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プロローグ

ー友人らに感謝の意を込めてー

 まず、手にとって読んでくださり、ありがとうございます。

 これは私が体験しているものをもとに書いているので、広い意味ではノンフィクションと言っても過言ではないでしょう。


 私は逆さ病です。


 逆さ病について、聞いたことが無い人が大多数でしょう。ですが、逆さ病は百万人に一人などと言う珍しい病気ではありません。およそ五十万人に一人という微妙な数字です。ただ、この病気が皆さんに知られていないのは、その病気にかかった殆どの人が『自死』という選択を選んでいるからだと思います。私も支えてくれる人がいなければそれを選んでいるでしょう。

 逆さ病を知らない方に分かりやすくお伝えします。

逆さ病とは脳全体が齟齬を起こし、全てが逆さに見聞きしてしまう病気です。しかし、珍しいことに死亡率は限りなくゼロに近い。死ぬことがないと言っても過言ではない病気です。ですが、その病気での自殺率はほぼ百パーセントです。なぜなら、文字も映像も言葉も、あらゆるものが逆さに見えてしまうのです。言うなれば本を逆さにして読んでいるのと同じだと考えていただければわかりやすいでしょう。この病気には治療法がありません。死ぬまで逆さで過ごさないと行けないのです。

 簡単だと思いますか?

思いませんよね。私自身、この病気に侵されるまで逆さでなんて会話したことがありませんでしたから。私が話す言葉も書く文字も私自身は普通に書いているのになぜか反対側から読むような字で書いてしまうらしいです。家族や友人には紙をそのままにして文字のやり取りをします。言葉で話しても逆さからでしか聞き取りないのですから、話をしても意味がありません。

 さて、ここまで逆さ病について赤裸々に伝えましたが、理解された方より、理解されなかった、信じられない方が多いでしょう。

 しかし、私自身経験しているのです。これは友人に校閲をしてもらいながら書いています。

 逆さにして読んでいる感覚はないのに周りからは本が逆さまだと言われてしまい、知らない人が見たらまず二度見をして驚くでしょう。

 まったく面倒な体になってしまいました。

 これでは、ただの報告なので小説の世界に行くとしましょう。

 どうか、同じような人たちが救われることを私たちは願って

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