航空支援 学校からの脱出
加寿Side
襲撃戦が終わり、美結への質問攻めが始まった。
「どこから来たのかしら?」
「空からかな。戦闘機に乗ってたら異常な量の感染者が発見できたの。それで指令が来てここにおりてきた。」
「なるほど。ってことは航空支援も来そうだな。」
「どうだかね。しばらく私もここの仲間にしてくれないかな?」
美結がそういうと、大毅がすこし考えた後、口を開いた。
「いいけど、航空支援が来た次第で、俺たちはここを出る。さっきの襲撃戦でかなりの量の弾を消費した。ここに残るのは愚策だ。」
「わかった。」
「それで、航空支援が来るまでは何するんだ?」
「夜遅いからもう寝よう。そのあとすることがないからみんなに任せる。」
「了解。そういえば美結ちゃん?」
「なに?」
「外から来たってことは外の状況が分かるってことだよね?どんな感じなの?」
「えーっとね・・・」
そう言って美結は少し考えた。
「感染者の量が場所によってちまちま。ここはすごい多かったけど。」
「感染者が多いところの特徴はやっぱり生存者か?」
「そうだね。ほかの人が対応してるけど。持つのは時間の問題かな。」
「俺たちが行ったところで解決できるものではないな。」
感染が始まったのは今日だっていうのに、このペースだと三年どころか一ヶ月もつかもわからない。
みんなの両親が生きてる希望も薄いだろう。
「さて、夜も遅いし寝ましょうか・・・」
「そうだな。」
午前0時、俺たちは屋上で眠りについた。
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朝日のまぶしい光と、いやになるほどの暑さで俺は目覚めた。
すでにみんなは目覚めており、これから何をするか決めようとしているところだった。
「加寿、おはよう。」
「おはよう。航空支援が届く目安はどれくらいだ?」
俺は美結に問う。
「うーん、大体あと三時間くらいで届くかな?無線で聞いてくるから待ってて。」
「分かった。」
そう言って美結は屋上のドアを開け、階段を下りた。
「暇になるな。」
「そうね。」
俺はすることもないので、気休めの筋トレをすることにした。
・・・・・・・・・・・
美結Side
「こちら山崎美結、本部、聞こえますか?」
薄暗い学校の四階で、私は無線をつかった。
外で使うとノイズなどの問題があるため、できるだけ室内で使うようにしている。
【こちら本部、どうした?】
「現在岡見高校に着陸し、生存者を発見しました。航空支援をお願いします。」
【生存者の数は?】
「私を除いて4人です。」
【了解。運がよかったな。今岡見高校に向かってるヘリがある。そいつに航空支援が乗ってるらしい。】
「大体何時間くらいで着きますか?」
【そうだな・・・三十分くらいだ。】
「了解しました。」
【無事を祈る。オーバー】
「ありがとうございます。オーバー」
無線を終わらせて、私は屋上に戻る。
・・・・・・・・・・・・・・
優Side
加寿がやることがないと言って筋トレを始めた。
もともと最強なのに筋トレしても無駄じゃないかと思ってしまうけど・・・
そんな加寿を見ていると、美結さんが屋上に戻ってきた。
「おお美結。どうだった?」
過酷な筋トレを終えて、息を切らした加寿が美結さんに聞いた。
「朗報だよ。三十分で来るって。」
「まじか!よし!」
加寿は喜びのあまり地面を殴る。
そうすると殴った部分の地面が大きくえぐれた。
「ちょっと・・・・壊れちゃうわよ。」
「ああすまん。喜びすぎた。」
・・・・・・・・
三十分後
加寿Side
無事に航空物資が屋上に届いた。
「中身は・・・」
優が航空物資の中を取り出している。
見る限りだと、四人分の食料と飲料、そして銃弾といったところか。
「銃はないのかよ・・・まぁいいや。」
「無いようね。まぁ高校生だし仕方ないわ。」
航空物資を一通り見た後、大毅が口を開いた。
「よし、じゃあこの学校を出よう。用意してくれ。」
「了解!」
俺たちはこの学校を出ることにした。
To Be continued................




