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異世界ものづくり商会記 〜趣味だった「YouTube真似してものづくり」の経験を活かして快適に暮らそうと思います〜  作者: 積と和〝


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王都でのできごと

本日2話目です。前話の読み飛ばしにご注意ください。

数日後、村に騎士団が来た。


朝の静けさを裂くように蹄の音。

金属の擦れる音。


子供が指をさす。

大人が息をのむ。


銀の鎧が朝日に光る。

眩しい。


旗が風に揺れる。

王家の紋章。


村人がざわつく。

「本物だ」

「王都の騎士だ」

「すげぇ……」


隊長が前に出た。

馬を止める。

視線が鋭い。


そして言う。

「盗賊団討伐の報告を受けた」


ざわめきが一瞬止まる。

空気が張る。


シェリーが前に出る。

少し緊張するが、でもしっかりと説明する。

「クロスボウ、それに罠を使いました」


隊長が眉をひそめる。

理解が追いつかない顔。


「罠?」

「はい。落とし穴と、拘束用の仕掛けです」


隊長は驚いた。

エリックを見る。


「これ全部お前が?」


エリックが頷く。

少しだけ照れた顔。


「DIYです」


沈黙。

数秒。


「何だそれ」


騎士の一人が小さく吹き出す。

別の騎士が肘でつつく。


隊長はため息。だが興味は消えない。


「妙なやつだな」


盗賊たちは縄で縛られている。

ぐったり。

完全に戦意なし。


騎士団は盗賊を連れて行った。

手際よく、慣れた動きだ。


村人が道を開ける。

誰も邪魔しない。


その前に隊長が振り返る。

そして言った。

「王都へ来い」


「え?」


エリックが間の抜けた声。

シェリーも同時に固まる。


「王が話を聞きたい」


空気が止まる。誰も動かない。


シェリーが固まった。

顔が引きつる。


「王様?」


声が裏返る。

信じてない顔。


リオが横から腕を組んで言った。

「出世イベント」


エリックが小声で返す。

「軽いな」



数日後。

三人は王都へ。


道中、馬車は結構揺れる。


シェリーはずっと緊張したままだ。

手が落ち着かない。


エリックは外を見る。

景色が変わっていく。


リオは寝ている。

完全にリラックス。



王都は大きかった。


城壁が高い。

圧倒的。


門が重厚で、街には人々が並ぶ。


人の波。多すぎる。

村の十倍じゃきかない。


巨大な城。

遠くからでも堂々として見える。


シェリーが呟く。

ぽかんとした顔。

「田舎とは違う」


エリックはキョロキョロ。

完全に観光客。

「大都会」


露店。叫び声。

値段交渉。


匂いが混ざる。

肉。

香辛料。

汗。


リオが言った。

鼻をひくつかせる。

「商売の匂い」


目が輝いている。

完全に商人モード。

まず市場を見る。

自然な流れ。


石鹸。

形は雑。

値段は高い。


エリックが手に取る。

少し嗅ぐ。


「これでこの値段…?」


パン。

固い。

重い。


シェリーがかじる。

顔が微妙。

「顎が疲れる…」


家具は作りが荒い。

ガタつく。


エリックが触る。

軽く揺れる。

「雑」


一言。だが本音。


エリックは思った。

冷静に。

「全部勝てる」


視線が職人。完全に分析中。


リオが笑った。そして肩をすくめていう。

「この人怖い」


でも否定はしない。

むしろ期待している。

「市場制圧できるね」


「やめろ」



その後、城に呼ばれた。


門をくぐる。

一気に空気が変わる。


静か。整っている。


エリック、緊張が尋常じゃない。

歩き方がぎこちない。

無意識に背筋が伸びる。


シェリーも緊張。

顔が硬い。

何度も深呼吸。

効果は薄い。


リオだけ平然。

周りを観察。

興味津々。

「内装いいね」


「今それ言う?」



大広間。

とてつもなく広い。

天井が高い。

赤い絨毯。

一直線。


玉座。

その上に王が座っていた。


中年。落ち着いた目。

威厳がある。

視線だけで圧がある。


王が言う。

低く、響く声。


「お前がエリックか」


「はい」


短く答える。

声が少し硬い。


「盗賊団を倒した?」


間。ほんの一瞬。


「村人が頑張りました」


シェリーが少し驚く。

横を見る。


王は笑った。

口元だけ。

「謙虚だな」


周囲の騎士たちも頷く。

好印象。


そして聞いた。

興味を隠さず。


「その武器見せろ」


エリックが頷く。

クロスボウを差し出す。


ざわつく騎士たち。

見慣れない形。


「弓じゃない…?」

「何だこれ」


試射のために的が用意される。


エリックが構える。

迷いなし。


引く。狙う。放つ。


鋭い音。


矢が柱に刺さる。

深く。もちろん抜けない。


一瞬の静寂。

その後、騎士たちがざわつく。

「速い!」

「威力が…」

「扱いやすそうだ」


王が言った。

目が楽しそう。

「面白い」


少し身を乗り出す。

興味は完全に引かれた。

「それだけか?」


エリックが少し考える。

そして言う。

「まだあります」


リオがニヤッと笑う。

シェリーが青ざめる。

「まだ何かあるの…?」


空気が変わる。

期待と不安。


次の瞬間、エリックが何かを取り出した。

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