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優等生?の日常  作者: 亀閣下
2/4

2.検証?!★



おはようございます

時刻は朝の6時


今は日課の筋トレ(1ヶ月まえからネット見ながら始めた)をしている


『通常スキル【トレーニング】を取得しました』


うおっ!急に体が軽く…なったか?

軽くなった気もするが…


またスキル取得か、この感じだと通常スキルはあまりレアなものでは無いらしいな


というか、そろそろトレーニングもプロに指導してもらった方が良いのかもしれないな、幸い両親からのお小遣いはある訳だし、トレーニングメニューを考えてもらうだけでも…

自衛のためにある程度の体力はあった方が良いだろうしな


まぁ、それは後でいいとして

とりあえず、朝食を食べよう


今日はチーズトーストとホットココアでいいかな


パンにバターを塗って、チーズをのせてトースターに入れて、5分くらい待つ

その間に湯沸かし器に水を入れて沸かして、ミルクを用意して、粉ココアも用意


お、トーストが焼きあがったね

お湯も沸いたから、ミルクと粉ココアと混ぜてっと


ダイニングテーブルへ行くか


っ!やべ

つまづいた、両手がトーストとココアで塞がってるしこのままじゃトーストは大丈夫だがココアを零す、どうすれば…


そうだ!


(【時間停止】発動!)


うわっ!一瞬体が落ちそうになったが…

目線は、動く

だが、動けない!

何故!?


いや待て、動けない訳じゃないな

服が動いてないんだ!


そういう事か、前回は体も動かなかったが今回は体は動くが服は動かないと…

つまり、【時間停止】空間の中で動くには裸になる必要がある訳だ、いや前回は1回で冷静アップしたんだし、Lvが2になればまた変わるかもな


取り敢えず、指から離れたココアの入ったカップにまた指を入れて、体勢を服の中で出来る限り正して


(【時間停止】終了)


とっ!ギリギリセーフ


びっくりしたー、だが【時間停止】の新たな可能性に気付けたな




今回はLvアップは無しか

というか、ステータスにLvアップてさながらゲームだよな、未だに夢じゃ無かったことが信じられん


いやまぁ、なったからには受け入れた方がいいんだろうけどな


今後する【時間停止】の検証としては、時間停止中に何かに触ったらどうなるのか、Lvアップはどれくらいでするのか、Lvアップして変わった所、とかか?


まぁ、一先ずは朝食を食べよう



美味しかった



よし、早速検証の開始だ

まず、棒を持って


(【時間停止】発動)


時間停止を発動させて棒を持ってる手を開く


(【時間停止】終了)


時間停止を終了させると…


カラン カラン


棒は落ちると


『唯一スキル【時間停止】がLv2にLvアップしました』


おっ!Lvアップか

じゃあこのまま、【時間停止】を発動させて何が変わったのかの検証だな


(【時間停止】発動)


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唯一スキル【時間停止】

現在クールタイム中 2秒

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っ!クールタイムなんてあるのか…

これは、クールタイムがどうな感じで使われてるかも気になるな


まぁ、とりあえず発動してみよう


(【時間停止】発動)


まず、目線は動く、手足も動く

抵抗もな…


ズシン


コケた…

何かにつまずいたのは分かったが、なにに?


僕は後ろを振り返る


そこには、さっきまで僕が履いていたスリッパがあった


自分の体を見る、服は着ている

つまり服は動くはずだ、なのになんでスリッパの時間が停止している?


っ!!

自分の肌に触れている事が条件か?


今僕が着ているのはTシャツにパンツにズボン、靴下だ


気になったので、靴下を脱いで見たが僕が靴下を持っている手を話した時に時間が停止した


つまり、スキル発動時に僕に触れたものだけ、時間が停止せず僕から離れると時間が停止するということかな?


てことは、アナログ時計を使って時間停止をしている時間をはかることが出来るわけだ


これは、ますます面白くなってきたぞ


(【時間停止】終了)


でだ、クールタイムを調べるために


(【時間停止】発動)


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唯一スキル【時間停止】

現在クールタイム中 16秒

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ということは時間を停止した秒数がクールタイムになるわけか、これ実質人生が2倍になってないか?


そういえば時間停止をしている時僕の時間は動いているんだから、時間停止を使う分僕は老けるんだろうか?


そうなると困るな、僕の体の時間を停止したまま動けたりしないのだろうか?

いや、流石に出来ないか


時間停止中に時間停止していないものの時間が経過するのか調べる為に必要なものか…


ペンライトが確かあったよな、これを使えば光が消えたかどうかで判断できるだろ


とりあえず、アナログ時計とペンライトが必要か、確かどっちもリビングの端の棚に入ってた筈…


お、あった、あった


今回はアナログ腕時計を使ってどの位時間停止が出来るのか(クールタイムを見ればいい気もするが正確にはかろう)、ペンライトを使って時間停止している中で時間は経過するのか、の検証をする


時間停止できる時間が長すぎた時の為に本でも持っとくか?

う〜ん、一応持っておこう


アナログ腕時計を腕につけて、ペンライトを折って光らせて、本を持って


(【時間停止】発動)


腕時計を確認する、しっかりと秒針が動いている、まてよ?秒針が動くなら時間が経過していると言えないか?

さては、ペンライトの意味無い?

いやまぁ、一応持っておこう


あとは、読書だな

持ってきた本は2日前にネットで買った、『わかりやすい日本神話 天孫降臨編』だ。

日本神話は神様の数が凄すぎて覚えられる気もしないし、覚える気もないが日本人として自分の国の神話くらい知っておきたいなって事で買った本だな。



あ、ペンライトが消えた

時間停止中でも時間は経過するんだな


ん?待てよ、これいつ時間停止が終わるか分からなく無いか?

時間停止中と時間停止してない時に景色の違いなんて無いし、窓開けてないし扇風機もエアコンもつけてないから風は来ないし…


そうだ、ペンライトを空中で離して置けばいいのか、時間停止が終わったら落ちるから分かるな


よし、そうしよう



カラン カラン


あ、落ちた

というか、何か警告とかは出ないのか

クールタイムが出たから、出そうだと思ったんだが…


あ、時間は…1時間だな


『通常スキル【読書】を取得しました』


っ!

おっ、またスキルゲットか


まだ、この急に声が聞こえてくる状況には慣れないな


多分クールタイムも1時間だろうから、その間は読書の続きでもしてるか


一応の確認


(【時間停止】発動)


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唯一スキル【時間停止】

現在クールタイム中 59分42秒

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クールタイムはスキルを使った時間分てことで良さそうだな、タイマーをセットしてっ、と


【読書】があるのなら【速読】とかもあるのかね?目指してみるか



いや〜、思ってたより面白かった


『通常スキル【速読】を取得しました』


お、スキルも取得かいい感じだな


僕的にはイワナガヒメの話とウミサチヒコとヤマサチヒコの話が面白くて好きだな、浦島太郎はヤマサチヒコの話をモデルにしてそうだなと思った、そこら辺を今度調べてみるか



ピピピピッ♪ ピピピピッ♪



もう1時間経ったのか


そうだな、あとこのスキルに着いて気になることがあるとすると…


時間停止中に物を投げたらどうなるか、とかか


なら、このペンライトをそのまま使えるよな


今度読む本はそうだな〜、『おもしろギリシャ神話』にするか、最近神話関連の本を読むのにハマっている、意外と面白くてな


(【時間停止】発動)


まず、本を落とさないようしっかり持って、ペンライトも持って投げる!


お〜、手から離れた瞬間に時間が停止するはするんだな、でここから時間を元に戻すとどうなるかだが…本が読みたいからまた限界まで粘ろう、いや、クールタイムが使った時間と比例するならば今終了しても関係ない気もするが


僕は本が読みたいんだ



あっ、やべ


本から手を離してしまった!

いや、まだこのページだけは読める、このページを読み終わったら、スキルを終了しよう


よし、読み終わった


(【時間停止】終了)


ヒュン


うわっ?!

あ、忘れてたペンライトか…

思ったよりとんだな


本を読んでて思ったんだが、ギリシャ神話のゼウスはなんか女性でハーレムを作っている印象があったが、まさか一夫多妻ではなく一夫一妻でゼウスが浮気性だったとは…


ほかの話も衝撃的だったがな、自分の子供を次々に呑み込んで行くとか、神話ってぶっ飛んでるよな


『唯一スキル【時間停止】がLv3にLvアップしました』


お、Lv3か…

でも、クールタイムが1時間弱あるしな


クールタイムが終わったら、またどれくらいで強制終了させられるか、何が出来るようになっているかの検証が必要だよな


暇だし、社会の年表でも覚えるか



『通常スキル【暗記】を取得しました』


ピリリリッ♪ ピリリリッ♪


もう1時間か、スキルも取得と…

通常スキルはほんとに日常生活を送っていれば取得できる通常のスキルなんだな、唯一スキルと比べるべきじゃないのかもしれないが、本当に同じスキルという分類なのか不思議に思えてくる、あまり通常スキルの恩恵も実感出来ていないしな、Lvも無いようだし、唯一スキルと違いそれが出来る事の証的なものなのかもしれないな



え〜と、腕時計よし、時間停止が終了したことを知らせる用のペンライト(これは別になんでもいいが)よし、暇つぶし用の本『簡単エジプト神話』よし


(【時間停止】発動)


目線は動く、体も動く

時計も動いているし、本も動かせていると…


余り変わりは分からないな、ペンライトを座っている僕の肩位で離して、時間停止が終了したら分かるようにする


で、時間停止が発動する前に僕が触っていなかったものを触って動くかを確認する、動かないと


う〜ん、他になにかすることといえばペンライトを投げることだが、あれは少し危ないし…


勉強部屋で勉強してたんだから勉強部屋発動すればよかったんだが、何故かリビングで発動してしまったしな…


いいや、本を読もう(本当は本が読みたいだけ)



っ、時間停止中は椅子も動かせないのか

これなら地べたに座った方がいい気もしてきたな、若干動かない椅子がストレスだ


地べたで読もう

で、本を持って…持って


あっ!本から手を離してしまった…

マジか…いやでも、一旦終了させればいいだけだしな


取り敢えず、残り1ページだけ読めるから

それだけ読むか


?、何かが本に着いてるな、ホコリか?

いや、でも本の中にホコリが着くか?


おっ、とれた


あれ?本が動いた?!?!?


もう一度触る、動く

ページをまくる、できた


?!?!?!


もしや、Lv3は…


肩らへんにあるペンライトを握って自分に引き寄せてみる、動いた


Lv3では、発動時に自分に触れていたものを1度手放しても時間を停止させるかさせないか選べようになるようだな


一応、確認の為に…


もう一度、ペンライトを僕の肩の位置に戻し

動くな、と念じながらペンライトを指で弾くが動かない。

今度は動け、と念じながらペンライトを指で弾くと…動いた!


やはり!


と、いってもミスで本を読めなく無くなるだけで他に何ができる?


意外と微妙かもしれない…


Lvを上げれば何とかなるかな?

多分だが、Lvアップの仕組みはスキルLv数だけスキルを使えばスキルLvが上がる、であっている筈だ、だから、Lvになるには今回を入れてLv3になってから4回時間停止を発動させれば言い訳だよな。


それとも、上手いこと噛み合っているだけで仕組みは違うのか?


これが終わったら、時間停止を発動させたらすぐ終了してを3回繰り返してみるか


いまは読書だ、読書



カラン カランッ


終わりか…

時間は…1時間半だな


エジプト神話で好きなエピソードは、空の神と大地の神が抱き合っている間に父親の大気の神が入ると言う話だな、なんとも笑えるような、納得できるような不思議な感じだ


さて、クールタイム中の1時間半何をしようか、どうせなら通常スキルをなにかとりたいよな、今までの通常スキルもだいたい1時間位で取得出来ていたし。


いまのステータスは


(ステータスオープン)


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名前:桐嶋 氷牙

年齢:13

身分:私立 華麗中等学校 1年A組(次席入学)

1年学級委員会 委員長


▰[唯一スキル]

【時間停止】Lv3 ランクS

▰[通常スキル]

【考察】【熟考】【冷静】【トレーニング】

【読書】【速読】【暗記】

▰[称号]

【原初の10人】【覚醒者(世界一)】

【ステータス解放者(世界一)】

【スキル取得者(世界一)】

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こんな感じか…


今までは普通に日常生活を送っていた中で取得出来たものだ、で、今回はどうせ取得するなら自衛用のやつを取得したいし、石でも投げるか


えー、まず庭に出て石を集めて、投げる、全て投げ終わったら、また投げるの繰り返し



『通常スキル【投石】を取得しました』


お、スキル取得か


時間は…1時間20分30秒


まぁ、石を拾っている時間もあったしな、妥当っちゃ、妥当な時間だな


残りの10分は昼食の準備でもするか

というか、時間停止をこまめに使ってLvアップするのかを調べるんだから、普通に昼食を作っちゃうか


昼は、う〜ん

朝はパンにしたからご飯で、おかずは…面倒臭いしカレーにするか



なん…だと?!

家にカレールーが無い!

嘘でしょ?マジか!


しょうがない、ここはレトルトにするか(完全にカレーの気分だったので変える気は無い)


米を1カップはかる、米をザルに入れる、米をとぐ、水を流す、もう一度とぐ、水を流す、さらにとぐ、水を流す


米を水に浸す(30分)


暇!


ピリリリ♪ ピリリリ♪


お、時間か


(【時間停止】発動)



(【時間停止】終了)


いーち


(【時間停止】発動)


(【時間停止】終了)


にーい


(【時間停止】発動)


(【時間停止】終了)


よし3回


『唯一スキル【時間停止】がLv4にLvアップしました』


キタコレ、Lv上がっちゃったよ


ん?少し待てよ


唯一スキル【時間停止】の発動条件に唯一スキル【時間停止】のクールタイムが終わったらを追加変更


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追加変更に成功しました

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よし、今はクールタイムが終わっているので発動はしない(終わった瞬間に発動するのでもうクールタイムが終わっているから発動しない)


唯一スキル【時間停止】の停止条件に発動してから1秒経ったらを追加変更


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追加変更に成功しました

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これを使えば、永久機関に…


(【時間停止】発動)





『唯一スキル【時間停止】がLv5にLvアップしました』


よしよし


『唯一スキル【時間停止】がLv6にLvアップしました』



『唯一スキル【時間停止】がLv7にLvアップしました』




『唯一スキル【時間停止】がLv8にLvアップしました』





『唯一スキル【時間停止】がLv9にLvアップしました』






『唯一スキル【時間停止】がLv10にLvアップしました』


『唯一スキル【時間停止】のランクアップが可能になりました ランクアップしますか?』


なんだ、なんだ?

Lvアップの速さに圧巻されてたらランクアップとかいう訳の分からん単語が出てきたが…


『唯一スキル【時間停止】のランクアップが可能になりました ランクアップしますか?』


あ、もう1回聞かれるやつなのね


『唯一スキル【時間停止】のランクアップが可能になりました ランクアップしますか?』


する、します、はい

この機械音と言うかなんというか、形容し難い声に圧をかけられて耐えられる人間は居ないんじゃないだろうか


『唯一スキル【時間停止】ランクSが唯一スキル【時間操作】ランクSSにランクアップしました』


おぉ!

おぉ?

おぉ?!

はぁぁ?!?!








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