突撃
加寿Side
「そんなことは必要ない。」
俺は兵士から銃を奪い、二人の頭に撃ちぬいた。
「行こう。このドアの先だ。」
「気を引き締めろ。この先の優を助けたら、キャンプに戻るぞ。」
「ああ。」
俺はドアを開けた。
_________
大毅Side
「冬馬!」
俺はドアを蹴り飛ばし、冬馬を探す。
「ひいいいいぃ!」
そこにいたのは、多くの生存者だった。
みんなの健康状態は良く、どうやらうまく管理されているようだ。
「やっと来ましたか。社長。」
「優を返せ・・・」
「まだ無理ですよ。使いますから。」
俺はその言葉を聞いて、何かが切れた。
気づけば冬馬の胸ぐらをつかんでいた。
「ふっ・・・」
分かりやすい挑発に乗っている。
そんなことはわかっていた。
でも、それだけは許せない。
「優を、モノ扱いしやがって・・・・!」
「みんなそうですよ。ここにいる人も。」
「くそっ・・・とにかく優を返してもらう。どんな手を使ってでもだ。」
「そうですか。なら。」
冬馬が合図すると、生存者が武器を持って立ち上がった。
「此処にいる人全員、それと私に勝てたらいいでしょう。」
「上等だ・・・!」
そして、戦闘が始まった。
_____________
加寿Side
初めに一人のナイフを持った男が俺に突進をしてきた。
「バカなことを。」
俺はナイフを取り上げ、そいつの首に当て、切る。
血を吹き出し、そいつは倒れこんだ。
それを眺めているうちに、もう一人が突っ込んでくる。
手にはスタンガンを持っている。
俺はそれをたやすく避け、頭を持ってひねる。
それで奴の首はありえない方向に曲がり、力尽きた。
それを見ても周りの奴らはよろけたり怖がる様子がない。
「無謀だぜ。何人こようが同じだ。」
そういうと三人ほどで俺のことを囲んできた。
それぞれナイフ、バット、警棒を持っていた。
童子のタイミングで俺の頭めがけて攻撃を仕掛けてくる。
俺はそれをしゃがんで回避し、俺に当たるはずだった強い一撃は、それぞれの頭に直撃し、三人ともダウンした。
残りは約20人ほど。
大毅も持ち前のナイフでうまく応戦している。
「ふっ・・・この!」
大毅が一人の男に羽交い締めされた。
「離せ・・・!この野郎!」
その先にはリーチの長い箒の柄を持った男がいた。
「死ねぇ!」
俺はその男の持ってた柄を折り、そいつに本気のストレートを頭に当てる。
するとそいつの頭は吹っ飛び、死んだ。
「こいつも・・・おりゃ!」
大毅が後ろにいる男の首を切り、羽交い締めから解放された。
「もう少しだ。頑張れ!」
戦いは、まだ続く・・・
・・・・・・・・・・・・・・
「はぁ・・・はぁ・・・・」
すべての生存者を倒し、俺達は疲れ切っていた。
「お見事。では、1対2ですね。」
冬馬が腕を鳴らしている間に、腹に一撃を与える。
「そんな攻撃、読めてますよ。」
それを腕で受け止めるが、予想以上の力だったのか、受け止めていた腕は力がなくなっていた。
「うっ・・・」
やがて手が離れ、攻撃できる隙ができた。
「終わりだ。」
俺はストレートで頭を、大毅はナイフで腹を切り、冬馬は死んだ。
そいつのポケットから鍵を取り出し、鍵のかかっていた部屋を開ける。
その先には・・・
「優・・・優!」
「お父様なの?」
「無事か・・・?」
「目が見えないわ・・・。」
「優・・・すまなかった・・・もっと早ければ・・・ごめんな・・・ごめんな・・・」
目が見えなくなった、井上優がいた。
俺は、現実を受け止められなかった。
To Be continued............




