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感染した世界で ~終わりの始まり~  作者: 印旛二号店
市街地編 第二の被害者と地獄
35/68

市街地 感染症の開始


ここはとあるショッピングモール。

開校記念日で学校が休みの陞一このいち高校三人のメンバーは、このショッピングモールに来ていた。

牧人Side

開校記念日らしいけどほとんど学校を休んでいる俺には関係のない話だった。

ふと携帯を開き、ニュースを見ると、見出しに大きく不穏なニュースが流れていた。

「あ、新しいニュース来てる。」

「どんなニュースだ?」

幼馴染のたけるが聞いてきた。

「製薬会社インバがゾンビウィルスを漏らしたって」

「なんだか映画みたいな話だね。」

そのニュースの話を半信半疑で同じく幼馴染の咲良美香が聞いていた。

半信半疑なのは俺も同じだった。しかし、その疑いはすぐに晴れる。

「ハッ、そうだな。どうせここまで被害来ないだろ。」

「わかんないよー?ゾンビ来るかもしれないじゃん」

冗談交じりに尊が言う。

すると美香がある人のことを指さした。

「あ、なんかあそこ。人が苦しそうだよ?」

美香が指さした先には、一人の男性が、うめき声をあげながら、ふらふらと歩いている。

「随分と死にそうな顔してんなぁ」

「きゃっ!」

その男性と、一人の女性の肩がぶつかり、女性は倒れてしまった。

「嘘だろ!?男のほうがひょろっとしてるぞ!?」

「まさか・・・」

女性は怒りながら立ち上がり、服を整えると男に怒鳴った。

「痛いわねあんた!謝ってよ!」

「ヴウウウウウウ・・・・」

しかし、男は唸ることしかしない。

「うなることしかできないのか・・」

次の瞬間、男は女性の肩に噛みついた。

「きゃあああああああああ!!!!!痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!」

「嘘・・・だろ・・・・」

「・・・・・・・・・」

女性が噛まれた周辺の人たちは、時間が止まったかのように動かない。しかし、

「・・・・ヴウウウウウウウ」

死んだはずの女性が、すぐに目を覚まし、さっきの男のように唸り声をあげながら立ち上がる。

「女の人が、立ち上がった・・・あんなに噛まれてるのに・・・」

「お前ら!こいつらは人間じゃねえ!逃げろ!」

俺はそう叫ぶと、

「行くぞ!ここから脱出する。」

「わかったわ!」

「了解。混みだす前に急ぐぞ!」

ショッピングモールからの脱出を目指した。

________

「邪魔だよぉ!道をあけろ!」

「馬鹿な事言ってんじゃねえ!こっちは娘がいるんだぞ!」

「知るか!そうなら早く行けよ!」

ショッピングモールは阿鼻叫喚だった。

殴りだすもの、恐怖に泣き出すもの、立ち尽くし、祈りだすもの。

しかし、感染者はそれを待つことはしない。

「ヴウウウウウウウ・・・・」

「すぐ後ろに来てんだよ!」

詰まっている正面の入り口に感染者が近づき、人間に噛み付く。 

「知るか・・・ぎゃあああああああ!!!」

首元を噛み付かれ、血が噴き出る。     

もちろん周りにいた人にもかかり、悲鳴はさらに重なった。

その音を目印にするかの如く、感染者はそこに集まった。

_________

「ねえ牧人まきと!どこに行くつもりなの!?」

「行く当てはねえけど!とりあえずこの場所から出るぞ!」

正面からの突破は無理だと思った俺は、従業員専用の出入り口から脱出することを考えた。

「君たち!どこを走ってると思ってるんだ!」

すると、警備員に見つかり、追いかけられる。

「げっ!警備員だ!」

「とりあえずこっちに・・・うわあああああああ!!!!!」

尊が合図を出そうとするが、後ろにいた感染者に噛まれてしまった。

「やめろ!やめろおおおおおおおおおおおぉぉ!・・・・・」

そのまま組み伏せられ、尊は噛まれ続けていた。

「くそ!尊・・・・!」

「牧人!もう来てるから!こっち!」

「美香!後ろ!」

美香の後ろには、一人の男がいた。

従業員かと思ったが、その異質な雰囲気から一瞬で違うと察知する。

そいつは、女性に噛み付いたあの男だ。

「きゃっ!」

男は美香に噛み付こうとするが、間一髪で俺が蹴飛ばして距離を離す。

「美香!くそっ!武器は・・・これしか!」

牧人は、近くにあったモップを折り、感染者に向けて構える。

「牧人・・・!」

「食らええぇ!」

近づいてくる男の眼球めがけて、折れたモップを突き刺した。

そうして、その男は力尽きた。

「ヴァアアアアア・・・・・・」

「・・・えっ?」

「はぁ・・・・はぁ・・・大丈夫か?」

「うん、ありがとう牧人。」

「それくらいお安い御用だ。それよりも急ごう。もう武器がない。」

「わかった!」

俺たちは再び走り始めた。

・・・・・・・・・・・・・

「はぁ・・・はぁ・・・・美香!」

「牧人!私もう・・・・」

俺が振り返ると、美香が膝をついていた。

「馬鹿なこと言うな!ほら、急ぐぞ!」

俺は美香を立たせ、手をつないで走り出した。

「やっと・・・出れた・・・」

俺たちはうまく脱出することができた。しかし・・・

「はぁ・・・・はぁ・・・はぁ・・・・どうなってるのよ・・・・これ・・・」

「ほんとだよ・・・なんだよこの状況は・・・」

二人の目の前にあった光景は・・・・・

 「く・・・来るなぁ!」

 「ヴウウウウウウウ・・・・」

感染者に噛まれ、首から血を吹き出す男性に・・・

「うがああああああ!やだああああ死にたくない!」

叫ぶ女性、燃え上がり、爆発する車。そして・・・

 「ヴウウウウウ・・・・・・」

山のような感染者の姿だった。

それはまるで、絵に描いたような地獄絵図だった。

「そうだ!ほかの三人は!?」

「電話してるのに!これだよ!」

*おかけになった電話は、電波の届かない場所にあるか、利用できない状態です。

「なんでだよ・・・なんで・・・」


          「なんで、こんなことになったんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」


To Be Continued...........














また新しい人の登場です。

言い換えれば、第二の主人公です。

伏線かな?

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