表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/83

番外編 (あの旅空の下)ルナとカル旅の始めの方

あの旅空の下(「あの空の下」番外編14)

present by noel





「カル、こっち!」


家の壁と壁の間から顔を出してルナはカルを手招きした。




「なに?ルナ~どうしてそんな所に居るの~?」


にこにこしながら寄って行くカルに、黙って、


とでもいうように、口元に人差し指をもっていき


早く早くと手招きを早くした。


カルは、にんまり笑って今度は黙って


ルナの隠れている場所に自分も身を潜めた。




「・・・・・どうしたの?僕と二人っきりになりたかったの?」


カルが、小声でルナの耳元に囁くと


ルナは、真っ赤な顔で勢い良く振り返ると


ブンブンと首を振った。




「・・・バ・・馬鹿言わないの!・・・


ほら、あそこ、姉上とカイルと・・・それからルイドの奴だ・・」


「・・・え?・・どれ?」


ルナが指を指すほうを向いたカルは、


おそらくルナを探しているだろうサラ達を見て一瞬動きが止まった。




「たぶん、私を連れ戻しに来たんだ


『ムーンティア』なんて見つけられるわけないって


ちゃんと王宮に戻りなさいって!」


そう言いながらルナは、カルを振り返って


動きを止めたカルを目にとめ


ムゥとした表情をした。




「・・・・・・姉上綺麗だと思っているんでしょ?」


「やだな!ルナ、焼餅焼いてるの~?


うん、確かに綺麗だけど~僕は、ルナの方が良いな~ん」


ルナの言葉にカラカラと笑ってさっきサラを見ていたことなんて


なかったようにルナの頬にすばやくカルは、口付けをする。






「な!なな!!・・・・カル!!?」


口付けられた頬に手を当てて


顔から湯気が出そうな程真っ赤になるルナの顔を見て


クスクスとその瞬間だけ、


まだ少年の身だと言うのに、いつになく色気を感じる表情で笑うと


その直後には取り消すようにヘニャンと笑って




「ごめ~ん~照れちゃった~?」


と言うので




「もう~!」


とルナはカルの頭を叩いた。










「あ!見つかっちゃった~逃げろ~!」


カルの声に驚いてサラの方を見ると


此方に走ってくる所だった。




「あ!ホント!大変!カル!!」


ルナとカルは手を繋いでその場から逃げ出した。














それは、父と母を生き返らせるための


『ムーンティア』


を探す旅のほんの始めの頃の出来事




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ