表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/68

大襲撃戦 崩壊の危機

優Side

昼食も食べ終わり、やることがないので、夕方ごろまでそれぞれ自由にした。

真奈美は化粧品の確認をしていて、お父様は社員にメールを送っていて、加寿は学校の校舎で物資を探してくれている。

「化粧品はこれでいい・・・・から、」

「真奈美はほんとに化粧品が大好きね。」

「だって命だよ!?かわいくなれるし!」

「すっぴんもかわいいと思うのだけど。」

「そんなわけないじゃーん。すっぴんだったら優のほうがかわいいよ!」

「そ・・・・そんな。照れるじゃない。」

「あー!優が照れてる!かわいい!写真とっとこ!」

「や・・・やめて・・・」

真奈美にはよくからかわれる。

普段冷静にしている分、少し動揺するとからかいやすいらしい。

まぁ、真奈美ならいやではないのだけれど。

「あ、そういえばお父様、今の日本の状況はどうなってるの?」

「少しずつだが感染が進んできているようだ。ワクチンができるのも時間がかかる。人類の滅亡が先か、ワクチンができるのが先か・・・」

「ワクチンね・・・大体の見当もついてないの?」

「そうだな・・・当初の予定なら1ヶ月でできると言われていたのだが・・・」

「いまはそんなに人がいないものね・・・時間がかかってしまう・・・。」

「そうだな。大体三年かかるかかからないか・・・そんなところだな。」

「三年!?」

私はその言葉に驚愕した。

三年もかかるのでは、この感染力を考えると間に合わないだろう。

適性のある人も、限りなく少ない。

「今のところ生き残ってるうちの研究員は、三十人ちょっとくらいだな。その中でのワクチン製造課の奴は15人・・・半分しかいない。」

「そんな・・・」

どうにかしてこの感染を止める必要がある。

そうしないと、私たちも持たない。

「この学校の生徒たちはどこに避難したんだろうな・・・」

「さぁ・・・無事だといいけど・・・。」

「きっと無事よ。しぶといやつもいるから。」

「そうだね。」

みんなの不安は、どうしても拭えないのかもしれない。

たった一人、最強を除いて・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

加寿Side

昼食後暇だったんで学校内を散策することにした。

やはり昼間とは言え薄暗く、不気味な雰囲気を醸し出していた。

「なんもいねえ・・・これじゃ暇だぜ。」

今の階のHR棟についた。

一つ一つの教室を見ることにした。

「お・・・あれは。」

3-Dの教室に一人の感染者を発見した。

女子生徒で、わき腹に噛まれた跡がある。

「かわいそうだけど・・・いや、かわいそうだから殺すのか。」

俺はその女子に近づいた。

「ヴヴヴヴっヴヴ」

その感染者は俺に気づき、よろよろと俺に近づいてくる。

俺はそいつにできるだけ小さい力で、ストレートを食らわせた。

「ヴヴ・・・・・」

それだけでそいつは力尽きた。

「まさか、女子を殺すなんてな。」

まったく接点のない先輩だったとしても、女を殺すのはためらってしまう。

でも感染している以上、危害を加えてくる。

本意ではないが殺すしかない。

「クソ・・・・」

俺はこんなことになった世界を憎んだ。

・・・・・・・・・・

午後4時頃、散策も大体終わり、戻ることにした。

昼でも薄暗かった校内は、夕方になりさらに暗さを増していた。

こうなってくると感染者の姿もうまく見えなくなってしまうので、早く屋上に向かう必要がある。

しかし、向かう途中、窓から見た風景に俺は驚愕した。

「何だあの感染者の量・・・」

どこから嗅ぎつけてきたのか、数えきれないほどの感染者がこの学校の正門からなだれ落ちてきていた。

さらに観察していると、一人の小柄な女子がこの学校の柵をよじ登っていた。

「あいつか。」

原因が分かった。

あの女は、銃を持ってる。

「なってしまったことはもう遅い!屋上へ行くか。」

・・・・・・・

「おいみんな!見たかあのゾンビ行列!」

屋上のドアを開けて、みんなに確認をとる。

あの惨状を確認しないと、俺たちは死んでしまう。

協力が必要だ。

「ええ。見たわ。一人女の子が銃を持ってたわね。」

「うちも見た。あの感染者、こっちに来たら対応できないよ・・・」

「俺も確認済みだ。作戦を考える暇もないだろうから・・・今から迎え撃つぞ!」

「了解。優と真奈美はここにいてくれ。」

「ええ・・・・女を舐めないでよ?」

「そういうことではない。一応大事な仲間だ。失いたくないからここにいてくれ。無線をうまく使ってくれよ。渡しとくから。」

そう言って俺は優に無線機を渡した。

散策時に二つだけ見つけて、うまく有効活用できそうだったので、持っていくことにした。

「分かった。気をつけなさいね。」

「分かってる。指示、頼んだぞ!」

そう言って俺は屋上から飛び降りた。

今までに聞いたことのないような衝撃音とともがして、地面が大きくえぐれた。

もちろん痛みは感じない。

上手く着地できたので、タイムロスを防ぐことができた。

俺はダッシュで正門へ向かう。

【加寿!聞こえる?】

「ああ。聞こえる。」

【正門のちょっと手前、女の子が警戒してるわ。撃たれないように気を付けて。】

「ああ。わかってる。」

目の前にあの銃を持った女子が映る。

「危ないぞ。そんなとこにいちゃ。」

そう言って。俺はその女の手を引いた

「ちょっと、自分で歩けるから。いいから。」

「それじゃ間に合わねえ。おい、投げるからうまく着地しろよ。」

「え、え?」

「優、今から女子をそこに送る。上手くキャッチしてくれ。」

【ええ・・・・まぁ、わかったわ。】

そう言って俺はその女を屋上に放り投げた。

「きゃあああああああああ!!!!」

悲鳴を上げながら、彼女は俺の目標通り屋上につく。

優がうまくキャッチしてくれたようだ。

「その女子に上から援護をお願いしてくれ。」

【了解。殲滅できるかしら?】

「もちろんだ。それよりも・・・」

【どうしたの?】

「さっきから大毅の姿がない・・・」

【どこかで苦戦してるのかも・・・でも加寿はそいつらを殲滅して!】

「わかった!」

無線を切り、正門をよじ登る。

上り終わったころに足をつかまれるが、渾身の蹴りをお見舞いした。

その一撃で頭が吹っ飛ぶ。

「どうすればいいんだ!こんな数さばききれない!」

【頑張って!こっちも応戦してる!学校内にはいってきたのよ!】

「なに!大丈夫か!?」

【お父様が何とか戻ってきてくれたわ!今女の子も協力してくれてる!】

「そうか!こいつら倒してすぐ向かう!」

【死なないでね!】

「お互いな!」

俺はこいつらを相手にすることにした。

・・・・・・・・・・・・・

大毅Side

加寿が屋上から飛び降りた後、俺は急いで昇降口に向かった。

「しまった・・・」

昇降口にはシャッターが下りていて、先に進むことができない。

シャッターの先から、複数人がたたく音がする。

「もう入ってきてるのか・・・・!」

このシャッターが壊れるのも時間の問題だろう。

「他に道はないのか・・・」

俺はシャッターを開ける非常用ボタンを押した。

そうするとシャッターが開き、二十体ほどの感染者がなだれ込んできた。

「くそっ!」

俺は手に持ってたナイフとハンドガンをうまく使うことにした。

まずは一番手前にいた感染者の首元にナイフを突きつけた。

そうすると奴は倒れ、動かなくなる。

一体を倒したが、俺じゃこの数は倒しきれない。

「こっちだ馬鹿ども!」

俺は、こいつらを屋上におびき寄せることにした。

・・・・

「お父様!どうしたの!」

「校舎の中に感染者が入ってきた。数が多いからここで相手にするぞ!」

「分かった。真奈美は下がってて!あなたはどうするの?」

「この銃があれば倒せる!任せて!」

優の隣に見慣れない女子がいた。

「誰だ?」

「あ、挨拶遅れました。山崎、美結といいます。」

「わかった、よろしく。」

「きたわよ!準備して!」

俺と優はハンドガンを構えた。

・・・・・・・・・・・・・

襲撃戦後・・・

加寿Side

「みんな無事か!」

俺は屋上のドアを開けて、目でみんな揃ってるか確認する。

「みんないるな・・・よかった。」

「終わったけど・・・もう弾がないわ・・・。」

「私も。」

「俺もだ。」

ピンチは乗り切ったが、この場を離れるのも近いな・・・・

襲撃が終わったころには、空は暗くなり、月が出ていた。

「さぁ、終わったんだ。ゆっくり休もう。」

「早く着替えたい・・・」

「真奈美さんどうしたのそれ・・・?」

「ああこれね・・・いろいろあって・・・。あはは」

俺たちの間に、再び平凡が訪れた。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


とある戦闘機

「機長、あそこ見てください。」

「何だあの感染者の量は・・・」

「生存者がいるかもしれません。美結。調査してきてくれ。」

「了解です。」

そう言って美結は戦闘機から離脱した。

「俺たちは救援物資を取りに戻ろう。」

「そうですね。美結からの無線を待ちましょう。」


To Be continued...............



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=160432594&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ