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脱出 そして避難へ

加寿Side

「はぁ。やっと一息つける。」

車に乗ってちょっとしたころ、大毅さんはやっと喋った。

「どこへ向かおうとしてるのかしら?」

その優の問いに俺が答える。

「キャンプだ。帰って飯でも食おう。」

「ま、まだお腹はすいてないわ。」

そういった次の瞬間、優のおなかが鳴った。

「体は正直らしいな。まぁ、我慢して偉かった。もう大丈夫だから。」

「うぅ・・・」

そう言って優が下を向く。

「でもまだ時間はかかる。おそらく迂回しないといけなくなるな。前を見てくれ。」

大毅さんにそう言われ、前を見ると、いくつの車が横向きに倒れていて、進むのは不可能そうだ。

「ここから迂回?道はわかるのか?」

「まぁ、何とかなるさ。このナビはあのキャンプ付近を示している。」

「そうだったのか」

「ああ。」

「そういえば気になったのだけれど、いつから加寿とお父様が仲良くなったのかしら。」

「え?」

二人の言葉が重なった。

「まぁ、協力しないといけないからな。仲良くしておくことに越しておくことはないだろ。」

「お父様、焦らないでいいのよ。」

「あ、焦ってないぞ。」

この男、何かを隠してる。

____________________

真奈美Side

大毅さんと加寿さん、それに又木さんがここを出発してから結構な時間がたってる。

みんな心配になりながら、三人、いや、四人の帰りを無事に待っていた。

「まだ帰ってこないね。」

美結さんとポーカーをしながら、そうつぶやく。

「そうだね。まぁあの人たちなら何とかなるよ。あ、フルハウス。」

「だといいけど。負けたし・・・」

三十分ほどやっていけど、いまだに勝ててない。

相当運が強い女の人らしい。

「あ、ちょっと待っててね。すぐ戻る。」

「うん。」

そういって美結さんはキャンプを出た。

「暇になったなぁ。」

______________

美結Side

「はい。」

『現在位置を教えろ。そこは圏外だぞ。』

「今北キャンプです。救助に来てもらえませんか。」

どうやら学校についたときのメンバーからの無線だった。

『学校にいた生存者は』

「キャンプにて待機中。仲間のうち二人が探索に出ています。」

『現在位置確認完了。私たちのいる場所からやく一時間で到着する。待機せよ。』

「了解。」

そうして私は無線を切った。

「さて、と。ポーカーの続きでもしようかな。」

真奈美の所に戻ることにした。

__________________

真奈美Side

「ただいまー。電話してきたの。友達とね。」

「友達は生きてるんだ。」

「まぁね。しぶといやつだから。」

そう言っている美結さんは心なしか嬉しそうだった。

「そういえば真奈美ちゃん。」

「んー?」

次のカードゲームの準備をしながら、美結さんの呼びかけに反応する。

「ここに、救助が来るの。一時間後。」

「え・・・」

あまりにも突然の報告に、手に持っていたカードが床に散らばった。

_____________

加寿Side

「もう着くけど・・・なんだありゃ・・・」

キャンプにつくと、入り口に軍用車、中には戦闘機のようなものが止まっていた。

「救助が来たっぽいな。降りよう。」

俺は優のいる後部座席に行き、ドアを開けた。

優がゆっくりと降りてきて、俺の手をつかむ。

「ゆっくりでいいからな。」

優にそう言って、兵士のいる入り口に向かった。

「君たちが学校にいたっていう生存者かな?美結から聞いたよ。」

「な・・・」

「まぁまぁ落ち着いてくれ。違うんだ。救助しに来た。とりあえず中に入ってくれ。」

「分かった。」

・・・・・・・・・・・・・・・・

中に入ると、三機の大型戦闘機に、このキャンプの住人が乗り込んでいた。

「真奈美は・・・」

真奈美の姿を探すが、見当たらない。

「お疲れ様。真奈美を探してるのかな?」

後ろから声をかけられたので、振り返ると、美結がいた。

「おお、美結。真奈美はどこだ?」

「もう乗り込んでるよ。優と真奈美、大毅と加寿ね。」

「了解。んで、誰がこの救助を?」

「それは・・・たまたま通りかかったところを助けてもらったの。」

「なるほどな。」

少し腑に落ちないが、しょうがないと思った。






______だって、この女は嘘ついてる。


「行こう。もうここには戻れない。準備は万全に行くぞ。」

大毅さんがそう言って、自分のキャンプに戻った。

俺はもうすでに用意は終わっているので、乗り込むように歩き出す。

「行こう、優。」

「ええ。」

ようやく、一息つける。

そう思うと、心が躍りだした。

噛まれた腕が、少し痛むが・・・。


To Be continued....................






















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