救出 キャンプへの移動
加寿side
優が連れ去れたあと、しばらく俺は動けなかった。
当面の目標はあの冬馬とかいうやつを殺すことに決まった。
「どうにかならないのか・・・」
「優に無線を送る。どうやら通信妨害で住所が特定できない。」
「そうなのか。報告の結果を教えてくれ。」
「了解。」
そういって大毅さんは無線を開いた。
「優、優!聞こえるか!?」
ノイズが走った後、聞きなれた女の声が聞こえた。
『お父様!』
通信妨害で上手く音が聞こえないが、確かに優の声が聞こえた。
どうやらもう到着しているようだ。
「優!よかった!今どこにいる?位置情報を探しても通信妨害でいまいちわからない!」
『私もさっき連れてこられたばかりで・・・どこかわからないわ・・・あと、一時間後・・・私は襲われる・・・』
その言葉に全員が固まった。大毅さんはしばらく考えた後、答えた。
「何!優が・・・すまない・・・どう考えても間に合いそうにない。」
一時間・・・どう考えても無理だった。
『大丈夫よ。いつか助けに来て・・・』
「分かった。本当にすまない・・・・。」
『うん。それじゃ後で。』
「了解した。」
通信を切り、大毅さんは膝を崩した。
「そんな・・・・優が・・・・」
俺はかける言葉がなかった。
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大毅Side
優との無線を切った後、俺の頭の中は真っ白になった。
「どうすれば・・・」
頭の中を動かしていると、車の音が聞こえた。
「なんだあれ・・・トラック!?」
なんでこんなところにトラックが・・・
ふと、頭の中に、一つの考えが浮かんだ。
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加寿Side
20tトラックが三台も来て、俺たちを好きなところに連れていってくれるらしい。
トラックの運ちゃんは彼らがアジトにしている今北キャンプに連れていってくれるらしい。
「なんでここら辺を走ってたんだ?」
俺は疑問に思った。
この辺はただでさえもう資源が少ない。あのコンビニを除いて、食料に関しては期待できないと思う。
「俺たちは食料を運ぶのにトラックを使ってたんだ。そんときにスリップ起こしちゃってぇな。」
「それでここに来たと。で、今北キャンプはどんなところなんだ?」
「人口127人。食料はなかなかあるが、贅沢はできない。ゾンビ対策はあまりなっていないから、お前たちに手伝ってほしい。」
「で、できることなら私もやります。」
「まあ、それは着いてからだな。」
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「ついた!今北キャンプだ。」
「「「おお....」」」
着いた場所はかなり大きな要塞みたいなキャンプだった。
「これ、俺たちが対策する必要あるか?」
「あるんです。きっと」
「そうかなぁ?もうコンクリートの壁できてるけど。」
「まぁ、なかに入ってくれや。あ、これ持ってくれ。」
そういって俺はあるものを渡された。
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『諸君。広場に集合してくれ。食料配給と報告がある。』
スピーカーで広げられた音声は、かなりと奥まで響いた。
「なんだ?報告って」
「場所でも移るんじゃないのか?」
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数十分後
大毅Side
『食料を貰ってないひとはいるか?』
「.....」
『では、報告に移る。この度、新たな生存者がこのキャンプに住むことになった。』
『自己紹介を頼む。』
「加寿だ。何かあったら、俺に、言ってくれ。」
「真奈美でーす。メイクは任せてねー。」
「美結ですー。私はなにもできないけどー、よろしくね!」
「大毅だ。今回のこの騒動、俺の会社のせいだ。」
『『はああああぁ!?』』
『静粛に!彼がやったわけではない。』
「すまない。ただ、おれはその償いをしようとおもう。やってほしいこと、なんでもやるぜ。」
そこら中から拍手が沸く。
何を言っても弁解できるわけではないだろう。
どうにかしてワクチンを作らなければ。
『以上で報告を終わりにする。解散!』
「まった!」
「あんたたちに、頼みたいことがある。」
『なんだ?』
「俺の娘、優の行方を探るのを手伝ってくれないか?」
to be countine.......




