・・・じゃあ行け・・・ここはもう持たないぞ・・・」
「すまない爺さん、何もできなくて・・・」
「いいんだ・・・生きるんだぞ・・・」
「ありがとう。行ってくる。」
そう言って俺たちは翁に別れを告げた。
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マスターSide
外に出ると、目の前には地獄が広がっていた。
「はやくこっちへ!この道路を封鎖します!」
自衛隊の人たちが、道路を閉鎖していた。
閉鎖している逆方向を見ると、音に反応した感染者がこちらに走ってきていた。
「急げ!転ぶなよ!」
俺はみんなにそう言って閉鎖中の道路へ走り出した。
「あと十秒後、閉鎖が終了します!急いで!」
あと数メートルの所で武田が感染者につかまってしまった。
「武田!お前!」
「こ・・・こいつを頼むぞ!・・・うがあああぁ!」
武田は高橋に刀を渡し、ついに噛まれてしまった。
「くそ・・・!マスター!行こう!とまってると危ない!」
めそめそしてるのは後にしようとしているのか、無理して先に進もうとしている高橋の手を握り、俺はもう少しで閉まりそうなゲートに滑り込んだ。
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武田Side
「あいつら・・・・いきてくれる・・・よな・・・・」
かすかな意識の中、俺は彼らの安全を祈った。
そして数十分後、俺の意識は消えた。
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To Be continued...........................




