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地下通路 消えた未来

優Side

目を開けた。

その感覚があったのに、私の目の前には暗闇が広がっていた。

まさか、私は視力を失ってしまったようだった。

扉が開く音がした。

「おはよう、優さん。調子はどうかな?」

「目が見えないわ。どういうことなの?」

「知りませんね。おそらくストレスでしょう。」

「このっ!」

ベッドから立ち上がろうとするけど、目が見えないのでうかつに動けない。

「まだしばらく寝ていてください。」

その言葉の後、私の頭に強い衝撃を受けた。

______________

大毅Side

地下通路におりて、少し進むと、すごい暗闇だった。

「暗いな。懐中電灯ないのか?」

「あいにく。持ってないぜ。」

いざという時には役に立つのにこの時はだめな加寿だ。

「仕方ない。この暗闇を進むしかないか。」

俺たちは、黒に染まったその道を進んだ。

・・・・・・

暗闇の中、足音だけがコツコツと響く。

「どんだけ歩けばいいんだ?」

「さぁ、俺の直感だと、あと一キロかそんくらいだな」

「ふむ。まだかかりそうだな。携帯も圏外だ。」

「そういえばそうだったな。でもこの先なのは間違いなさそうなんだけどなぁ。」

「優、無事だといいが・・・」

「大丈夫だ。あいつのことだからメンタル強いよ」

「そうならいいけど・・・」

とうとう話すこともなくなってしまった。

黙り込んだそのとき、加寿が俺の手を握ってきた。

「なんだよ・・・」

「いや・・・どこにいるか不安だからな。別に、変な気がおこったとか、そんなんじゃない。」

「そうか。まぁいいけどさ。」

それ以上でもない。それ以下でもない。

加寿との関係は、いまだ謎だ。

______________

加寿Side

優のことを考え、不安に思うあまり大毅さんの手を握ってしまった。

別に変な気はないが、無意識とは怖いものだ。

幸い、力を入れていなかったので、腕をつぶす心配はなかった。

「さて、そろそろだぜ。手、放せよ。光が見えてきたぞ。」

「あ、ああ。先に行く。」

そういって俺は大毅さんの先を歩く。

さっきの手を握ったときの胸の動揺は何だったんだろうか。

(いやいや。俺は優が好きなんだ。ゲイなんかじゃない。)

そう考えていると、いつの間にか目の前には門番の兵士二人と、大きな扉が見えてきた。

兵士に止められる。

「君たち、この先に行くには感染確認が必要だ。とまれ。」


To Be continued........................












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