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感染した世界で ~終わりの始まり~  作者: 印旛二号店
奇跡の行動、最悪の苦難
19/68

市街地探索 奇跡と悲劇

優Side

とりあえず市街地についた。

市街地は非常に争われた跡が残っていた。

かろうじて空いている店の中を見てみると、商品棚で壁を作っていた痕跡が残っていた。

「これは・・・ひどいわね。」

加寿は食料を探しに行った。

その間で私たちはこの商店街付近を探索することにした。

「真奈美、離れないでくれるかしら?」

「あー、ごめん。気になるお店があったから。」

そう言って真奈美は図書館を見つめていた。

「本が読みたいってことかしら?」

「うーん、使える本がないかなーって。」

「じゃあ、探してみましょう。」

そう言って私たちは図書館に入っていった。

・・・・・・・・・・・・・・・

加寿Side

優たちと相談して、この付近を探索するようだ。

大毅さんと美結が組んで、今日泊まれそうな場所を探す。

真奈美と優が組んで日用品などを探す。

俺は一人で食料を集める。

「まだ残ってるかー・・・?」

とはいえこの状況だ。

食料を探すのは簡単ではない。

そこで俺はとあるコンビニに入っていった。

___________________

コンビニの中は意外と綺麗で、商品も残っていた。

「こんだけ残ってりゃ一週間は持つか・・・」

「そうかもしれないな。俺はどうするんだ?」

レジのほうから男の声がした。

「ここにあるもの、少し分けてもらえないか?」

俺は交渉をする。

まぁ、もともとするつもりもないのだが。

「悪いが条件がある。」

「何だ。」

「お前、仲間いるだろう?」

「っ・・・!」

俺は不意を突かれ、言葉が出なかった。

「いるけど、何か?」

「その仲間の中に、井上優、井上大毅っているか?」

「・・・」

俺にはこいつを騙せない。

殺そうと思ったが、大毅さんを知っている以上殺すわけにはいかない。

「いるけど・・・」

「そいつを俺に渡せ。」

「それは無理だ。」

「なら食料も無理だな。あきらめな。」

「ちなみに、あんた。名前は?俺は加寿だ。」

「萩原 冬馬だ。」

「冬馬だな。わかった。伝えておくよ。」

そう言って俺はコンビニを出た。

「加寿・・・か。適性者だな。」

最後に聞いた言葉は、それだった。

「さぁな。あんたにはわかるだろ。」

_____________________

「あ、加寿。何かあった?」

交差点に差し掛かったところで、真奈美と優にあった。

「ああ。緊急会議だ。無線でみんな集めてくれ。」

「わかった。」

【こちら真奈美。緊急で会議を開始します。至急地図コード3の交差点に集合してください。】

・・・・・・

五分後、みんなが交差点に集合した。

「どうしたんだ。こんな場所に集めて。」

大毅さんが口を開く。俺はあのコンビニで起きたことを話すことにした。

「大毅さんと優にかかわることだ。さっき、萩原冬馬とかいうやつにあった。」

「・・・っ!」

大毅さんが狼狽えたのが見えた。

「その人はコンビニに籠城していて、食料を分ける代わりに大毅さんと優を差し出せと言ってきた。」

「そんな・・・・」

「食料は必要だ。しかし・・・」

大毅さんが話すのをためらっていた。

「ここまで来たら話してください。」

「あいつは・・・試作品のワクチンを打った。適性者だろう。加寿のような。」

「そうだったんですか・・・」

「あいつを敵に回すのは大変だ。俺たちで行って話を付けてくる。」

「了解しました。みんな、加寿について行って。」

真奈美が珍しく先陣をきってみんなをまとめようとしている。

仲間の間の空気は、非常に重かった。


To Be continued...................






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