メーデー 絶体絶命
大毅Side
どうやらうまく脱出できたようだ。
美結がうまく話をつけてくれて、俺たち八人は、大きなヘリに乗っている。
「本部までどれくらいかかるんだ?」
「んー?だいたい一時間かそこらかなー?途中で燃料も入れるだろうからねー。」
「意外とかかるもんなんだな。」
正直海に囲まれていたとはいえ、本部までそんなかかるとは思わなかった。
このまま順調だといいけどな。
「うわー!負けたし!もっかい!」
「おいおい、もう五回もこれやってんだぞ。まったく、お前のその根気だけは負けるよ・・・」
「そりゃどうも。でも悔しいじゃないすか大毅さん!このまま負けるわけには・・・」
「何やってるのかしら?お二人で。」
「あぁ、オセロだよ。優もやるか?」
「遠慮しとくわ、こういうのは観戦するのが楽しいのよ。」
「そういうもんか?」
「美香ちゃん。大丈夫?」
「寒いけど・・・まだ平気。ありがとう。」
「体調悪くなったらすぐいうんだよ。励まさないと力でないでしょ?」
「ん・・・まぁね。」
「なーんて、美香ちゃんは強いから大丈夫だって。ほら、お茶あげる。アツアツだから気を付けて。」
「ありがとう。・・・おいしい。」
「あったりまえじゃなーい!私が作ったんだから!」
「これ・・・真奈美ちゃんが作ったの?」
「そうだよ!おいしいようでよかった!そのおいしさの秘訣は~」
「秘訣は・・・?」
「は・ち・・・」
『メーデーメーデー。現在エンジントラブル発生中。このまま墜落する恐れあり。乗客の皆さんは、しっかりつかまってください。』
みんなが和やかに話してるなか、突然エンジントラブルが発生した。
もうまいったなぁ。こりゃ・・・
「美香ちゃん!」
真奈美の声がしたほうを見ると、真奈美にかろうじてしがみついてる美香の姿が見えた。
このままだと美香が落ちてしまう。
「優!手伝ってくれるか!?」
「わかったわ!」
俺は急いでパラシュートがあるところへ急ぎ、手に取った。
「真奈美!美香!使ってくれ!」
「ありがとう!美香ちゃん、大丈夫!?」
「うん・・・!大毅さんありがとう・・・!」
「礼なら後で!降りるぞ!」
ヘリの中はパニックになっていたが、どうにかして一人でも多く助かるように指示を出した。
「みんな!パラシュートは持ったな!今から降りるぞ!100m落下したらパラシュートを開け!」
みんなは俺の指示を聞き、うなづいた。
「それじゃあ行くぞ・・・3、2、1、ゴー!」
一斉に飛び出し、空から落ちる。
ものすごい風の音が耳をつんざき、痛みを覚える。
すぐにパラシュートを開きたくなるが、まだ半分しか落下していない。
「もう大体100mだな!開くぞ!」
ほぼ聞こえてないと思うが、そう言って俺はパラシュートを開いた。
その瞬間
バサッ
パラシュートを切るかのような音の後、背中に激痛を覚え、俺は気絶した。
To Be continued........................
次回も気ままに投稿します。




