遭難 はぐれた仲間
合計一万アクセス本当にありがとうございます!
一万人に恥じない作品にしますので、今後ともよろしくお願いします!
午後7:35分
とある山に、ヘリコプターが墜落した。
推定8人が行方不明だが、それを探してくれる人はいない。
なぜなら、この世界は・・・・
感染しているから。
大毅Side
「・・・っ痛ってえ。なんだここ・・・」
長い眠りから覚めた後、俺は背中に激痛を覚えた。
おそらく、ヘリから降りた後、外れたプロペラが背中に当たったのだろう。
生きることが奇跡なくらいだ。
「みんなは・・・・・・どこに行ったんだ?」
俺がいるのは、木に囲まれた見知らぬ土地、ほんのり煙の臭いがして、鼻につく。
とりあえず、みんなと合流できるまで、移動をする。
「ここは・・・山っぽいな。いてて。」
背骨が折れたのではないかというレベルで背中が痛むが、動かなければ死んでしまうだけだ。
しばらく歩いて、目の前に人影が見えた。生存者だろうか?
「あの、すみません。少しいいですか・・・」
俺の声に反応して振り向いた「それ」は、人間ではなかった。
それは、俺に近づいてきた。
「くそっ!こうなったら・・・」
俺は近くにあった木の棒を、「それ」の目に向かって突き刺した。
「ヴヴヴヴヴ・・・」
「それ」は、すぐに倒れこみ、動かなくなる。
「ふぅ・・・男か。美香ではなさそうだ。みんなはどこに行ったんだ・・・」
そんなことを考えてると、ポケットから振動を感じた。こんな状況でも、携帯は生きているようだ。
「誰からのメールだ・・・?」
携帯を開き、通知を見てみると、本文に「優」という文字が
書いてあった。
「優!生きてるのか・・・。よかった」
俺は安堵して、その場に座り込んだ。
しばらくして、俺はメールの内容を確認した。
『From:優
本文:お父様へ。私たちは無事よ。どうやら墜落したところは山のようだわ。私たちも下山を始めているから、お父様も下山して合流しましょう。
あと、美香の状態が悪化してきているから、下山したら町を探して薬局へ行きましょう。
山のふもとで待ってるわ。
優、真奈美、美結、美香、加寿、溜畑、牧人より』
「山のふもとか。急ごう!」
疲労を感じるが、自分に鞭を打って、俺は先に進むことにした。
___________
優Side
「・・・ん」
ヘリコプターから降りたあとからの記憶がないけれど、私たちはまとまって着陸することができたわ。
急いで点呼をしないと・・・
「みんな、起きて。点呼をとるわよ。」
私が声をかけると、全員が起きた。
「ん~、おはよう。ここは?」
「どうやら山みたいね。少し肌寒いわ・・・」
10分ほどかけて、私たちは移動の準備が整った。
しかし、一人欠けている。
「お父様・・・どこへ行ってしまったの・・・」
「大毅さんは?」
「大毅、がいない。あいつがいないと、何もできない・・・」
そう、お父様とはぐれてしまったの。幸いお父様はしぶといから、死ぬことはないと思うけど、合流しないと何も始まらないわ。
「取り合えずメールしておくわね。通信ができないから時間がかかるかもしれないけど。」
「送信してる間に進もう。合流は山のふもとで。」
「ええ。そうしましょう。」
_____送信中_____
これでお父様に届けばいいけど・・・
「美香ちゃん。大丈夫?歩ける?」
「うん・・・ゲホッ・・・まだ、大丈夫かな。」
美香の状態は、朝よりも悪化している。
これは感染している可能性が高いわね・・・
「美香には悪いけど、急がないといけないの。少しだけ無理をしてもらえるかしら。」
「わかった・・・ごめんね、私で迷惑かけて・・・」
「迷惑なんて感じてねぇ!」
牧人の怒声が響き渡る。
「美香が死んだらどうするんだよ!誰も迷惑だなんて思ってねえ!」
「牧人・・・・」
「苦しくなったら言えよ。おぶってやるから。」
「うん・・・ありがとう。」
「牧人さん。美香のことが好きみたいね。」
「そういうことではない。まぁ、詳しくは山を下りてからだな。行こう!」
「ええ。」
「了解」
みんなの活が入ったところで、私たちは山のふもとへ移動を始めた。
自分の体の不調も忘れて・・・
To Be continued........................................
次回ものんびり更新します。
感想、評価、ブックマークお待ちしています!




