第一部あらすじ
遥か昔、月の女神が人間の王に恋をした。
女神に愛されし王の子孫である、
巫子大国、サフラ巫子王国の王女ルナは、
まだ甘えん坊だけどしっかりした12歳の女の子、
強い魔力を持つ王族にあってまったく
魔力を持たずに生まれてきていた。
魔力を待たない自分を深い愛情で包んでくれた両親が殺された。
ルナは不審な死に方をした両親を、生き返らせたいと、
願いを叶える事が出来ると言う伝説がある、
月の女神の涙、「ムーンティア」を探す旅に出た。
しかし、追いかけてきた姉女王サラは、ポーとしてるし、
その婚約者ルイドは、なんと、どうやら
ルナ達の国と因縁深い魔族らしい様子。
姉女王を密に想っている、護衛のカイルは、融通が利かないし
そのうち「ムーンティア」が優勝の景品になっていると噂の
競技大会で他国の皇子リュクシスに何故か求婚されてしまった・・・・
リュクシス皇子は、
婚約する事で同盟を、そして欲しい情報を渡しましょうと・・・
そしてその代わりに自分を殺して欲しい
と言って来た。
戸惑うルナだったが・・・。
そして、共に旅をして来た
ルナを好きだと言ってくれた少年カル
心を許し始めていた
彼の正体がルイドの父で魔族の王
深紅の魔王だったとは・・・
まだルナは知らないのだった。
そんな中、闘技場の地下で魔女の召還が行われていた。
召還の衝撃で揺れる闘技場でルナ達の所に、
国からの迎えが来る。