彼氏のためなら[私]
私、峰岸 優子は16歳高校1年生成績も運動神経も全て普通の
地味な女子高生だ。
でも、周りからはどう見えてるか分からないが、
今の私は、
幸せでしょうがないなんて言ったって、
彼氏がいるからだ。
高校2年生の河原 隼人という男子だ。
部活は、サッカー部に所属している。
先輩の部活が無い日は放課後デート。
[こんなに幸せでいいのだろうか?]
と思っていた・・・
だが、ある日のこと
私が、
「明日は部活休みだったよね?」
「あぁ・・・」
アレ?なんか、違和感が・・・
「放課後どこ行く?」
「・・・」
「先輩?」
「!あ・・・あぁ・・・」
「疲れてるんじゃないの?あはは」
「・・・」
「で!明日どうする?」
「ちょっとしんどいから、メールで決めよう・・・」
「うん・・・」
「じゃあ、ばいばい」
「うん!」
なんか、おかしくなかった?
雰囲気が一瞬にして冷えたっていうか・・・
よく考えれば、
告白したのも私だし・・・
先輩は優しいから・・・
携帯が震えた
「わ!メールだ!!」
《ごめん。やっぱり明日、無理だ。》
え・・・
もしかして浮気?
な訳ないよね!!!あはは・・・
「アレ?」
[一気にどしゃ降りの雨のように優子の目からは涙が零れていった]